ファンデルヴァーの失われた鉱山 PCの活躍を伝える試み 第 八 夜 ナンバーツー! その名は血刀タルゴル!
再びファンダリンの町まで戻った4人は、長旅の疲れをストーンヒル亭で一晩でしっかりと癒したのち、朝食を取りながら話し合うと、それぞれに依頼主の元を訪れることにした。
アリスは果樹園の主、エダーマスの邸宅へ。
ウルリッヒはタイモーラの侍祭見習い、シスターガラエルのいる幸運の社へ。
ヴェイトは町長事務所で待つ、ハーヴィン町長の元へ。
ムサシは、様子見もかねて、眠れる巨人亭とトレセンダー屋敷へ再起したレッドブランドの元へと。
そして、いつもの日課である占術や呪文書の再読をすでに済ませていたウルリッヒは、ストーンヒル亭で別行動となったアリスやヴェイト達の後ろ姿を見送ると、今いる宿のすぐ向かいに立つ祠で朝から幸運の女神への礼拝に精を出しているはずのシスターを訪問すべく出向いていった。
彼が社の入り口でにこやかに声を掛けると、遠くでもないのに息せき切って笑顔で駆け寄ってくる、若いエルフの姿が飛び込んできた。
ガラエルは、祠の前で待つウルリッヒに玄関先で弾けるような笑顔で期待を寄せて結果を尋ねるが、その若い侍祭にウルリッヒは実直なまなざしで事の顛末を語り、呪文書を渡した人物の名と大雑把な歳月しか聞けなかった事を詫びた。
だが、ガラエルはさらに笑顔をはじけさせてその一報を喜び、上司の司祭に顔向けができることを大いに感謝した。
ホッとするウルリッヒに待つように言うと、いったん奥へと引っ込んで戻ってきた彼女の手には、約束の品、ポーション・オヴ・ヒーリングの小瓶が4つ握られていた。
さっそく報告にネヴァーウィンターへと旅立つというガラエルに、ウルリッヒは道中の危険と不安を訴えるが、彼女はアガサの一件など、自分が一人旅に慣れていることを告げつつ、服の胸元にある金貨の刺繍で彩られた聖印の裏生地をそっと見せる。
そこには金貨の形をそのまま利用した三日月と、その中にすっぽり収まる竪琴の形が一瞬だけ垣間見えた。
ウルリッヒは、彼女がウィンクしながら瞬きする間だけ示したその素振りを、どう反応すべきか逡巡したが、誘いに気付いたと取られぬ様に用心しながら言葉を選んだ。
彼女がハーパーの関係者であることは明白だが、果たして、彼女と話を重ねることにより、自分がその信念と友情と共にあり続けることができるか、返答に窮するのは目に見えていたのだ。
自分の知識欲は何物にも代えがたい。
だが、ハーパーは一個人が多すぎる情報を占有することを是としない。
オグマ神と共にあるウルリッヒには、貧困層や弱者への救済は心を一つにできるかもしれないが、知識を貪る可能性と秘宝が引き起こす災害を食い止めようとする一線の境目がどこになるのか、答えはすぐには出なかった。
微笑みの女神タイモーラの使い然として笑みを向けるガラエルに、ウルリッヒは今後もお互いの協力と変わらぬ友好が続くことと、今回の結果を実らせた事に喜びを表すと共に、二人の新たなる門出を祝福して話を流した。
そして、今朝の占いの凶兆が果たしてどこに向かうのかと思いを馳せた。
侍祭である彼女はそのタイモーラ神譲りの笑顔で凶事を笑い飛ばすのか、跳ねのけるのか。
それとも凶兆の矛先は自分たちへと向かうのか。
他の三人より一足早く宿に戻ってもなお、ゴブリンとエルフの首のイメージが、ウルリッヒの脳裏からは離れることはなかった。
その頃、リンゴ果樹園の主であるダラン・エダーマスは、自宅である小奇麗なコテージでアリスを出迎えると、ティータイムに誘いながらアリスの話を興味深げに聞いていた。
エダーマスは、一つ一つ確認するように頷きながらオールド・アウル・ウェルにいたサーイのネクロマンサーとの冒険譚に耳を傾けると、一拍をおいてからアリスの手際を素晴らしいものだったと評価し、対価として金貨の詰まった袋を渡してくれた。
アップルティーとアップルパイが腹に早々に収まったところで、アリスが今後の話として、ネヴァーウィンターの東にあるサンダーツリー再興への助力が可能な場合は力添えしてもらいたい旨を明かすと、彼女の夢に向かう姿勢に笑顔で協力を約束する約束をしてくれた。
その上で、エダーマス自身がガントレット騎士団の一員であり、もしも騎士団の考えに賛同し、同調できるのであれば、更なる助力が可能であることを明かす。
アリスは、大陸の五大組織のひとつともいわれる騎士団の理念を思い返し、いずれは答えは出すとしてその場での即答を避け、助力と申し出に感謝を述べるとエダーマスの元を立ち去ることにした。
その帰り道、アリスはストーンヒル亭を通り過ぎ、ミルナ・デンドラーの元へと向かった。
家の近くまで行くと、元気を取り戻した子供たちの姿に元気づけられながら日々の忙しさに身を投じている風のミルナがアリスの目に留まる。
その姿は、救出時のショックや衰弱した感じはだいぶ薄らいでいるようにも見えた。
アリスが優しく声を掛けると、ミルナは笑顔で子供たちに近所の友達と遊んでくるようにと促して、家の前で軽い立ち話を二人でできる時間を作ってくれた。
アリスの口からこれからサンダーツリーに向かうであろうこと聞いたミルナは、感慨深げに微笑むと、自分の家があった場所から出たものは既に貴女に差し上げたものだと念を押し、面影もなくなったであろう北方の森に佇む村でアリスの母と遊んだ記憶を懐かしみつつ、夜明けの神にして若さの象徴でもあるラサンダーへアリスの門出を祝った。
アリスは再び町に戻るという帰還の約束を告げると、ミルナに見送られながら宿へと戻っていった。
アリスの次に飛び出していったヴェイトは、町長事務所で転げるように出てきた町長、ハーヴィンとの話に花を咲かせていた。
鼻息も荒くヴェイトの話を聞かれるのが嬉しくもあり、また、自分が成し遂げた事への正当な評価にも充足感が満ちてくるのも感じていた。
オーク共の掃討、正義の鉄槌と一瞬の己の過去との邂逅、混濁し、記憶の中にある自分の中の穢れにも似た心と相まみえたあの一瞬が、目の前のオークの姿と錯綜し、震えた事。
正しさとは何か、改めて向き合わねばなるまいと心を引き締めるとともに、尚更にハーヴィン同様に友人としても氏族としても親しいグンドレンの行方が気になって仕方がなくなった。
その様子に何を勘違いしたのか、ハーヴィンは先ほど再会した時のヴェイトの姿を思い出したかの様に笑いながら茶化すと、そろそろバーセンとも話してみると落ち着くのではないかと持ち掛ける。
ハーヴィンは、バーセンがヴェイトのスパイクトアーマーを用立てるのに苦労した過去を知っており、借金として彼へ借りがあるのも覚えていたのだ。
腰に長剣と手斧を履き、盾を備えつつも背中に大斧を2本も担ぎつつ投槍まで括り付けたハリネズミの様な姿を、武器を収集し始めたのかと揶揄しつつ、支払いに色を付けてくれた報酬の一部やその武器の一端をバーセンへ譲れば、過剰に持ち歩くよりは返済を済ませられるのではないかとハーヴィンは説いた。
この話にヴェイトは、長年付き添った大斧を繁々と眺め、愛おしく見つめた後で、そうかもしれんなとゆっくり吐き出し、親戚が英雄になったかのように自分の事を讃えるハーヴィンに礼を述べると席を立つことにした。
ハーヴィンに言われたからではないが、とヴェイトがバーセンの万事屋の扉を叩いてみると、バーセンは普段通り、いつもの調子でヴェイトにいらっしゃいと声を掛け、ロックシーカー兄弟の情報が入っていない事も告げつつ入り用が何かと聞いてきた。
そのいつも通りの口調で舌が滑らかになったヴェイトは、仕事の報酬で借金の返済が出来そうだと返しつつ、俺の斧を見てくれないかとぶっきらぼうに長年連れ添った大斧をカウンターにおいた。
手入れの行き届いたその一品をバーセンは丁寧に取り扱いながら、ドワーフの斧の素晴らしさをヴェイトと語らうと、よし分かった、これは店の看板としよう、とカウンターの上に飾る看板として思ったよりも高額で買い取ってくれた。
鎧の借金を整理した上に路銀を入手し、恭しく飾られる自らの斧を見上げながら、この街道を通る度にここに見に来なくてはなるまいと誓いつつ、この形で獲物を手放せたことは幸福な事のではないかとも考え、ヴェイトはまんざらでもない顔で店を後にすることにした。
3人を見送り、その後からゆっくりとファンダリンの町を一巡りしたムサシは、最後に町の東端を訪れていた。
眠れる巨人亭の主グリスタは、先の一件ですっかりアリスを気に入ったようだが、ムサシにはさほど関心がないのか、顎をしゃくってよこすと、昼前からエールジョッキを掲げるドループがいるのを教えてくれた。
ドループの飲み代をグリスタに払いつつ舎弟の眼前に立つと、ムサシは一喝してドループをどやしつけた。
非番だ、後生だ、大丈夫、やってます、と焦り声とともにしどろもどろになる彼を宥めると、何か変化があったか、うまくファンダリンの町とやって行けるよう努力しているのかを確かめる。
落ち着かせながら聞いたところによると、シルダーはネヴァーウィンターから帰れず、使いの者をよこしたようだ。
その使いの者も急ぎの旅なのか入れ違いで帰っていったらしいが、ガラス杖ことイアルノの指名手配手続きに手こずっている様子で、ブラックスパイダーの調査もさほど進んでいないようだ。
シルダーのファンダリン来訪を待ってもいいが、時間がいったいどれほどかかるか、また聞き状態のムサシには見当がつかないし、シルダー自身も待たずにネヴァーウィンターに来るか、それとも待つのか伝令を飛ばすなり、こちら側から一手を打ってくれと言っているようにも聞こえる話だった。
街道の治安回復と隊商コネクションの再構築が無事に進行している実感だけは吉報だが、人員不足を脱却できないレッドブランドに発破を掛けるように促すと、次に会うときは人を増やしておくというドループに、約束だぞと念を押して、ムサシは昼飯を食いに戻ることにした。
ちょうど昼に合流できた一同は、それぞれの話を共有し、一部は秘匿し、今後の方針をネヴァーウィンター帰還に即決した。
トライボア街道でゴブリン共を見つけたなら、ぜひともギザ牙族の根城の場所を聞き出したいところだが、それだけを待っていても埒が明かない。
北に向かいつつ奴らが出た時はしっかりと捕らえるとして、ネヴァーウィンターに行けば、サンダーツリーにいるらしいレイドスなるドルイドに根城の位置は聞き出せると踏んだのだ。
早々に旅支度を整えると共に午後一には町を出発しようという話になるが、3人にその準備を任せることに了解をもらい、アリスは一人でエダーマスの元を再訪した。
一日の二度の訪問にもにこやかに出迎えたエダーマスは、結論が出たようだね、と返答を訪ね、それに対しアリスは、今より向かうサンダツリー再興の旅への助力を得たい事とガントレット騎士団への加入希望とを毅然とした態度で返した。
その堂々とした立ち振る舞いに、握手を求めつつ、ようこそ、人々の守護者たる正義の道へ、とエダーマスは言葉を紡ぎ、アリスの参入を喜ぶとともに一つのメダルを手渡した。
シェバルの印だというそのメダルは、騎士団の中での騎士称号を持つものが所持している品で、これを見せれば、ネヴァーウィンターの団員が力を貸してくれるだろうと、併せて連絡場所と方法も彼から教わることができた。
これで準備は整ったと決心のついたアリスは、自らの運命と向き合うべく、仲間の元へと足早に戻っていった。
馬車を借りて町を発った一行は、その日のうちにトライボア街道の端まで抜けてしまおうと足早に馬を走らせたが、日もくれる頃になり夕闇が視界をしだいに奪い始めると、不穏な空気があたりを包み込んだ。
御者台からその雰囲気を察知したアリスが馬の手綱を引くと、止まった場所は以前、山賊が襲ってきた場所であり、今回は堰のように挟まれた道の上から、偉丈夫な体を金属鎧に包んだ大きなゴブリンがニヤニヤと見下ろすように顔を出した。
崖の上で大剣を振り回しながら声を張り上げる姿にアリスがギザ牙族かどうかを問うと、そのホブゴブリンは血刀のタルゴルと名乗ると同時にギザ牙族で行く行くは頭となる存在だと吠え、高笑いと共に部下をけしかけ始める。
それと同時に、弓を構えるアリスの横で音もなく馬車の御者台から降りるムサシと馬車から石弓のごとく飛び出すようヴェイトが早々に崖の上まで駆け上がっていく。
獲物と高を括って待ち伏せを見破ったことを褒めながらもヴェイトを迎え撃つ剣戟が空を切り、ヴェイトの盾さばきに一団のボスであるタルゴルが翻弄される。
そこにムサシも加わり、遠巻きに長弓でけん制してくるホブゴブリンを交えての激しい乱戦へと突入するかに思えた。
だが、タルゴルの死角を突こうとしたムサシの横から、大きな木陰に隠れていた梟の頭を持つ熊が一頭、ぬっと現れ出る。
ムサシは怯むことなくそのアルルベアの、熊を一回り凌駕しそうな強大な爪と人の頭ほどもある嘴の脅威をすり抜けるようにタルゴルへの華麗な剣捌きで追い打ちをかけると、熊公は任せろとヴェイトに錦を送り、アウルベアを挑発してみせた。
その様子にボスの危険を察知したのか、部下のホブゴブリン共がヴェイトへ次々に矢を放つが、魔力の籠る盾を貫くことはできず、軽いかすり傷を一つつけるだけに留まった。
それを見て、お返しとばかりに今度はアリスがタルゴルへと矢を射かけるが、正面切って先頭に立つ威勢は伊達ではないようで、タルゴルは飄々とその攻撃をかわして見せる。
ウルリッヒの魔法の光弾も深手を負わせるには及ばず、膠着状態に陥る可能性を考えたアリスは馬車から降り、ヴェイト達が激戦を繰り広げる中で茂みに隠れながらこちらの矢を避け、矢を放ち続ける部下のホブゴブリンに近づこうと決意する。
藪に入って一気に間合いを詰めようと駆け出したアリスだが、藪から飛び出してきた狼に一瞬足元をすくわれそうになり、慌てて態勢と呼吸を整えなおした。
あらためて用心深く注視してみると、タルゴルの反対側の崖上に一人で潜んでいたと思われたホブゴブリンには、護衛に狼が2匹ついていた。
手近に潜んでいただけではなく、周到に準備されていた部隊にアリスが苦虫を嚙み潰しながらホブゴブリンとウルフを睨み返すと、そこにウルリッヒの魔法の波が織物を編みあげるように広がっていく。
アリスを唸りながら睨み返し、襲い掛かろうとしていた狼共がバタバタと眠りの帳につき、その場でへたり込み、今度は弓を捨てながらホブゴブリンがウルリッヒを睨み返す番となった。
その間、激しく入り乱れながら戦闘を繰り返していたヴェイトとムサシ、タルゴルとアウルベアの4人はお互いに深手を与えつつ血だらけになりつつも未だにしっかりと大地を踏みしめて全員が立っていた。
ヴェイトのドラゴンスレイヤーが唸り、その一撃を受けた力をそのまま大剣に乗せるかのようにタルゴルのグレートソードがムサシの体を切り裂く。
肉を切らせて骨を断つムサシの一撃が、タルゴルの体を突き刺すと、初めてタルゴルは自らの剣の死角からムサシが必殺の一撃を見舞ってきたことに気付く。
剣が突き刺さって一瞬ムサシの動きが止まり、抜くのに一拍の時を要する隙を見逃さず、ムサシの肩口に後ろからホブゴブリンの矢が突き刺さる。
その間にアウルベアも負けじとその鋭い爪をヴェイトに突き立てて深手を負わせると、今度は力押しで嘴でムサシを串刺しにしようとする。
前へ!というウルリッヒの鋭い一声と共に、逃げるのではなくアウルベアの懐にムサシが飛び込むと、それと同時に入れ違いになるようにしてムサシの頭上を掠めながら風を切り裂く轟音を伴った嘴が駆け抜けていった。
勢いのつきすぎたアウルベアにヴェイトとムサシが華麗な連携を叩き込み、遂にアウルベアが巨体を大地に打ち付けるようにして倒れると、続いて二対一となったタルゴルも矢継ぎ早に繰り出される剣戟に膝をついた。
その一瞬の隙にウルリッヒの指先から放たれた光弾が立て続けにタルゴルの体を射貫き、それに加えて部下のホブゴブリンもアリスに易々と射貫かれたのを見て、勝利の女神はようやくヴェイト達へとほほ笑んだ。
フラフラになりながらも激戦を制したムサシはぐったりと座り込んで傷口を抑えると、後のことをアリスに託して少し休養することにし、ウルリッヒもヴェイトが早々に尋問し始めようとするのを窘めつつ、周囲の危険が去ったかどうかを用心深く見守った。
アリスが生き残った2匹のホブゴブリンに油断なく矢を構えつつ詰問すると、2匹は我先にとギザ牙城こと彼らの根城の場所を白状し、命乞いを始めた。
グンドレンが連れ去られた場所がわかり、居ても立ってもいられなくなったヴェイトが馬車を取って返そうとするが、まだ立てずにいたムサシをアリスとウルリッヒが気遣い、そしてまた、4人ともが疲労困憊な状態をヴェイトに理解させ、安否が気になって先走ろうとする彼を思いとどまらせる。
念のため、ホブゴブリンの持ち物を検めると、これといったものは何もなく、唯一不穏な雰囲気を醸し出す赤黒く変色したズタ袋を開けてみると、そこから出てきたのはエルフの生首で、生々しく死に際の苦痛と抜け殻になったうつろな表情をさらけ出したままの5つの血まみれの物体は、目を背けるのに充分な凄惨さと嫌悪感を溢れさせた。
その凄絶なありさまに、ウルリッヒはシスターガラエルのところで感じた不吉な予兆を防げたのではないかと一人で内心は少しホッとし、今後に同様の被害が少しでも抑えられたではないかと若干の安堵すら覚えた。
そして同時に、この残虐性が、既にグンドレンに向けられているかどうかを危ぶんだ。
それぞれの思いの元、一旦の休憩をはさんで夜営地を定めた一行はしっかりと話し合い、サンダーツリーへはグンドレン奪還後に全員の心を一つにしてから向かうべきだとしてネヴァーウィンターへの北上を取りやめ、明日はファンダリンの北に位置する森に踏み入り、ギザ牙族の城へ向かい、グンドレン救出へと舵を切る事を全員一致で決めた。
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