ヒアルロン酸Na

さて、3回目のテーマはヒアルロン酸Naにしようかと思います。
保湿といえば〜で代表的なやつですね。私が化粧品業界に入る前でも知ってた位有名だから、まあ普通の人なら知っているでしょう。

【基本情報】 

[化粧品成分表示名称] ヒアルロン酸Na

[医薬部外品表示名称] ヒアルロン酸ナトリウム(2)、ヒアルロン酸Na-2

【コメント】


ヒアルロン酸…。私が化粧品業界入る前は注射のイメージしかなかったんですよね。注射でなければ、意味ないのですね。この業界入って知りました。

さて、今回は苦手な皮膚科学の分野も勉強していきます。正直この辺は初学者なので、間違いもあるかと思いますので、優しく見守ってください。そしてコメントお願いします。

・ヒアルロン酸は真皮に多く含まれて、水をたっぷり蓄えて、皮膚のハリ、弾力や水分量を保つ。

……テンプレートを書いてしまいました(笑)

確かに、ヒアルロン酸の水をたっぷり吸うというのはヒアルロン酸粉末を水に入れて水溶液にした時に実感出来ますね。1%水溶液作ろうものなら、全然撹拌装置回らない。ものすごい粘性のある液体になります。

実は一概にヒアルロン酸Naといっても、色々な分子量のものがあります。数千から200万くらいまで。分子量によって、溶液にしたときの粘度がかなり変わりますからね。同じ粘度に調整しても、分子量の大きいものを少量と、分子量の小さいものを多量にだと、保湿感や粘性がちょっと違う。

分子量の話でましたが、こんなに分子量大きいので、肌になんて浸透しません。真皮に到達するには、500とかじゃないと駄目らしい。だから注射しないといけないってことなのかな?

訴求に浸透型ヒアルロン酸ってあるのは、この分子量をもっと小さくしたもののよう。小さいと浸透しやすくなるから当然か。でも真皮まで行くのかな?

では、ヒアルロン酸Na配合の化粧品って意味ないのか?って話ですが、その保水力と皮膜性で、肌の上に膜をはって潤い保ってくれるんですよね。肌表面の乾燥防止って意味で使われているのだと思います。あとは、即効性があるので、効果実感処方には入りやすいのかもしれませんね。

まあ、消費者目線からの問題点としては、1%入ることないので配合量が分かり難いこと。化粧品だと0.01%でも0.0000001%(極端だが…)でも、1%以下の一番上に書いてもOKとの扱いになりますからね。後者なんて本当に効果ないだろうに、ヒアルロン酸Na配合!!って書いても事実だから問題ないのが、化粧品のグレーなところ…(笑)

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