ハワイ島生活 #00-怖さを越えた先を、私は見たいと思った-
2022.06.14 友人の家をあとにする。
最後に会いたい人に会い、空港に向かう。
そして「今夜、出発するね」と母に伝えた。
さすがに、『えーー!!』と驚いていたけれど、私のことは、よくよく分かっているはず。(前に言ったんだけどなあ)
父には、学生ぶりに「とうぶん帰らないけど、行っていい?」と許可を仰いでみた。
すると意外にも力強い言葉が返ってきて、信じてくれるのは、今も昔も変わらないと感じた。
そして、ガイドブックも持たずに、赤いトランクとお気に入りのPORTERのリュックで、飛び出したのでした。
出国前、母と地元の友人と話し、19時15分のフライトで、ホノルルに飛び、ハワイ島コナ空港に着く。
「今、どんな気持ち」
『え? 今はすごく怖いよ。正直』
『… でも、この怖さを乗り越えた先に
何があるのかはワクワクしている』
不安や怖さで引き返したくなったけれど、それ以上に、その先の世界を私は見たいと思った。
海外に行く決心をつける時に考えたことは
どう生きたいか?と同時に
どう死にたいか?だった。
確実に、人は死に向かっていて
誰にでもその日は決まって訪れるし、
それが"寿命"というものだと思う。
『生きる為に行くのではない、死に行くんだね。』
そんな言葉が胸を打つ。
たとえ、明日が最後の日だとしても
やり切って、全うして生きているかどうか
何よりも、自分が"生きてるという実感がある事が大切"そこに何も残す必要なんてない。
残りの残高を気にするより、残りの人生を気にしながら生きることはカッコいいよ
どう生きるか?(どう死ぬか?) だ。
自分の人生、責任を取れるのは自分だけ。
そして、この世でたった一人。
自分の思い通りになる人。それは、自分だけ。