グリセリン
2回目のテーマはグリセリンにしましょうか。
前回ちょっとワードがでましたが、化粧品に入っているランキング1位じゃないかと思われます。水除いてね。
化粧品成分知らない人でも、グリセリンってワードは知ってる方は多い印象。ちなみに高校化学で習うはず。油脂をけん化して、脂肪酸塩とグリセリンができるってやつ。石鹸ね。これはなぜか、皆さん覚えてない。なんか見た事あるって人は多い。
【基礎情報】
[化粧品成分表示名称] グリセリン
[医薬部外品表示名称] 濃グリセリン
【コメント】
これも処方によく入っている理由は、ほぼほぼBGと同じではないでしょうか。①無色透明②水溶性液体③無臭④安全性高いと基本的にハンドリングが良い。
安全性に関しては、こちらは眼刺激性もなく安全性はBGより高い模様。ただし、BG自体かなり昔から配合されている成分だけに、今更BGは眼刺激性あるから避けようなんて考え方はナンセンス。そこを気にする人は化粧品使っちゃいけません(笑)
その他のグリセリンの独特の特徴としては、温感効果がありますね。クレンジングやパックで表示順位が高いもの(というか一番上にあるもの)はこの効果を求めてかと。皮膚に塗布した際に、皮膚水分と水和する際に、水和熱を生じて温感感じるというのが原理のようです。
【BGとグリセリンの比較】
よく入っているBGとグリセリン比較すると意外に違うとことがあります。
どちらも保湿剤ですが、その使用感は違う。原料単独を触れば明確に分かりますが、保湿剤!!って感じるのは、グリセリンですね。BGと比較して粘性もどろっとしていますし、塗布後にベタつきを感じるので、何か塗ったなという印象が強い。グリセリンが入った瓶を放置しておいて、なんかシャバシャバで水っぽくなっていたので、吸湿性が強いことも変に実感済み。
グリセリンは天然由来ですね。石油由来のものもあるらしいのですが、使っているところあるのかな?私は知りませんが、有ったらすみません。BGは基本的には非天然。BGも植物由来のものがありますが、価格が跳ね上がります。私はオーガニック信者でもないので、どちらでも良いのですが。。。
他の違いとしては、静菌性ですね。こちらに関してはBGの方が効果あります。私の印象では、グリセリンは保湿特化でBGは弱い保湿+防腐って認識です。グリセリンも一定の効果ありますが、グリセリンだけで防腐取ろうとするとかなりベタベタの使用感になるので、現実味ないですね。
グリセリンは書くことが意外に多くて2日間かかってしましいました。でも、文章を書くって楽しいですね。これからも継続していければと思います。