呼応する星

真実の愛はわずかな痕跡

辿るのは微かな記憶だけ

気が遠くなるほどの転生の中にある

膨大な記憶のどれか ひとつ

ほんの少し前 遥か昔 本当に忘れ去ったり

交錯し留まることは無い それぞれの愛

たとえば

名前の無かったあなたが名前をもつ

宇宙の一部が

誰かひとりのために波打ち始める

鼓動のように 息吹のように

愛という呼び名を捨てる時

どうか そばにいて欲しい

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