フェノシキエタノール

さて、第5回目のテーマはパラベンフリー製品のメインの防腐剤になるフェノシキエタノールです。

今、パラベンフリーと書かれている製品のほとんどに入っているのではないでしょうか。
その特徴についてまとめてみたいと思います。

【基本情報】

[化粧品成分表示名称] フェノキシエタノール

[医薬部外品表示名称] フェノキシエタノール

【コメント】

防腐剤業界で2強の一角、フェノシキエタノールです。こちらともう一角のメチルパラベンの比較から行ってみます。

(共通点)
・いずれもポジティブリストに収載されている原料で、1%以下であれば配合可
・比較的少量で防腐効果がある
・水への溶解が可能で、化粧水などに使用しやすい

(相違点)
・効果の大小。効果はメチルパラベンの方が少量効果あります。真菌にも強い。
・ハンドリング。メチルパラベンは粉体、フェノシキエタノールは液体。フェノシキエタノールの方が水への溶解度が高いですかね。あとは、メチルパラベンはアルカリ性や、油が配合される処方では効果が薄まる場合がありますね。

と、思い付く比較を記載してみました。
個人的に重要視しているのは、どちらも配合上限が決められていること。メチルパラベンの記事でも書きましたが、上限がある≒それ以下なら安全と認められているというのが私の考え方。もちろん、配合量低く必要なだけとは考えますがね。

なので、メチルパラベンよりフェノシキエタノールが安全っていうのも筋違いかなとは思います。
まあ、個人的に一番不安なのは植物成分だけ、防腐剤フリーの化粧品。腐るんじゃね?と思い、提案したくないですね。

最近30分では書ききれなくなってきた。
ゆっくり更新していきますので、ゆっくりご覧になって下さい。

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