
未来の智慧からの贈りもの
目を瞑り、耳を澄ませ
まず、
今あなたの周りに聞こえてくる音にいったん意識を向けてみます。
それらの音の波をかき分けて、
ゆっくりとその奥へ、入ってみるのです。
そうして、耳で聞く、よりも
さらにこまやかな、
粒子の音の中へとダイブしてみてください。
まるで、あなたの体の周りすべてに小さな泡のような音の粒子がシュワシュワと響きながら、
あなたをすっぽり包んでゆくのがわかりますか?
もっともっと、あなたのセンサーを、フルに生かして、
感じてほしいのです。
感じることが、
これからの新しい入り口になります。
すぐに、わかった、とやめてしまわずに、
どこまでもどこまでも、
その粒子の波を感じながら、
かき分けながら、奥へ奥へ・・・
入ってみてほしいのです。
思考の届かない世界。
感情さえも届かない世界です。
でも、決して冷たくはないのです。
無機質でも、ドライでもないのです。
想いや感情よりも、もっともっと純粋で、きめの細かい
精妙な心の世界です。
なんの混じり気もない
純粋な感受性の世界です。
人間の想いや、感情の介入しない、
なんの押し付けも、ジャッジもない
そのままの、心の世界です。
それを感じるだけで、
何かわからない涙に触れるかもしれません。
それを感じるだけで、
何かわからない温かさが溢れ出すかもしれません。
未知な世界です。
でも、これまでと違うからと言って拒絶する必要はありません。
怖れることもありません。
遅かれ早かれ、
移行してゆく世界です。
とても純度の上がる、細やかな世界なので、
重さは持っていけません。
重さとは、あなたがたの想いの世界です。
あなたの核には、それを持ち込まないでほしいのです。
あなたがたはもっともっと、
透明で美しい存在です。
体も、もっと透けてゆくでしょう。
笑
まるで、孵化したばかりの昆虫たちのように。
この世界に生まれたばかりの植物たちのように。
あなたがたも、透明に生まれ変わってゆくでしょう。
信じられなくてもいいでしょう。
今はただ、感じることを大切にしてください。
これまでの感じ方ではなく、
もっともっと研ぎ澄まして、
いにしえの人間たちがそうだったように、
ただ、感じるセンサーを
とぎすませるのです。
あなたの中に、新しい世界が始まります。
美しい透明な世界です。
それを、楽しみにしていてください。
(2025.1.31.)