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2023年8月まとめ 和氣あずみさんの結婚、および声出しTrySailライブinパシフィコについて

鬼暑い8月だった。毎年暑いとは言っているが、今年の暑さは格が違うような気がする。雨もほとんど降らず、ただひたすらに夏であった。当方、日傘歴も二年目に突入であります。意識高いとか、日傘男子(笑)とか陰で悪口を言われようとも(実際に聞いたわけではない)、あの無慈悲な紫外線にそのまま飛び込むのは無謀である。建物の日陰を選ばず歩く者だけが私に石を投げなさい。だから誰も投げやしないって。被害妄想甚だしいって。自意識過剰だって。冗談でもそういう事を言ってたら本当にそう思い始めてしまうからやめとけって。もうミスっても指摘してくれるような人はいないんだって。僕が放った冗談を「つまんない」って言ってくれる人をありがたいと思えないほど社会経験を積んでしまったんだって。毎朝知らんうちに睡眠失敗してるんだって。そういう歳なんだって。みんな、僕がいないところで美味しいものを食べてるんだって。

ぷち冷麺ブームがやってきて、そういえば夏になると親父も酢を好んでいたなと思い出した。なんだか夏は過去を振り返り勝ちではなかろうか? 熱中症でしにかけてるのかもわからない。ぷち冷麺ブームとしたのは、昨年みたいにぼりぼりとピクルスを食べまくった程の俺的ブームではないからだ。でも冷麺おいしい。

ネトフリを解約した。あんなのにかまけてたら一生テレビの前から動けない。

天ちゃんが30歳の誕生日を迎えた。30歳って、いいよね。

池西が一日だけスト。



和氣あずみさんの結婚



声優の和氣(わき)あずみちゃんが結婚した。僕はもちろんTrySailに所属するウルトラスーパー鬼才能の塊かつ顔美麗足など国宝級作詞作曲可能努力家声優雨宮天さんが大好きなので、「あまみやそら」とそれ以外に区別をさせていただいておるのだけど(奥さんはまた別です)、和氣あずみちゃんに関しては特別に目を掛けておった。急に上から目線ですいません。マクドナルドが好きみたいで、たびたびツイッターに画像をあげているのをみたり、在りし日のゴージャス動画で出演するたびに、はばかりながら小生、「萌え~」などと思っていたのであります。なぜかはわからない。推しに関してはまばゆく後光が差しているので、僕が「ベリーナイス」と思うのはわかるのだけど、和氣あずみさんに関しては何故にここまで気を引かれてしまうのだろうと謎に思っていた。僕には奇麗でかわいい彼女がいるのに、なんだか隣のクラスのムロトミさんが気になる・・・みたいな男子高校生の気分である。彼女もいなければ、男子高校生でもないし、なんなら既婚だが、ここは物のたとえで男子高校生とした。イメージはブレザー、ネクタイの姿で構わない。構わないって、おめえ立場わきまえてねえなあ!?(大声) 
そうした思いを抱えながら、しかしやはり「やっぱ天ちゃんがナンバーワン!」などと知能指数2くらいでここ数年生きて来た訳だが、その謎の部分(どうしても気になってしまうという点)が何となく面白くて、――というとおおざっぱになってしまうから、もう少し言葉を足すと、とても大切な思い出とつながっているような気がして、和氣あずみちゃんという声優は他の方々とはまた別なところにいた。思い出というのはもつ人間を形作るものであるのだから、何かしら忘れてしまった過去の重大なポイントに、和氣あずみの容姿が関わっておったのではないかという事だ。容姿と限定しているのはしゃべり方なども含むみてくれの事である。内面は知らないのでここは容姿としていいだろう。そうして時折思い出してみるに、わからんなぁ、単なる好みの問題なのかなぁと謎を謎として抱えていたのだが、結婚の報を見て、中学1年生の頃に好きだった女子と似ていたことをハッと思い出した。その女子はクラスで浮いていて、休み時間にはクラスのすみっこで赤川次郎のパクリ小説を延々と書いている、少し鼻の下にうっすらと産毛が目立つ猫背の人だった。知能指数当時0.1くらいだった僕にとって、物静かで他の女子と積極的に交わらない人はミステリアスでちょっかいのだし甲斐があったし、結構仲が良かったのだが、他の女子に「あの子と仲良くするのはやめなさいよ」と忠告を受けたのだった。理由は分からない。その忠告を受けた後、僕がその子に対してどういう態度をとったのかも覚えていない。僕はしょっちゅう転校していたから、そうして最後にどんな話をしたのかも思い出せないまま、この歳になるまですっかり記憶が埋没していたのだ。どうして僕が和氣あずみちゃんの結婚に際してこんなに長い文章を書いているのかわからんのだけど、生きていると時折そうしたトゲみたいなものがスポッと抜ける時ってあるよねぇ、という事だ。それは大体音楽を聴いている時とか、懐かしい匂いにふと立ち止まってしまう時に訪れるものだけど、とある一人の女性声優によって、特にその結婚の報によってもたらされる事もあるのだなぁ、みつを。という事が言いたいのではなかろうか。奇麗にまとめ過ぎか? というのを書きながら、潜在意識では、推しがいつしか結婚することに備えて心の防御壁を築き上げている可能性もある。僕が本当に中学一年生の時に恋をしていたのかも今となっては定かではないし、赤川次郎の小説は三毛猫シリーズしか読まず、三姉妹シリーズにしかめっつらをしたブレザーにネクタイの高校生の僕が歩いたのがアスファルトの上であったという確証すらもはやない。お、俺は今、どこにおるんや。とにかく、誰かに謝らなくちゃいけないような気分がずっとしている。あ、結婚おめでとうございます!


TrySailライブに参上(横浜)


8月はこれに尽きる。まさにパシフィコ横浜において、TrySailライブが開催されたので、高野ザンクと乗り込んだ。最寄りの「みなとみらい」駅まで、乗った電車は品川までグリーン車、愚民どもの街並みを二階建ての電車から見下ろしつつ、缶ビールを啜って「ヴィクトリィ」などと呟いているうちに着床した。着床って言い方気持ち悪いな! 現地につきました。着床のくだり消すか? 女性読者減るんじゃないか? いや、そもそもいないだろうし、万一いてもここまで読む人いないな? では、着床残しの方向で。ますますキモイですが大丈夫でしょうか。残すなよ。寂聴残し。瀬戸内。


これがヴィクトリー。

到着した我々はポケモンの世界大会が行われている人波に圧倒された。ここまで大勢の人間がショッピングセンター内にいるのも久しぶりに見た気がした。しかも全員ヤングである。僕みたいなおっちゃんはほぼおらず、ヤング、ヤンガー、ヤンゲストの三種そろい踏みといったところで、誰かに謝りたくなった。ポケモンすげえ、という素直な感想をもった。俺たちのTrySailが横浜みなとみらいから出航する予定だったのに、黄色いネズミが電撃襲来★おジャックしていやがったぜ! ふぁっく! などと毒づいていたが、しかしよく考えてみればピカチュウは黄色であり、黄色といえばナンスの色であったので、実質横浜みなとみらいは夏川椎菜がジャックしていると言っても過言ではなかった。という話をしながら、高野ザンクと何だかすっっごく美味しいハンバーガーを食べた。コロナビールもいただいた。前もここで食べた覚えがあったから、シェフが腕を上げたに違いない。


腕を上げたシェフの一品。お値段およそ3ビッグマック

以前推しが写真集を出したとき、HMVのおまけブロマイドが欲しかったのだが、サイン会に応募する必要があって、泣く泣く違うところで購入したのだが、SNSで「ほしい人いたらあげます」という以前からの付き合いがある方がいらっしゃったので、声を上げて頂戴することにした。こういう横のつながりはブロマイド以上に何となくこそばゆく、うれしいものである。いただけるのはありがたいが、こちらから差し上げられるものがないので(グッズ関連はすでに全部持っている方面の方だった)、元気が出るドリンクと、ちょっとだけ良いミンティアを買って、持って行った。現地で落ち合って、とても元気そうにしておられてほっとした。推しの同人誌でご一緒させていただいたご縁だったので、久しぶりにお会いできて嬉しかった。ドリンク剤とミンティアを渡して、ブロマイドを受け取って、今度写真集のツイキャスやりましょうよ!とお誘いして解散となった。こうしたオフの場だと、他の方々との距離感をどう取ればいいのか分からないおじさんである。推しの写真集のツイキャスやりたいよなぁ。一ページずつめくって、良いところを延々と交代で挙げていくの。きっと幸せなツイキャスになると思う。

そうしてグッズの列に並び、ハンドタオルを買い、500円ガチャを数回やってからの着陸。席はややパシフィコ横浜かなり後ろの方であった。二階席が頭上にあるので、オタクたちの声が反響するのが後からわかって、それはそれで良かった。とにかく、声出しライブであった。僕は声を出さず、地蔵、あるいは後方彼氏面の鑑賞スタイルであった訳だが、ライブ前に聴いた麻倉ももaka可愛いの権化日常系ラジオによると、「とにかくみなさん! 大きな声を出してくださいね! 最初が肝心ですから!」と大声出しを指示しておられていたので、それならおじさん大きな声、出しちゃうゾーってな感じで、それはもう、しょっぱなから大きな声を出しましたとも。「ぼえー!!」つって。二階席の天井に反射して、オタクの声ド迫力、そんでパシ横のド迫力音響と相まって、「なんじゃこれ、とても気持ちええやん」と汗だく大声ブレード振りの酸素が薄い状態のなかで、LCLに溶けるときのシンジ君みたいないい笑顔になっているのが自分でもわかった。声出しってこんなに気持ちがいいもんじゃったんか! と新発見でした。恥ずかしがっても、周りのノリから外れて「おえっ!」って自分だけやっちゃっても、別に死ぬわけじゃないですから、えへっつってやっていけばいいんですよね。とにかく推しが「声出し希望」っていうなら、声を出さない訳にはいかんのです。っていうか、ライブに何度か通うようになって、周囲の人がなんか知らんけど、マナーを遵守しつつ「おれ、あたし、とーっても楽しんでいるぜ!」っていう雰囲気がすごく大切だってことが良く分かりました。近くに楽しそうな人がいると楽しくなるもんです。積極的に楽しそうを醸していきたい。実際楽しいし、照れて隠す必要なんてないし、もったいないですよ。単純なことだけど、忘れがちなことでした。

あっという間に楽しい時間は過ぎてしまって、楽しかったーっつって、会場から出たらポケモンの花火が夜空に広がっていまして、それもまた最高でした。最近の花火って、ドローンなんですね(などと意味不明な供述をしており) まだ熱が冷めやらないオタクたちは鈴なりになって空を見上げて、「ヒュー!」とか、「オ?オ?オ?」とか、「もう一回!もう一回!」などとイチャイチャしていました。そういうのも楽しくてよかった。そうして桜木町駅まで歩き、いつもの銀だこ酒場まで高野ザンクと感想を語らいながら歩いて行ったのであります。パシ横から出たときはすごい数の人だったが、桜木町までは割と距離があるので、徐々に少なくなっていった。銀だこは少し混んでいて、空くのを待ったが、ちゃんと座って美味しいたこ焼きとビールとハイボールが食べられたので良かった。お店のお姉さんが僕の左手首のラバーバンドを見て「ライブがあったんですか?」と不思議そうに聞いてきたので、「TrySailっていうバンドのコンサートがありました」と普通の大きさの声で言いました。ネギぽん酢たこ焼きが美味しかったです!

外はかり、中はとろ

8月は以上。9月も半ばに差し掛かりそうですが、頑張って生きていきましょう。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


観たやつ


ベターコールソウル
エルカミーノ

8月は何も映画を見なかった。7月にブレイキングバッドとベターコールソウルを見過ぎておなかがいっぱいになってしまったのだと思う。こういう時はDVDやブルーレイを引っ張り出して、自分の好きなやつを見直すのがいいと思うのだけど、それすら億劫で、9月は今現在も何もみてない。困ったもんである。テトリスばっかりやっている。

べ、別にお金なんかいらないんだからね!