<出張工作室レポート③>「パソコン自作への道〜第1回 雑談編」@おでかけひろばクスクス
こんにちは。
FABコミュニティ「CO-SAKU谷」です。コーサクダニ、と読みます。
いろんなところへ出張って工作する「出張工作室」、今回は「パソコン自作したいんだけどさー」という中学生のつぶやきに反応して企画。その名も「パソコン自作への道」。
会場のご協力をいただいたのは、世田谷区喜多見にある「おでかけひろばクスクス」さん。おでかけひろばは、親子でゆっくり過ごしたり、おもちゃで遊んだり、子育て情報の交換をしたりと、思い思いの時間を過ごすことのできる場所です。赤ちゃんと二人きりの時間が多い時期、お母さんにとっても、ほっとする時間を過ごせます。私も子どもが小さい時、お世話になりました。今回は、春の日差しがふりそそぐ、その2階をお借りしました。
パソコンを作りたいという中学生たちに「自作パソコンで何したいの?」と聞いたら、「ゲーム!」と即答が返ってきました。ほほう、そうか。当方まったくその世界に疎く、どうしたものかとまわりに投げたら、「初自作PCでCPUファン取り付けミスってCPUが燃えて2万円のパーツを一瞬でパーにした」「だいぶ前になるけど自作してました! 久しぶりにやりたい」という大人たちが現れました!
「シモキタFAB工作室」でこんなふうに自分の好き・得意・経験をシェアして一緒に楽しみたい人、カモーン、です。
さて、その大人たちによると
・PCの組み立てはプラモみたいなものなので、難しくない。
・自作PCは組み立てた後に起動しないこともあるし(パーツの相性やら組立時のミスやら)、何かトラブルが起きたらメーカー製と違ってサポートもないので、すべて自力でやることになる。
・「その覚悟はあるか?」が、いちばん大事。結構高い買い物なので。
とのこと。
なるほど。そこで、中学生たちに「その覚悟はあるかー!」と迫る前に、自作経験のある大人たちと雑談することにしました。中学生たちは、やりたいと言うだけあって、すでに自分でいろいろと調べている様子。貯めてきたお年玉とお母さんからの支援金で、それなりに予算も計算していました。
雑談は、終始なごやかな雰囲気。中学生男子、口数も少なくなりがちな年頃だと思うのですが、時間が経つにつれ、どんどん距離感が縮んでいきます。
専門的で難しそうな単語や情報にも中学生たちはグイグイ喰いつき、大人たちもグイグイ答えます。傍らで眺めていると、ただただ好きなことに夢中になっている男子グループにしか見えません。この日、中学生たちは、パソコン自作への道の各々のすすみ方を具体的にイメージできたようです。よかった!
子どもたちは、ネットで検索し、Youtubeで動画を観て、どんどん知識と仮想経験を身につけていきます。その情報だけで、簡単にできそう、と思ってしまうことも多々あるでしょう。「それらを打ち砕くようなリアルな経験を一度できると、すごくいいんですよね」と、大人たち。「手を動かして、作ると経験しますよね」と、雑談を楽しそうに見守っていたお母さんの一言。
はい、それができるのが、CO-SAKU谷です。
<次回予告とお願い>
4月25日(日)「パソコン自作への道 第2回 解体編」@CO-SAKU谷 シモキタFAB工作室
「パソコン自作への道」第2回は、デスクトップパソコンを解体して構造を見たり、することにしました。出張ではなく「CO-SAKU谷 シモキタFAB工作室」で開催します! 参加したい人、カモーン。時間や参加費用など、詳細は近日に公開します。
そして、解体用のデスクトップパソコン、ゲーミングPCを探しています。春は移転・引越しのシーズン、廃棄予定だったり片隅に置きっ放しになっていたら、中学生たちの勉強素材用にお譲りくださいませんか? できれば世田谷区内、あるいはその近郊だとありがたいです。譲ってもいいよー、という方はコメントでご連絡ください。よろしくお願いします。