SYMBOLについて初心者にわかりやすく要点まとめ
以下7分程度で読めるよう、要点をまとめてみました。
【SYMBOLとは?】
SYMBOLとはブロックチェーンの名前であり、そこを流通する暗号通貨は『XYM』(ジム)となります。
ブロックチェーンシステム名:SYMBOL
システム上を流通する通貨名:XYM
手に入れるには、ビットバンク(bitbank) の「取引所」で日本円と交換します。
SYMBOLはNEM(ネム)というブロックチェーンをバージョンアップさせ、2021年3月に誕生しました。
【SYMBOLになってどうなったのか】
大きく3つ紹介したいと思います。
1.取引スピードがアップ
他通貨と比較してみると
※1秒間あたりの処理件数
ビットコイン:7件
イーサリアム:15件
リップル :1000件
VISA(クレカ):4000~6000件
SYMBOL :4000件
となっていて、有名な暗号通貨と比べればはるかに速い処理速度です。
2.同時処理(アグリゲートトランザクション)ができる
映画などで人質と現金の交換というのは非常に緊張感あるものです。
先に渡せば一方が裏切る可能性があるからです。
ですから同時に交換したいはずです。
映画に例えましたがこれはどんな取引でもできれば同時に交換したいものです。
SYMBOLではこの同時交換ができます。
これをアグリゲートトランザクションと呼んでいます。
3.配当報酬(ハーベスト)が簡単に得られるようになった
XYMを1万枚以上保有していれば、専用ウォレットアプリ(アルカナウォレットなど)から設定して配当報酬が得られます。
【SYMBOLの将来性】
そもそもブロックチェーンが世の中にとってどうなるかという点で言えば、
世の中は仲介業というものが無くなってきている
という大きな観点がまずあるように思えます。
youtubeの台頭が分かりやすいです。
youtubeの発展とともに、仲介業たるテレビ局がタレントとお茶の間をつなぐ意義がなくなりつつあります。
本来仲介業は「その部分が不便だから存在する」という業種です。
さて、『取引、契約』というものも仲介業が存在します。
銀行、オークションを管理する会社などです。
取引、契約は信用を保証するそういった第三者が必要でした。
ブロックチェーンは改ざん不能という性質から、取引、契約は正当性が保証されます。
つまり、第三者を排し、効率的で迅速な取引を実現します。
先にも述べた通り、仲介業がなくなり効率化されるならば、ブロックチェーンは普及すると思えます。
すごく簡単に言いますが、こういっただれもが取引にブロックチェーンを利用する経済を
トークンエコノミー
と呼んでいます。
ちなみに、SYMBOLには「モザイク」と呼ばれる自分用の通貨を発行できる機能があります。
これは将来のトークンエコノミーには必要な機能だと思います。
こういった将来への流れの中でSYMBOLにおいては
*テックビューロ社
*アメリカの投資信託会社ヴァルキリー
*コア開発者
*SYMBOLコミュニティ
が発展に尽力しています。
テックビューロ社の『COMSA』(コムサ)はNFTマーケットプレイスを展開しています。
COMSAのNFTはデータすべてをチェーンに記録するオールオンチェーンNFTとなっていて、大きなデータ容量をチェーンに記録するブロックチェーンはSYMBOL以外にありません。
COMSAはテックビューロ社代表の朝山氏曰く、
NFTだけでなく、あらゆる価値を取引する場所
と位置付けているようです。
コア開発者の一人であるハチェット(Hatchet)氏は元イーサリアムのトップクラスのエンジニアでSYMBOLに移ってこられた方です。
SYMBOLを発展、普及させる財源は投資信託会社のヴァルキリーとコア開発者によって管理されています。
信託会社があることで資産、用途の公正性が担保されます。
また、アメリカの取引所に上場を促す際にも信用度が高まります。
今後の流れとして
*COMSA(コムサ)の発展
*アメリカの取引所への上場による流通の活性化
*サブチェーン実現によるスケーラビリティの向上
*コミュニティによる認知の広まり
によってSYMBOLの価値は高まっていく可能性があると考えます。