「点字」をどうか、みんなで守って―使用者たちの、人生の情報取得の命綱

点字の世界に魅力を感じたり、点字を必要としたり、いろいろな角度、目的から、点字を学び身につけようと、この世界に飛び込むひとたちが、こんな私なんぞの周りだけですら、こんなに何人も何人もあらわれる。
私は、人脈もまだほとんどない、視覚障害や点字とかかわり始めたことすらも、ほとんどまだ1年も経っていないほどですよ?
それで立て続けに何人も何人も、生活に点字を使用しているかたがたや、点字を勉強しているかた、勉強を始めたかた、興味をもっているかたがたが現れる。
しかも点字関係や視覚障害関係の場所ですらなく!

これだけ需要、そして「重大な必要性」がある「言語」なのです。

そんな点字が、近々死語になるだろうなどと言われ、ただ表面的にしかとらないデータで「識字率は低い」などと言われ、必要ないだろう排除しようというような動きが出てくることは、本当に信じられない。

点訳も、もはや晴眼者がPC画面でまるで仕方ない作業かのように目視でしかやらない、とかね。


生活に即して、日常生活で重大な情報取得ツールとなっている人たちは、実は多いと思います。
私なんぞ絶対に識字率の統計の数字には入っていませんしね。

それに、実は点字は、晴眼者にとってもいつでも簡単にほとんどどこででも目にすることができる。気にしていないから知らないだけで、実はものすごくいろいろなところに身近にありふれているものなのです。
エレベーターや、駅の手すり、券売機、ATM、あなた自身が買ってあなたの冷蔵庫に入っているジャムやソースや油やコンソメ、実は毎朝ごはんにかけているかもしれない女の子の名前みたいなふりかけの袋、あなたのお風呂場の入浴剤などまでも。


広げましょう。伝えて行きましょう。
使っている人たちがいるのに声が届かなければ(視覚障害は情報発信力が難しい場合が多いですから)、「どーせ使われてなどいないだろう」と、使ってもいない知りもしない人たちによって排除され消されて行ってしまう!

私たちの使う素晴らしい言語を、私たち自身で声をあげて守っていきましょう。
使っている私たち、そしてそれを知っている人たちが、一緒に声をあげていきましょう。


また、目を酷使しすぎている現代社会、視覚「だけに」どんどん依存するようになって本来の感覚を失ったりバランスが崩れて心身の不調もどんどん招いている現代社会にもあって、

目を休めながら、点字に親しみ、視覚を使う人も使わない人も日常に(実は既にある)点字文化の輪を広げ便利に取り入れていこう、という会、
#点字図書の会こころのめ 」も、立ち上げております。
オンラインメンバー、現場対面メンバー、どちらも大募集中です。



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