バレー漬けの日々
私が入った高校はスポーツに強い学校として知られており、インターハイや全国大会に出る部活も少なくなかったし、オリンピック選手になった人や、プロ野球選手になった人や、スポーツを目的に故郷を離れ寮生活をしている生徒もいた。
それくらい、スポーツに力を入れている学校だったのです。
私が入ったバレー部は、県で優勝できるほどの力はなかったのですが、地元では強かったため、バレーをするためだけにこの高校に入った。というのが本当のところでした。
高校に入った私を待ち受けていたのは、もちろん、バレー漬けの日々。
朝の練習は7時半に始まり、授業が始まるぎりぎりまで続く。そして授業が終わり次第、部活の準備を開始し、遅い時は夜8時ごろまで練習が続いた。合宿の際は、朝から晩まで練習が続くのだが、もちろん長期休暇などはなく、休みといえば、お正月の三が日と、夏休みのうちの数日間くらいでした。
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