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2023年度 #3 不思議なご縁も世の中の巡り合いの理ゆえ

🌸2023年4月17日〜30日の振り返り

ちょっと怒涛の日々が続いたので、まとめてアップすることに。自省。

・初めてEOの京都会に参加し、懐かしい面々にも会いつつ元ワークスアプリケーションズ代表の牧野さんの話から、世の中を変えてこそのアントレプレナーであることを改めて感じ、奮える心を思い出す。
・玉利くんと曽爾方面を巡り、中央構造線地帯の圧倒的なパワーと、そこに古来より美杉の雲出川上流の水源を守ってきた川上山若宮八幡神社を偶然訪れたり、高校の後輩の篠田さんを訪ねたりし、色んなご縁を体感する。

・ラジオカフェ20周年イベントにゲストとして参加し、懐かしい方々との再会や新たな方々との出会いなど、温かい空気感に包まれた時間を過ごす。
・宇治の興聖寺で開催された、分解できる漆塗りコントラバスのお披露目会に参加して、異分野・同志の人たちの交流が新たな世界を切り開くということを感じ、DWKでやってきたことの価値を実感する。

・DESIGN WEEK KYOTOおよびDESIGN KYOTOの2023年度の活動計画についてのプレキックオフミーティングを開催し、いよいよ今年度の活動の方向性を決めて動いていけるようになってきた。↑のようなことが京都府内中でたくさん起きるように、年に1回のイベントから本当の意味でのコミュニティとなっていくべく、そして世界の人が京都に来る意義を感じてもらえるような場を作っていくためにがんばっていくという決意を改めて強くした。
・Freewill社の新入社員研修にて講師を務め、志やビジョン等について語り合う中で、「なぜこういった仕事をしているのか」ということについての振り返りもできた。
・同志社大学の「文化イノベーション」の講義を金曜日に実施した。
・鳥取の民藝の場を訪ねると共に、様々な交流と新たなコミュニティが生まれる拠点となっているマーチングビル(鳥取銀行のグループ会社である「まるにわ」が運営)を訪ね、まるにわ代表の斉藤さん・鳥取県の岡本さん・学生人材バンクの中川さんと親交を深めた。

🙆不思議な「ご縁」、必然の「ご縁」、いずれも大事

人とのご縁というものに生かされていると感じる日々だった。「得」か「損」かという観点だけで見ていては気づくことがないだろう。その中には不思議のご縁がある。今回の川上山若宮八幡宮もそうだった。曽爾の景観を眺めながら、一緒に行った玉利くんと中央構造線の力の凄まじさを話していた中で、地図を見てふと気になったので行ってみた。中央構造線のまさに真上に位置していたからだ。そして立地もなにやらとてつもない霊山感を感じた。そしたらやはり、だった。岡野家が神主を代々務める日本最古の神社だったのだ。そしてその岡野家の一人と玉利くんが郡上八幡で色々な活動に取り組んでいる。偶然にしては、あまりにも出来すぎている。神主さんとも色んな話ができた。
ラジオカフェ20周年でも色んな人と出会えた。思えば10年前の起業したての頃に同い年の仲間たちとラジオカフェで番組をやっていたこと、大学時代からの環境問題に意識が高い学生仲間たちとの繋がりで、ecotoneを運営するラジオカフェ代表の太田航平と知り合っていたことから、今回のテーマである「地域の様々な声を届ける」に合う活動をしているということで呼んでもらった。
鳥取でのこともそうだ。知り合いからの紹介で、毎週土曜にオンライン関係人口ラボというのに参加するようになり、そこで意見交換する中で、鳥取の盛り上がりを支えている方々とも出会い、画期的な地域の活動のことを知ったので、行ってみたかったのだ。オンラインで知っているのとはまた違うリアルな理解が深まった。やはりリアルな場が持つパワーはリアルに訪問しないとわからないし、表に出ている情報だけでは知りえないことを知ることができる。
こういったことは、ある意味「必然」とも言える。損とか得とか考えずに、色んな前向きな志を持つ人たちと交流を深めて意見交換などをしている中で、相互に信頼関係が高まり、「なにか」に結びついていく。その小さな「なにか」の積み重ねがいずれ大きな「なにか」になる。このことをどうロジックで示すのかがしばしば聞かれる。僕は不器用なので、なんとなく大きな組織等が喜びそうな「売上」とか「集客数」「商談数」などの数字を作ってごまかすことが苦手だ。なぜなら、そういった評価指数では評価できない価値観で動いているからだ。
では新たな数字目標を作れば良いではないか、とも言われる。しかしそれは既存の資本主義の枠組みの中で言わざるを得ない。まだまだ模索は続くが、分かる人が増えてきていることも実感する。10年ほど続けてきて、色んなところでお声がけをいただくようなご縁もあるのが、なによりの証拠なのかもしれない。場合によっては20年も前の出会いが今になって大きくなってきていることもある。僕はこういったことを信じて生きていたい。目先の数字を追うと見えてこない世界の話だ。

南方曼荼羅の世界

南方曼荼羅

ここまで書いてきて、不思議と言えば南方曼荼羅を思い出した。南方曼荼羅は、世界は物理学などによって知ることのできる「物不思議」領域、心理学などによって研究可能な領域である「心不思議」、そして両者が交わるところである「事不思議」という領域、さらに推論・予知、いわば第六感で知ることができるような領域である「理不思議」で成り立っており、これらは人智を超えて、知ることが不可能な「大日如来の大不思議」によって包まれている、とされる。
色んな不思議な「事」が起こるのは、まさに物と心の両面での取り組みゆえということを個人的にとても感じている。自然の中で色んな感覚が開き、研ぎ澄まされているようになるのは、これなのだろうか。だから自然の中で時間を過ごすことを心が求めるのか。色んなことを感じる日々だった。

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