お茶はじめました_水無月(6月)大徳寺玉林院の茶会に潜入 ②
大徳寺 玉林院の茶会潜入
つづきです。
…
待合から茶室へ入る。
朝から8回とかmore行うらしい、
茶会はそれくらいが普通らしい。
ひと席10人くらい、
この回にはお弟子さんが混ざってる様子。
(主客の女性と末客の袴を着た男子がそれっぽい)
席入りから拝見、
普段のお稽古のことを思い出しながら動く。
最初にお軸とか席位置を確認して、
順番に拝見してまわって
お釜の隣に何かあるけど、この拝見はどーすんだ、、?とか考えつつ人真似をして席につく
座ると隣のおじさまが
見るからに初心者な私たちに声をかけてくださった。「今日は月釜なんで(緊張しなくても)大丈夫やから」と。
知識が無くてよく分からないけど、月釜だとそーなんですね🥺ありがたや✨
亭主の女性が入られて、主客の方の問いかけから、
しつらいやお道具の説明をされる。
お水は貴船の川からだそう。なんと贅沢なー。
茶花の紫陽花は、お寺の花をお借りされてたり、お軸は住職の作だったり、親しみのある関係性や京都の空気が感じられるものから、
北海道のキセルの道具やヨーロッパの器など、
洋風のアイテムも“みたてて”使われていて、
80代の亭主の方のセンスのよさを節々に感じました。
(美月さんは北海道の出身で、そこが繋がったことも何だか興味深かった)
亭主と主客が話されてる間にどんどん抹茶が点てられていきます。
見たり聞いたり飲んだり
「お先に」「ご一緒に」と言ったり言われたり
ヘリウチヘリソト忙しい。
「暑い日に熱いお茶飲むのが美味しいなぁ」とおじさん。『ホンマですね』という顔で頷くわたし。
菓子は青梅、そしてこの日初めて体験したのですが、お茶が2回も出てきました。(後で聞くとそういうもんだそう、ふーむ、
2回で1服?2服?単位は謎や)
3回出てきたらどうしよう、そんなに飲まれへんし、、腹パンです、と内心思いましたが、
主客さんが亭主に促される形で「おしまいを」とコールしてくださり、ホッとしました。
西の茶会はユーモアもありつつ、みなさん優しくて、京ことばならではの“遠回しな表現”というより、
達人のスパッとした“切れ味のある表現”で
程よい緊張感も時々あって…
経験出来て本当によかったです。そして茶会の経験は東京でのお稽古にも繋がります。
パートで習っていたことが、ゆるーい線となって繋がっていくような感覚でした。(とはいえ完全には繋がらない、フワフワとカタチが浮かんだの☁️)
あっという間に終わった茶会。
美月さんとはお寺の前で別れました。
本当この瞬間のためだけに会えたみたい。
天の使いか…👼一期一会ってこのことか。
お陰様で楽しめました😭本当にありがとう!!
興奮冷めやらぬまま、帰路へ。出町柳に着く。
緊張してお昼を食べれてなかったので、
お気に入りの喫茶店でハヤシライスを食べながら母を待つ。(抹茶飲んだ後だけど、アイスコーヒーもうまい。)
お茶の世界は私を色んなところに連れてってくれるし、交友も広げてくれました。
祖母が亡くなってから、母親と共通の趣味を持ちたいと思って始めた茶道。一緒に過ごせて良かったです!
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