ついに運命の日がきてしまった。
前回は、
というお話しでした。
そんなことを考えながらいつもの場所でいつものように服を脱ぎ、いつものように1m×1mほどのシャワールームに入った。
いつものように髪を濡らし、シャンプーを手に取り、髪を洗いだしたのだが、髪を洗いかけたところで、いきなり今まで感じたことがないような、ハンマーで殴られたような、あり得ない激痛が頭の中を稲妻のように走った。
その痛みは、頭が本当に割れ、血が噴き出ているんじゃないかと思うほど。
頭が痛い・・・。痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。そう感じていると、いきなり右足がなくなった。
それは、右半身だけが切れのいい刀で切られ、自分の脳さえ気づかないうちに、右半身が一瞬にして地面の下に落ちていったような感じ。
激しい頭痛を感じてから実際に倒れるまでは、本当に一瞬で、0.00000000001マイクロ秒もなかっただろう。
しかし、体が崩れ落ちていくなか、私の脳はそのすべてをスローモーションで捉えており、とても冷静だった。
長くなるので一旦区切ります。