VIVISTOP NITOBE 訪問記
こんにちは。
FABコミュニティ「CO-SAKU谷」です。コーサクダニ、と読みます。
私たちが「工作室をつくりたい」と考えた原点に、子どものためのクリエイティブラーニングスペース「VIVISTOP」との出会いがあったことは、以前の記事でご紹介しました。今回、シモキタFABコーサク室をつくることが決まって、中野区にあるVIVISTOP NITOBEさんに、機材や道具、レイアウトなどをご相談する機会をいただき、4月中旬にお伺いしました。
VIVISTOP NITOBEは新渡戸文化学園内にあり、同校の子どもたちが放課後に利用する施設として運営されています。訪問前にホームページをチェックしていたら、次の言葉に、おぉ!っと目がとまりました。
VIVISTOP NITOBEでは、教室や教科、学年など、これまでの学校の仕組みを越え、先生も生徒児童も、ともにつくり、ともに学びます。
私たちがこれまで見てきたVIVISTOPは、学校の外にありました。「学校でできないことができる場所」というイメージを持って、その姿を追いかけてきたように思います。ところがVIVISTOP NITOBEさんは、これまでの学校の仕組みを越える、というのです。
私たちは、「シモキタFABコーサク室」を学校の外にある工作室として学校が使ってくれたらいいなあ、と妄想しています。3Dプリンターやレーザーカッターがある公立小学校は、ほとんどありません。シモキタFABコーサク室の会員ではない子どもたちにもコーサクの機会を持ってもらうには、と考えていたら、学校がここで図工や電子工作の授業をすればいいんだ、と思ったわけです。もちろん、先生役も学校の先生ではない人が担って。でも、妄想は易し、これまでの学校の仕組みを越えるは難し、です。
さあ、どんなVIVISTOPなんだろう?
案内をしてくださったのは、同校の図工の先生である山内佑輔さん。山内先生はVIVISTOPのリードクルーでもあります。「僕は、放課後ずーっとVIVISTOPにいるので、いろんな会議とかあまり出られないんです。学校も、それを認めてくれています」と話してくれました。おお、すでに学校の仕組みを越えてますね!
最初に目に飛び込んできたのは、教室3つ分くらいありそうな広いフロアでした。その一角が、VIVISTOPになっています。もともと図工室だったところをつなげ自由度の高いスペースとして、ここで授業もされるそうです。
VIVISTOPのエリアには、楽しそうな造形の椅子たちが! 同校の5年生が高知県佐川町の木材とデジタル工作機材を活用し、5人1チームで、4ヶ月かけて作ったそうです。高知県佐川町といえば、一昨年の夏のVIVITA ROBOCONで会場中を魅了したあの「鹿のロボット」を作ったところじゃないですか!(詳しくはVIVITAさんのブログや動画を見てくださいね)
お伺いしたのは、午後3時すぎの放課後タイム。VIVISTOPで過ごす子どもたちにも話を聞きながら、鉄道にめちゃ詳しい小学生に駅名当てクイズを出されてまったく答えられないという経験もしながら、道具の収納や機材のことなど、アドバイスをたくさんいただきました。山内先生、そしてかっしーさん、ありがとうございました!
今年の夏には、また、VIVITA ROBOCONに挑戦する予定です。VIVISTOP NITOBEの子どもたちとシモキタFABコーサク室の子どもたち、大人や学生も一緒になって、ロボットを作ったり大会を共催したり、そんなこともできたらと考えています。
最後に、みんなで戦隊ポーズでパチリ。
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