23-2339
本日誕生日だった。
過ぎてしまったけど。
23歳になった。
昨日ようやく買えた中古自転車に乗り、豊水すすきのまで走った。その後Youth+アカシヤに寄り、また麻生へと帰ってきた。
久しぶりに自転車に乗ると筋肉痛は避けられないようだ。
23で思い出した。
札幌でも見かける金星のタクシーは地元の北見でも走っていて、その支社である金星北見ハイヤーの電話番号は0157-23-2339。
0157は市外局番。23-2339は「兄さんの兄さんサンキュー」と語呂合わせになっている。
北見市民の多くはタクシーの車体にプリントされたそれを見て「タクシーと兄さんに何の関係が…」と思いをめぐらす。
北見のローカルネタだと思っていたが、調べてみると金星小樽ハイヤーにも兄さんだった。
0134-23-8181(兄さん ハイハイ)
北見の兄さんは感謝されているのに対し、小樽の兄さんは軽くあしらわれている。小樽の兄さんが何をしたというのか。
ちなみに札幌本社は
011-881-8801(ハヤイ ハヤーイ)だった。
楽しそう。
帰宅する前に麻生イオンへ寄った。
駐輪場に自転車を停めた直後、買い物終わりと思しき見知らぬマダムが急に話しかけて来た。私が駐輪した隣の自転車の持ち主だった。
何の断りもなく、かつ一方的に「婦人服売り場で1時間半くらい電話を待っていたらサイゼリヤで待ってくれていた女友達2人が帰ってしまった」という話を5分くらい延々と聞かされた。
適当にスルーしてやり過ごすこともできたのかもしれないが、スルースキルと対極にあるスキルもあるようで、マダムが自転車の鍵を開けている間も何故か話しが始まるのをジッと待機していた。
鍵を開け私に話をして、ちょっと落ち着いたように見えたマダムは、駐輪場の近くに佇んでこちらを見ていた若者を訝しげにチラチラと見て「知ってる人?こっち見てるけど」と私に聞く。
私としては正直マダムの方が訝しげだったけど、「いや、知らないです」と答えた。
そうこうしているうちに帰る姿勢になったようだったので、道を譲るように「あ、どうぞどうぞ」と促すと帰ってくれた。またね。疲れた。
とここらまでの文章を考えながら、イオンで期間限定のサッポロクラシックを買って帰った。
想定外の事態で時間をとられているうちに、待たせていた友人たちは知らぬ間に帰ってしまった。マダムはそれを誰かに話したかったんだろうなぁ。と。少し役に立てたかもな。
23歳ってこういうことか。
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