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ムードが伝染されやすい私

新宿のサブナードに時々現れる古本屋さん。一瞬で惹かれてしまった本。『ここじゃない世界に行きたかった』。なにこれ、最高。

子どもの頃から海外への憧れが強く、いつかは海外に住むのだとずっと心に決めていた私であるが、アメリカ永住権抽選プログラムになんと当選。このプログラムについて補足をすると、アメリカが毎年行なっている指定国(ほとんど全世界と言っても良い)の高卒以上の人が対象となる永住権の抽選システムである。この存在は高校生の頃から知っていて、いつか応募しようと思いながらもなかなか踏み出せずいたのだが、新卒で入った会社も3年目という節目と、トランプやコロナの影響で今がチャンスなのではないかと思い2021年実施のDV2022に応募したという流れ。入社当時から今の会社は3,4年したら辞めてワーホリにでも行こうと決めていたので、ワーホリの情報を集めつつ、あわよくばアメリカの永住権を取得できたら最高と思いながら、結果発表まで毎年買うジャンボ宝くじを買わないなど自分の中で運はセーブしたりしていた。(どんなセーブ。笑)

そんな私にはこのタイトルがすごくすごく刺さったのだ。表紙を捲って現れた言葉を読んで、さらに私は引き込まれた。

「美しさの定義は、懸命に生きる人の数だけ多様化していく。美しさというギフトは、誰からももらえないし、どこに行っても買えやしない。

親や家族から器や環境は与えられるかもしれないが、与えられてばかりの器では自ら輝きを発しにくい。

美しさとはつまり、自分だけが自分に与えてあげられる、大切なギフトなのだ

-『美しくあること、とは』より」

最高に好きなテイストだ。そしてその本を読み始めた私は、著者が塩谷舞さんと言うこの”note”で定期購読マガジンで執筆なさっている方なのだと知り、「ああ、私もなんか書いてみよう」と思い立って、本を読み終わった今、早速この文章を書いているのである。

昔っからなのかわからないが、なんだか自分はムードの影響を受けやすい気がしている。例えば、タバコが似合う映画を観ればなんだか妙に吸いたくなってしまうし(ちなみにそんな感じで映画や音楽の余韻が残っている時や風が気持ちいい日なんかに不定期で私はタバコを吸う)、雨がずっと降っている日は重めなテイストの作品を観たくなる。

他の人もそんなものなのだろうか。その世界に入り込む、ある意味では演じてしまっている、とも言えるかもしれない。個人的には、人は皆その時々で意識的に、もしくは無意識のうちにモードに入って全ての行動しているように思う。

意識的に、それは例えば音楽を聴くことでスイッチを入れて、「私は仕事のできるキャリアウーマン」モードになって仕事をしているようなこと。無意識に、それは仕事帰りに川沿いを成城石井のお惣菜を持って帰っている時、ふと自分を「都会で生きている強い女」なんて思っちゃうようなこと。そんな感じで皆んな場面場面を過ごしているのではないかなと私は思うわけである。

さて、初めてのnoteはこのくらいにしておこうかしら。飽き性の私はnoteを続けられるのか。。。でもDVプログラムにせっかく当選したのだから、それについて書いていきたい。。。書きます!(宣誓!)



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