愛すべき昭和感ダダモレな街「宇都宮」
6年生の修学旅行ぶりに来た栃木県。
関東の小学生の修学旅行は日光がお決まりだよね
逆に栃木の小学生ってどこへ行くのだろう‥
生まれは伊豆、現在神奈川県寄りの山梨県に住む私にとって
東京より北側は未知の世界。
今回麹づくり教室の会場が栃木県の宇都宮市で訪れた次第。
宇都宮といったら餃子。
くらいの知識しかなくて
来てみてわかったのは
宇都宮って県庁所在地でそれなりに都会だけど
B級グルメっぷりがディープ。
そしてモーング文化も根付いている!
全国的に有名な餃子
宇都宮といったら餃子。
これは全国的に知られていることだし
餃子の消費量が浜松とイチ二を争ってるってことも
ずいぶんと前から言われていることで。
とはいえ、宇都宮の餃子の特徴とか
そもそも美味しいのかとか
わからずに
宇都宮餃子の御三家と名高い
「みんみん(本店)」「香蘭」をはしごしてみた。
(残念ながら正嗣は定休日)
そっか
日本人は餃子好きな民族だと思うけど
宇都宮の人が輪をかけて餃子好きなんだわ
ってことがよくわかったな。
超有名店だけあって
確かにどちらの餃子も美味しいけど
あくまでも日常のもので。
だから毎日食べても飽きないようなものだし
ハレの日ではなく、ケの日のグルメ。
今日は夕飯作る元氣ないから餃子にしよ!
みんなが集まるからとりあえず餃子買っとこ!
みたいな。
パクパク食べられちゃうサイズとあっさり加減で
多分女性でも2枚(6個×2)はペロリだと思う
お肉よりも野菜の存在感の方が大きくて
中身は油っこくなくてジューシー。
ケのグルメだからね。
私みたいにたまにしか来ないからという
観光客目線では、餃子のはしごってサイコーで
平日の17時前なら混んでないだろうと
宇都宮餃子初心者丸出しな私は
みんみん(本店)で30、40分待ちです。
って言われてビックリ。
その場で整理券を受け取り香蘭へ。(並びたくないw)
この2店、歩いて10分かからない距離なの。
香蘭に着くとカウンターとテーブル席が少し空いていて
すぐに座れ、すかさず焼き餃子を1枚オーダー。
5人以上スタッフさんがいて
これからの戦場に備えているよう。
5分ほど待ったかな。
初の宇都宮餃子!
サクッとした皮の中はとーってもジューシー。
お腹も空いていたしパクパク食べたら5分で終了w
1皿350円だし、これはスナックだ。
みんみんは宇都宮餃子の筆頭だけあって
本店は特にいつなんどきでも人が並んでいる。
若者からカップルから私みたいなおばちゃんまで
年齢層はさまざま。
待つところから入店、オーダー、お会計まで
めちゃくちゃオートメーション化、無駄のない感じになっていて
ベルトコンベアに乗せられた氣分。
どちらのお店も観光客だけじゃなくて
結構な量のお持ち帰り餃子を受け取りに来ているお母さんがいたから
地元の人にも愛されているんだろうなって。
パクパクサクサク食べられちゃうこの餃子
中学生男子だと何個食べてもお腹いっぱいにならない氣がするよw
焼きそばもね!
宇都宮って焼きそばも有名なんだってね。
これは知らなかった。
そういう昔ながらのちょっとした軽食みたいなお店が
残っているっていうのは奇跡みたいなことで
地元の人に支えられている証拠だなー。
今回「やきそば あかつきや」さんをチョイス。
この佇まいのお店が令和の現代に残ってることってすごくない?
このビジュアルこそB級グルメ!(褒めてる)
こんなに美しい目玉焼きにしてもらえて
卵も喜んでる。
全部乗せは各50円
・ソーセージ
・ベーコン
・目玉焼き
男子中学生が好きなやつが全部乗っている。
宇都宮餃子と共通している点だけど
この焼きそば、全然油っこくないの。
麺は二度蒸ししているそうで、太麺でもちもち。
ソースの味も絶妙で全然濃くないし、しょっぱくない。
シンプルなのです。
お昼にちょろっと寄りたくなっちゃう♡
寒いからお茶いれますねーってお母さんが。
このマグカップ!
ここ実家ですか!?
みんなの実家ですか!?
看板犬のあんずちゃんはめちゃめちゃ可愛いし
(人間みたいなお顔してるよね)
お店の人たちも優しくてあったかいし
学生さんやビジネスマンの人たちも多いみたい。
納得◎
そしてこのお値段。
タイムワープしたかなと思ったヨ。
餃子通りのすぐ近くだから
みんみんとはしごもアリ!(みんみん本店から徒歩1分)
やきそば あかつきや
定休日:なし
営業時間:11:00-20:30
モーニング500円って物価どうなってるの?
焼きそばと同じく、来てから知ったのがモーニング。
最近ではファミレスにもモーニングメニューがあるし
名古屋文化だったモーニングも
コメダ珈琲の存在によって全国的に広まっているのかどうなのか
ここ宇都宮でもモーニング文化は根付いているらしく
朝の7時オープンのお店もちらほらあって
最初知らず入ったカフェで衝撃。
コーヒーと自家製パン、サラダで500円って‥
コーヒーもこだわりのブレンド。
喫茶店感あって美味しいの。
最近まで住んでいた物価が安いと言われているジョージアでさえ
こんな料金では絶対に食べられないから。
宇都宮市役所に入っているお店「コムーネ・カフェ」でも
モーニングメニューがあるの!
市役所って8時半から始まるんだけど
このカフェは8時オープン。
きっとモーニングが日常にある宇都宮ならでは。
B級グルメ&モーニングと共存する街「宇都宮」
食文化って脈々と受け継がれるもので
作る人、食べる人がいなくなると途絶えてしまうもの。
ここ宇都宮は食べ続けてくれた人と作り続けてくれた人がいたおかげで
観光客である私も楽しめるわけで
これからも餃子や焼きそば、そしてモーニングは
宇都宮で続いていくんだろうね。
そして昭和感がいろんなところでダダモレちゃっているところが
愛おしいぞ!宇都宮♡