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企画職フィクションあるある

医療ドラマあるあるで絶対ありえない話とかよく耳にしますが、私は「企画職絶対ありえない話」があらゆる漫画の設定とかであるよな~と思っています。

プレゼンからのプレゼン…ずっとプレゼンするやん⁉

いやいや、プレゼンばかりやってるわけじゃないからね⁉
むしろプレゼンは通過点というか、そんな一ヶ月に何回も開催されるものではありません。
プレゼンに至るまでの過程が色々あるわけですね。
情報収集、過去事例収集、今動いてる案件の効果測定を始め、予算算出から様々な地味な作業をやっています。
一体……! 君たちは……! いつ資料作成をしているんだッ!笑

大会議室での社長決裁プレゼンで意見が飛び交いギスギスする

会社の規模によっては毎月社長にプレゼンすることもあるかと思いますが、基本的に部長クラスまでのチェックは下りた段階で最終プレゼンに上がってきます。基本的に納得させるべきは部長以上の決裁権を持っている方なので、メンバー及びリーダーや部長などは一蓮托生な仲間です。
この最終プレゼンに至るまでに何度も会議を重ねているため、このフェーズにまできて仲間内で議論が発生することはありません。
決裁権を持っている取締役とかが何かに疑問を抱いたら、チーム一丸となって説得を試みる一体感が生まれます。
企画屋同士のライバル視とかも創作ではありがちですが、実際はお互い助け合いという感じが凄いあります。自分の企画のプレゼンのときに援護射撃してもらったら、逆にお返しする優しい世界ですね。
ひとつのチームにいる企画屋は個性がバラけているというか、似たような思考の人を企画職に入れても会社的に仕方が無いので、必然的に自分とは違うタイプの同僚が多くなります。そのため、争うというよりお互いの長所を尊敬しあう方がお互いの成長的にも効率よくなります。
また企画屋は「自分にできない技術を持っている人に業務をお願いする」ことが多く、プロジェクトを進行するために多くの人と関わることになります。基本的に好かれていないと仕事が進め辛いので、本人の性格は悪くても人当たりは普通に良かったりします。仕事をちゃんとしてくれれば本性はぶっちゃけどうでもいいので、企画屋をしていたときは本当にメンバーも個性的で面白くて楽しかったですね。
とにかく結論として、最終プレゼンで同僚と足を引っ張りあうことはマジでありません。割と上位レイヤーまで話を通して何度も会議して固めた内容を出しているので、ドラマチックな展開は無く淡々とプレゼンの質疑応答は進んでいきます。

ひらめきが大事!の雰囲気

ひらめきも大事なんですが、どちらかというと「数字やデータに基づいて企画を練ることができるか」に尽きると思います。
ひらめきオンリーだとインターン入れてその人にその業務だけやってもらえればいいので、実際に数字やデータに落とし込んでどう実現させるかっていう地味な資料作成を日々やっているというイメージです。
フィクションだと「何かひらめいた!」→「商品できた!」みたいなざっくりした流れで進みがちですが、ひらめくのと形にするのは別能力で、企画屋はどちらも兼ね備えていなければならない存在だと感じます。

謎のキラキラ感

営業や広報ではないので、そんなに表舞台に出ることはありません。
フィクションだと広報要素が少し入って来ることもあり「何で自分で宣伝してるんやろ」と思ってしまうときがあります。
勿論物を作ったときの試作品チェックは積極的に行いつつも、それを売りさばくのは企画屋の仕事ではありませんし、勿論他社との飲み会もありません。企画屋が呼ばれるケースもあるかと思いますが、基本的にフロントに出る職種ではない感じです。
企画は花形っぽく描かれることが多いですが、実際は地味で数字とデータに基づいた根気が必要な仕事です。

色々書いてきましたが、なかなかドMな仕事をしてたんだなと振り返って思います。結構板挟みになることが多い仕事なので、向き不向きがあると思います。ただ適性があるから配属されるパターンの部署なので、営業か技術職で普通に仕事をしていたら、適性のある人が異動になるとか、転職時に企画にジョブチェンするとかになる感じかなと思っています。

また企画に戻りたいか?と言われるとそうでもないですね……。
とにかく今のクソ暇税金無駄吸い職から素早く離れたいです……。
転職活動をしてますがやっぱりフルリモートに戻りたい……。

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