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両刀(絵と字)をやめるか悩んだ末

私は、両刀(絵師と字書きの両方をやっていること)の二次創作者だ。
以下投稿で「今年中に両刀に折り合いをつける」と宣言したので、ご報告。

最初に言うと、あんまり楽しくない報告になる。年末なのに申し訳なさすぎ。

現状

結果、今は字書きとしてのみ活動している。
だが、折り合いがつけられたか?というと難しい。
「絵描きをやめた」というよりも「絵描きができなくなった」が正しい。

絵描きについて

ある日から絵がほぼ描けなくなった。
描けないというより完成が困難になった。多くの時間を掛けないと一枚の絵も完成させることができなくなった。
過去2~4時間で完成が、現在は2日以上掛かるといった違い。
1日も掛からずできていたことができなくなったストレスが酷く、結果的にペンを持たなくなっていってしまった。

きっかけは、折り合いをつけようと覚悟したときに志した、絵の勉強だった。

解剖学の本で絵の練習をしたり、イラストをたくさん見たり、講座動画を見たりしたのだが、そうすると、自分の絵がどんどん下手に見えてくる。絵を完成させるまで、「描き直す」ことを繰り返すようになり、伸び伸びと絵を描けなくなってしまった。
そのおかげで、極端に下手な絵はアップしなくなったと思うが、正直下手でも気軽にアップできていた頃の方が幸せだったかもしれない。
今まで楽しくアップしていた絵は、勉強後に見るとバランスが悪く酷く不格好なものに見えた。

それで、結局、夏くらいからペンを持とうとしても無理になってしまった。
絵が描けないまま過ごしているというだけで、両刀への意識についてはなんだか中途半端になってしまったので、来年もこの状態かどうか、もう1年様子を見たいと思う。

字書きについて

絵が描けない間でずっと字書きをしていた。
前投稿で、辞書を読む勉強をしていたが、途中から感情類語辞典を読む方向にシフトした。感情描写ばっかり書く人なので。

今のジャンルは、今年の1月後半くらいから書き始めたので、まるっと1年くらい字書き活動をした。

この1年間で9本ほど作品を書いた。(ほぼ1万字以上のもの・SSは除く)
それってすごいか?という感じだが、本当にどうしようもないくらい遅筆字書きだったので過去の本数と比較する。

◆自分が全盛期だった頃のジャンル
 ⇒2年間で8本(3ヵ月に1本)
◆前に好きだったジャンル ※これが直近
 ⇒5年間で5本(1年に1本……)

とまあ、比べれば過去の自分より書けるようにはなった。
あんまり感想いただけたことがなかったのだが、今年はいろいろ感想をいただけることも増えた。(感想箱をやっとちゃんと起き始めたからかもだが)なんやかんや、はじめてWEBオンリーにも参加ができて嬉しかった。

数年間の両刀活動を後悔している

SNSアカウントは分ければよかった

今回、字書きとして、Xのアカウントを作成し、一切絵を投稿しないアカウントをはじめて持った。(今までは両刀アカウントのみ)
そこで二次創作をしたのだが、最初から、こうしていればよかった……。
小説が好きな人だけがフォローしてくれるし、絵柄と字の雰囲気の違いに戸惑われるということもない。
純粋に字だけへの感想がいただけるので、感想もいただきやすくなった。
自分も、絵と字の活動で迷うこともなくなった。

絵描き・字書きとしてそれぞれ集中できなかった

絵描きの頃はhtrだと自覚していたけど、自由に好きなようにやっていた。
字書きも遅筆だったので、稀に投稿できれば、というぬるい気持ちだった。
どちらも成長志向がなくて、結局中途半端に、両刀を続けてしまったように思う。
感想箱を今年やっと置いたのも愚かだった……。
今回、絵と字を離して活動することで、周りから違った評価がいただけることを知ったし、最初からこうしていたらもっと自信も持てていたかも……と反省した。
他人の意見をいただくことで、もっと成長したいという気持ちに繋がったのに、とにかく自分の能力に対して目を逸らし続けていた。
趣味なので、別にそれは間違いではないのだが、数年も二次創作やっているのに勿体ない日々だったと思う。

本が出せなかった

二次創作歴は長めだが、私は結局、自分だけの本を出せたことがない。
絵で出すのか?字で出すのか?という問題から始まり、絵に自信がないことで、なぜか字も自信がなくなって、どちらも無理というネガティブ思考になってしまった。
両刀していると、片方の評価が曖昧だと、両方ともうまくいっていないようになぜか錯覚してしまって、htr二次創作だな、とずっと思ってしまっていたのだ。
どちらかにちゃんと視点を当てたら、今だったら、字書きとして本を出せたかもと思えた。
現在社畜の事情でリアルイベントに行けないので難しいのだが、イベントたくさん参加していた頃に、この気持ちになれたら良かった……。

さいごに

決して両刀を否定しているわけではない。
自分のことだと、どうしてもネガティブに書くが、周りの方々は自由に両刀して欲しいと思う。
私は両立が下手なのに、両方頑張ろうとして結局、中途半端になってしまった。その中途半端さにも気付けず数年過ごしてしまったので、反省を胸に来年も二次創作をしていこうと思う。

しかし、この遅筆、どうにかならないのだろうか……。

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