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【ポケモンSV】袋叩きパ【レギュGダブル】

8月11日(日)に開催された第54回つのおふ(レギュGダブル)で使用した構築記事です。

今回の構築に至った経緯。
・高火力全体技を押し付けたい
・テラス択に悩まされたくない
・メジャーな伝説相手に有利なもの
・変なコンボである

これらを全て満たすものとして、まず伝説枠はテラパゴスを採用すること。コンボとしては、剣盾の頃にも使ったことのある『弱点保険砕ける鎧ポットデスに袋叩きして、白いハーブ持ちにバトンタッチする』というコンセプトになりました。
ブルーベリープロローグのときにも、テラスシェルを盾にテラパゴスへバトンタッチするのが強いことは確認済み。
袋叩き役にはエルフーンを採用し、コンボ成立しない相手への動きも考慮に入れながら組みました。

戦績は予選1位通過、決勝トナメ敗退で4位

知らない方のために説明しておくと、素早さ184のエルフーンが袋叩き(状態異常や瀕死のポケモンを除いた手持ちの数だけ複数回攻撃する物理悪技)を味方のポケモンに打って、攻撃されることで発動する味方の特性を能動的に発動させる戦術。
今回は、テラキオンの正義の心(悪技を受けると攻撃が上がる)、ブリジュラスの持久力(攻撃を受けると防御が上がる)、ポットデスの砕ける鎧(物理技を受けると防御が下がって素早さが2段階上がる)と組み合わせて使います。
ポットデスの砕ける鎧は特性のみだと火力増強効果がないため、弱点保険での火力アップと併せて使用するのがオススメ。

以下、ポケモンごとの個別解説。

テラパゴス
特性:テラスシェル→ゼロフォーミング 持ち物:しろいハーブ 性格:ひかえめ テラスタイプ:ステラ
技:テラクラスター、アシストパワー、めいそう、まもる
努力値:H84、B4、C252、D4、S164
伝説枠。火力増強と素早さ操作がないと圧がないが、それさえなんとかすれば耐性を考えずぶっぱできるのが魅力。
素早さは最速スカーフイーユイ(100組)を追い風時に抜ける調整。ポットデスからバトンを受けた場合は実数値504(最速スカーフイーユイが追い風時で実数値500)となる。

エルフーン
特性:いたずらごころ 持ち物:おんみつマント 性格:おくびょう テラスタイプ:炎
努力値:H252、D4、S252(AC個体値0)
技:ふくろだたき、おいかぜ、なやみのタネ、アンコール
味方殴りに定評のある子。
なやみのタネがオシャレポイント。味方へ使って眠り状態を解除したり、敵の厄介な特性を消すのにも役立つ。うちのパーティに刺さる。
コライドン相手には強引にポットデスコンボをキメるしかないので炎テラス。

テラキオン
特性:せいぎのこころ 持ち物:クリアチャーム 性格:ようき テラスタイプ:ゴースト
努力値:H4、A252、S252
技:いわなだれ、インファイト、はやてがえし、コーチング
袋叩かれ役その1。BWからズッ友のエルフーン×テラキオン。
相手の白バドイエッサンなどに対して、テラパゴスへコーチングするこの指メタを仕込んでみた。この指が初手に出てきやすい選出誘導ができており、実際にランクマでの白バドイエッサンには急所貰わない限り勝てた。
はやてがえしは役に立った試しがないので、電光石火か守るでいいです。電光石火を悪戯アンコールすると、直前に出した技を優先度+1で打てるの楽しいので石火がオススメ。味方のブリジュラスにも打つ場面がワンチャンありそう。

ブリジュラス
特性:じきゅうりょく 持ち物:とつげきチョッキ 性格:おだやか テラスタイプ:フェアリー
努力値:H252、D156、S100
技:ボディプレス、ラスターカノン、ワイドブレイカー、バークアウト
袋叩かれ役その2。相手が物理偏重ならこいつを袋叩いただけで詰ませることもある。
相手のこの指+カイオーガや黒バドなどに対して、エルフーンの追い風からバークアウトでデバフをかけつつ、裏のテラパゴスで瞑想を積んでいく動きも強い。
素早さは最速スカーフカイオーガ(90組)を追い風時に抜ける調整。

イエッサン♀
特性:サイコメイカー 持ち物:ゴツゴツメット 性格:のんき テラスタイプ:フェアリー
努力値:H236、B252、D20
技:このゆびとまれ、てだすけ、トリックルーム、ねこだまし
先制技対策、この指役、トリル返しと多くの役割がある重要なポジション。
テラパゴスをテラスタルしたときのゼロフォーミングによってサイコフィールドを解除しつつ、こいつの猫騙しを入れるのは、初見だとまず読まれないので通りやすい。楽しい。

ポットデス
特性:くだけるよろい 持ち物:じゃくてんほけん 性格:ひかえめ テラスタイプ:エスパー
努力値:H252、B252、S4
技:シャドーボール、アシストパワー、バトンタッチ、こらえる
袋叩かれ役その3。今回のメインギミックだけど、選出する条件として、相手のパーティに
・この指がいない(怒りの粉は問題ナシ)
・エルフーンが上からワンパンされない
というのが揃っているのが前提。
逆に言えば、この指やエルフーンを上からワンパンしてくるやつらを初手に呼びやすいので、選出段階で相手の初手を縛れている点を有利に働かせるのが大事。
なんだけど、ポットデスのみだと知名度的に知らない相手のこの指を誘いにくいと判断し、テラキオンとブリジュラスの叩かれ役も同居させることにした。この2匹を抜いたら、この指いても出て来ないかもしれません(知ってる相手は出して来るだろうから博打になる)
エルフーンより速くてポットデスに致命傷入れてくる相手(主に黒バド、ハバカミなど)には、堪えるしながらエルフーンで袋叩きすれば問題ナシ。その後、相手が先制技でポットデスを狙ってきそうなら裏からイエッサン出しながらバトン。
防御実数値は袋叩きでのダメージが最小となる値。素早さは袋叩きより先に物理技を1回受けても、エルフーンを抜かない調整。
保険シャドボやアシパ(威力220)で殴り役になることも稀にある。堪える押したターンでこいつに挑発飛んできたら、エルフーンで挑発をアンコしながら横をポットデスで殴れば良さそう。
暇だったから真作色違い証付きで厳選しました。

◆選出と動かし方の例
まずコンボの成立自体はあまり拘らずに選出するのがコツ。コンボを狙えそうなら使う。狙えなさそうなら瞑想テラパゴスを通すと割り切って動かす。

対黒バドイエッサン
初手エルフーン×ブリジュラスで追い風バークアウト
裏にテラパゴス、イエッサン
黒バドの火力を落としておけば割となんとかなる。
隠密マント悪巧みフェアリーテラス黒バドは無理。

対白バドイエッサン
初手テラパゴス×テラキオンで瞑想コーチング
裏にイエッサン、ブリジュラス
コーチングした後の動きは、2ターン目テラパゴス守る、テラキオンをイエッサンに交代。3ターン目テラパゴスをテラスタルしてテラクラスター、イエッサンが白バドに猫騙し。4ターン目テラパゴスがテラクラスター、イエッサンは手助け。5ターン目テラパゴス守るでトリル切れ(テラパゴスのHP100以上残っているはず)

対コライドンハバカミ
初手ポットデス×エルフーンでこらえる炎テラス袋叩き
裏にテラパゴス、イエッサン
コライドンはテラパゴス、テラキオン、ブリジュラス全員ガン不利なので、強引にでもコンボ成立させて上から仕留めないと勝てません。

対白バドモロバレル
初手エルフーン×テラキオンで袋叩き岩雪崩
裏にテラパゴス、ブリジュラスorイエッサン
白バド守ってバレルがテラキオンに胞子してきても、エルフーンの悩みのタネで眠り解除すれば問題ナシ。白バドがテラス切ってトリルしてきても、悪戯アンコがあるのでキリンやイエッサンが裏にいない限り相手も白バドを動かせないはず。ついでに怯めば余裕の勝ち。

◆課題点
・ザマゼンタには逆立ちしても勝てません
・コンボ成立しない相手に対して、テラパゴスが過労死しやすい
・テラパゴスの火力の見極めをミスると、コンボキメても負ける

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