マンガで英語多読入門②(『多聴多読マガジン』 Presents)
漫画・畑中 莉羅 構成・『多聴多読マガジン』編集部
[第2回] 「【簡単な】英語の本」ってどのくらい?
「英語で本を読む」ことは、日本に住んでいて、英語ネイティブと接触がないという人でも気軽に取り入れられる学習方法です。
英語多読にはメリットがたくさん!
でも英語多読をするには、無作為に好きな本を選んで読むのではなく、ちょっとした「コツ」が必要です。
この連載で、ネコ山先生とリンちゃんといっしょに英語多読について学んでいきましょう!
(1)「簡単」ってどのくらい?
前回、分厚い洋書を選んで、読むのに挫折してしまったリンちゃん。ネコ山先生から「薄くてやさしい本から始めてみよう」とアドバイスされます。
英語の本をスラスラ読めるようになるには、まず簡単な英語の本をたくさん読んでいくことからがスタート。
では、リンちゃんにとって「簡単なレベル」とはどのくらい?
(2)リンちゃんのために英語の本を持ってきた!
(3)今まで訳読方式の勉強しかしてこなかった……
日本語に訳しながら読んでいたリンちゃんに、猫山先生のツッコミが入ります。
そう、ネコ山先生のいう「簡単なレベル」とは「日本語に訳さなくても理解できるレベル」のこと。
多読の第一歩は、日本語訳するクセを直して、「英語を英語の語順のまま」理解する読み方を身につけることなのです。
今まで訳読方式の英語学習しかしてこなかったリンちゃんはショックを隠せません。 がんばれ、リンちゃん!
多読の心得②
日本語訳をしないで、英語を英語の語順のまま、理解しながら読んでいく
「簡単なレベルから」とは「日本語に訳さなくても理解できるレベルから」という意味でした。
脳に、英語の回路を作るというイメージでしょうか。
では、具体的に、英語を英語のまま理解するにはどういうやり方があるのでしょうか? 次回に続きます。
やっぱり、イラストがたくさんあって、やさしい本がおすすめです
簡単な絵本に抵抗があるようだったリンちゃん。
でも英語多読には、やさしめの英語の本がおすすめなのです!
やっぱりおすすめは、GR と LR です。
GRとは
GR(Graded Readers)は、英語学習者向けに語彙制限されたリーダー。私たち日本人(もちろんそれ以外の英語ネイティブではない外国人も含みます)が英語の勉強をするために作られたリーダーのこと。
ELT Readersと呼ばれることもあります。
LRとは
LR(Leveled Readers)は、英語圏のネイティブの幼い子どもたちが読み方を学ぶためのリーダーです。
ネイティブの子ども向けですので、意外とトリッキーな単語(現地の子どもたちにとっては馴染みがあっても、私たちにとっては初めて見るような単語)も出てきます。
それでは、「自分に合った簡単なレベル」の見つけ方とは?
次回に続きます!
『多聴多読マガジン6月号』は、5月6日(金)に発売!
6月号の『多聴多読マガジン』は、「英語でアニメを楽しむ」特集!
自分の推しを英語で語りたい人必見です。
「アニメにあんまり詳しくないけど、英語学習してみたい」という人にも、とっつきやすい作りになっています。
ぜひお手に取ってみてください。
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