社会的責任投資(Socially Responsible Investment:SRI)
運用上の投資基準として、従来の財務的側面だけでなく、企業として社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility, 社会的・倫理的側面など)を果たしているかといった状況も考慮して投資対象を選ぶこと。経済的リターンと社会・環境的メリットの両方に配慮しながら、ポジティブな変化をもたらそうとする戦略的投資を意味する。古くは、アメリカでキリスト教の教会が資産運用を行う際に、タバコやアルコール、ギャンブルなどのキリスト教の教えに反する内容の業種を投資対象から外したことがSRIの始まりだといわれる。近年では、環境問題などに積極的に取り組んでいる企業などをピックアップするSRIが増えている。
JSIF(日本サステナブル投資フォーラム)は、サステナブル投資(SRI投資)を次の2つを満たすものだと定義している。
①地球と社会の持続可能性に配慮した投資であること
②①の投資プロセスや社会的な効果を資金の供給者に対して開示していること。
社会的責任の評価基準の例としては、法令順守や労働等組織内の問題に加え、環境、雇用、健康・安全、教育、福祉、人権、地域等さまざまな社会的事項への対応や積極的活動が挙げられる。
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