スラ・スラン遺跡で出会った子供たち
スラ・スラン遺跡へ行くと子供たちが魚釣りらしきことをしていたので、ワクワクしながら下りていくと、10歳くらいの女の子が寄ってきてくれた。
真っ裸で歩いている子もいるし、下の方にいる子供たちがなにをしているか知りたかったし、話をしたかったので、さらに下に行き様子を見てみると、釣り竿にエサをつけているところだった。
「こんな光景、今の日本じゃ絶対見れない光景じゃん!おもしろ!」
と思いながら、声をかけるも、どうやらエサをつけることに夢中であまり反応はなかった。
ただ、イヤそうな顔はしていない。
ということで、どういう風に釣りをするのか見せてもらうことにした。
「なるほど。小さい貝みたいなものがあるのね」
「おぉ!えぇ!それを石で割って中身を出すのか!」
「超原始的!」(笑)
「でもみんな、超真面目にせっせとやってる!」
「みんな、めっちゃかわいいやん!」(笑)
そんなことを思いながら彼らの仕事ぶりを見ていると、今度は何本ものペットボトルを抱えた小さい男の子が、せっせとペットボトルに水を入れ始めた。
「なんだこの姿!かわいすぎるじゃないか!」
あたかも「これはボクの仕事なんだ!」と言わんばかりに水をくんでいる。
これがいつものルーティーンなのかどうかは分からないが、この小さな体で抱えきれるかぎりのペットボトルを脇に抱え、水をくんでいる姿を見た時、クスッと笑ってしまったと同時に、ほっこりもした。
「みんなの釣り竿が当たり前のように ❝枝❞ だった」
というのも、私の心にハマった。
この素朴さがいいのだ。
心がゆるんでいく。
子供たちが釣りをする姿を見れて満足した私は、みんなに「ありがとう」と言い、次の目的地へ向かった。
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今回はここで終わりです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ꕤ