私のレノーア
状況を弁解する必要はないです。説明も不要です。
あれほど理由を知りたがっていたけれど、納得したい気持ちも薄れて、信じる気力さえ、もうすっかり無い。わずかな灯火も消え入りそう。
糖が足らなくて手が震えてる。身体から冷たい汗が出てる。ああ、…そうか。
食べるという行為が、本当はとても嫌い。
無心に貪り頬張る姿を見るのも見られるのも嫌。気づけば眉間に皺ができてる。
欲を露出しているみたいで恥ずかしいと感じるる。私だけですかね。
自分の感情を音楽で認識して、苦しみが込み上げて特有の喉の詰まりとともに息が荒くなる。空を睨みつけながら、どこに行けばいいか分からない苦しみがどんどん精製されてる。
そうなの?
もう戻ってこないの?
そんなの嘘だよね?
すべてを封じることもできるらしい。
苦しみに耐えながら生きることを、生まれる前から決めていたなんて思ってないけど、すべてを忘れて生きることが私にとって幸せなのだろうか。
どうせ何かの拍子に記憶が蘇って苦しむんじゃないかなって思う。考えすぎでしょうか。
とっくに浮いた足は、地に戻る術を忘れてしまった。
なんてね。誰に向かって話してるの?