JPYCに何が起こっているのか?
JPYCの元エンジニアから連絡があった。そこで同社のウェブを見ることで内容を知ろうと思う。スタートアップ投資をする人、Web3に興味のある人は、もし宜しければ見てもらいたい。JPYCは前払支払い手段の営業をしている会社で、ウェブ上は、JPYCでVプリカを買ってお買い物ができると宣伝している会社だ。昨夏頃には発行残高が18億円となっていた。
今年の9月で残高が20億円に達したとなっているので、1年で約2億円の増加ということになるようだ。これは勢いが増したのか、それとも減速したのか、よくわからない。会社は詳しいデータを発表していない。
昨年夏には6人だった取締役(執行2人、社外4人)は、ウェブ上では執行担当がいなくなっていて、社外4人のうちの一人も変わっていた。
2年前に決算月を10月から7月に変更しているが、2023年7月期は本稿執筆段階(11月1日)でまだウェブにアップされていない。公表している決算はBSだけ。
昨年9月にエンジニアをCodefox社として独立させたとなっているので、技術開発は外出ししたということか。またXには青木ゆうきというエンジニアが退職したと挨拶している。ところが、CISO候補とともにエンジニア大募集となっている。
昨年11月にロゴマークを変えた後、三か月後の2月にまたロゴマークを変えている。
本年7月に第三者型支払い手段の登録を3月に終えて加盟店の予約を開始となっているが、昨年7月の純資産額が54百万円と、日本国内で第三者型を登録する際の条件(1億円)を下回っている。特別措置でもあったのだろうか。
JPYCは自社型前払式支払手段のみを提供しているのか、第三者型前払式支払手段も提供しているのか。わからない。
昨年11月にJ-Kissで2億円を調達している。一昨年にシリーズA(5億円)をやってから1年程度で、シリーズBではなくJ-KISSをやるというのは、株価の算定に何か気になることがあったのだろうか。
スタートアップなのでいろいろあるのだろうが、元エンジニアの話に左右されずに調べていくことで、JPYCという会社を知っていきたい。新規・過去のことを公開情報で調べて行きたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?