視覚障害者が嬉しいと感じた配慮―外国語母語話者の完璧な誘導…?!

前回の記事の続きです。

駅員さんが案内してくれたバス停は、どうやら人が結構に並んでおり、駅員さんがどうやら最後尾に並ばせてくださったようなのですが、下は点字誘導ブロックも道路の端のブロックも近くにはなく、目印も方向もわからない。並んでいる人たちもたいてい静かなので気配もよくわからず、心配で少しずつ白杖を動かして地面を探っていると、人が立っていたようで当たってしまい、「ごめんなさい」と引っ込めてまたそろりそろりやっていると、恐らくその白杖があたってしまった人かな?
「バス来たら、僕、誘導しますよ」と、日本語、非常にお上手な、しかし外国語母語話者のイントネーションを持ったかた!
その後も、
「バス、来ました。僕、左側にいますんで…」と腕をつかませてくださり、バスに乗る時も
「あ、バスのステップが…ちょっと歩道と離れてます。30㎝くらい。」
乗ったら今度は「席、行きますか」
「空き席ありますか?」と聞くと、「ありますよ。扉の近くがいいですか」と、降り口のすぐ前の優先席一番後ろに案内してくれた上、「この席のすぐ後ろに、降りるところ、あります」

…なんと完璧な誘導…!!
やはり母語は日本語ではないのではないかと思われました。
しかし、仕事で日本語を使っているような日本語。
もしや福祉現場か?
しかし、本当にそう思うほど。なにせ、視覚障害者の手引きは、本当にすべて言語化、しかも少し前に先読みするかのように即座にしかも見えていなくても(言葉で)わかりやすく、適確な言語表現が必要となってくるので、日本人でもなかなか言葉がすぐに出なかったり言い間違いが多いもの。
なんと、感激するような、先生のような誘導でした。
誘導される側の私にも、大変勉強になりました。

そして本当に助かりました。ありがとう。
この日もこんなみなみなさまのおかげで、無事、帰宅することができました。

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