苦戦していた画面操作に大革命?!視覚障害者用iPhone保護フィルムーアイガイドフィルム!開発者さんと直撃座談会!

私は、2024年11月半ばに、iPhone、そしてVoiceoverとの出会いを果たしました。

いろいろな成り行き、いろいろな奇跡が重なり、いつの間にか、iPhone使用者となりました。

しかし、実は、それまでも、携帯電話の操作は、ほとんどできなかったといい状態でした。
今ではもうあっという間に古いと言われる年数のAndroidで、トークバックのバージョンも古く、「トークバックを使うために」逆に視覚情報処理を酷使せねばならないような状態でした。

電話を受けることも、到底間に合いませんでした。

ちなみに、それまで、携帯電話(Android端末)で文字入力、特にかなキーボード!
これは、扱うことができませんでした。やりかたも、実はよくわかっていないまま。

そのため、実は、「携帯電話で一体何ができるのか」すら知らない状態であったので、iPhoneにかえるには相当な悩み期間、覚悟が要りました。

SNSでお世話になっている全盲の仲間たちが、iPhoneで電話をかけたり受けたり、SNSも使いこなしている。検索や、地図、もちろん文字入力を使いこなしている。

どんなに少なくとも、今のAndroidのトークバックよりも(注:Androidやトークバックがといっているわけではなく、バージョンが古すぎて音声操作が音声を頼りに操作できるような状態でなかった)、Voiceoverにすれば、この人達も教えてくれるかもしれないし、もしかしたら最低限は私だってできるようになるのかもしれない。
更に、大きなひとつの要素であったのは、iOSの最新バージョンであるiOS18から、「点字入力」ができるようになる、という情報。
携帯電話の画面いっぱいに1・2・3・4・5・6の点、つまり点字ひともじを構成するためのボタンが出現し、携帯画面を横に構えて左右の3本の指で、まるで点字キーボードそのものを打つように、点字で文字入力をすることができる。
(その上、iPhoneだと、スクリーンカーテンという機能で、画面を真っ暗にすることができます。画面の光を浴びずに済むわけです。)

このやりかたならば、唯一私でも、文字入力ができるようになるかもしれない!

そんな思いがありました。
かな入力は、とてもではないが、今更覚え、慣れることができるとは思えなかったのです。
その上、キーボードのキーの境がわからないまま、指をずりずりずらすだけで「あ」「か」「さ」とか音声アナウンスが流れる。指の感覚がないままに、耳(音声の指示情報)だけであたりをつけて文字を打っていかねばならない。
「物理ボタンではない!」これが、私には高い壁でした。
非常なるストレスだったのです。


そんな状態であった私が、
実は今、
2か月弱にして、
文字入力の際、点字入力とスプリットタップ入力(かな入力キーボードモードをVoiceoverで使いこなす方法)、音声入力という、3種類の文字入力方法を、シチュエーションによって使い分けています。

かな入力キーボードのそもそもの達人であったら、最初からやりかたは知っているし動きが慣れてもいるので、例えば目がみえなくなるなどで、Voiceoverでつるつる画面を触りながら「か」のところに来たら3回タップして「く」を出す、など、できるようになるでしょう。

が、私はいわば、ガラケーしかまだ知らない高齢者ほどの状態!
それどころか、つるつる画面での「境がない、指の感覚で何もわからない」操作が、非常なストレスだったわけです。

そんな私が、一体いかにしてたった2か月にしてこの状態となったのか!


実は、携帯電話を手にするとほぼ同時に、iPhoneのキーボードが出てくる位置に、画面にキーボードのキーの境のガイド線をつけることができるという、「視覚障害者用iPhone保護フィルム、アイガイドフィルム」というものの存在を知り、いちもにもなく購入しました。
これを使ったとたんに、それまでは「私は文字入力ができるようになるためにはまだ新機能で教えてくれる人もいない点字入力をマスターするしかない」とまで思いつめ覚悟していた私が、なんと、一瞬にして、「かな入力キーボードが使える」ようになったのです!

さて。本日の記事の本題です。
この感動を、もはやその日の夜、Xのスペース(ラジオ配信機能)で、iPhoneを勧め教えてくれる仲間たちに報告会をしました。

それを編集した動画がこちら。

画面に革命?!視覚障害者用iPhone保護シート「アイガイドフィルム」#視覚障害の歩き方

この動画では、アイガイドフィルムとは一体どういうものなのか、どこにどのようなガイドがついていて何の役に立つのか、また、私自身が使ってみた大革命、感想などをお話しています。


そんなアイガイドフィルムとのご縁、実は、ここからが始まりでした。
なんと、アイガイドフィルムの開発者さんであり、他にもiPhone使い方レッスンや視覚障害支援サービスを手広く手掛けておられる会社であるコアジャパンの代表さん、

深谷 愛さん

とのご縁が繋がり、

なんと、深谷さんと私、他2名(Xアカウント名 暗闇の姫さん、ポンさん)というアイガイドフィルム使用者との、対面対談が実現する運びとなりました!

そんな、アイガイドフィルム第2弾の動画はこちらです。
第2弾では、更に、この対談をおこなったゲストたちの使い心地の感想や発見、そして彼らの鋭い視点質問と、フレンドリーに何でもあけっぴろげに答えてくださる開発者・愛さんの交流により、アイガイドフィルムを徹底追究する座談会となりました。

アイガイドフィルムがどんな理念で作られたか、これを使った人たちがどのように個々の人生を拓き広げたか、どのように日常生活に取り込んでいるか、更には、「視覚障害者用と謳われる福祉用具」といわれるけれども、実は晴眼者といわれる人たちであってもこれは便利…?!というような話まで。


視覚障害で携帯電話から離れ、世の中の情報というものが不足になって引きこもりがちになってしまっているひと、

携帯電話やiPhoneの音声操作の方法がよくわからない、まだ始めたばかりだよ、というかた、

もっと使いやすい方法がないのかな、というかた、

ガラケーや物理ボタンのが好きなかた!つるつる画面の全部電子画面にとってかわられて嘆いているかた!笑。

音声操作、Voiceoverに興味のあるかた、

視覚障害に関係なく、小さい画面の文字入力なんか指が当たらないのよ、小さい画面に集中するから携帯電話は疲れる、というかた、…

あらゆるかたに、あらゆる角度から、知ってほしい、という思いで、
先年(24年)12月21日の座談会、超特急で編集いたしました!


更には、第2弾のこの動画には、
「たこ焼きのつもりが焼きたこに?! 視覚障害者たちのたこ焼き体験?!」おまけ動画もつけました。

社長の愛さんが、なんと座談会前におこなった私たちの内輪のたこ焼きパーティまで動画におさめていてくださったのです。笑。


ぜひ、ご覧ください!
そして、必要なかた、ご興味のあるかた、いろいろなところにおひろめください。


以下、情報。

~コアジャパンさん~
代表:深谷 愛 さん
Website

Xアカウント:@corejapan_x


#視覚障害の歩き方
#視覚障害
#眼球使用困難症
#Voiceoverとなかよし
#Voiceover
#iPhone
#コアジャパン
#視覚障害者用iPhone保護フィルム
#アイガイドフィルム
#アクセシビリティ機能
#便利グッズ
#福祉用具
#障害理解

いいなと思ったら応援しよう!