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膝を痛めない立ち上がり方
こんにちは。
「背骨の構造から身体の悩みを解決する整体師」
張本孝一です。
普段X(Twitter)やTikTokでは背骨に関わる内容を中心に発信しています。
今回は膝を痛めない立ち上がり方についてお話ししていきます。
結論からいうと、立ち上がろうとするときに胸を膝に近づけてから立ち上がるといいです。
そのときに足幅は肩幅より広めにしておくと、立ち上がったときにお尻の筋肉が使われやすくなり膝関節への負担が減ります。
それではなぜ立ち上がるときに胸を膝に近づけると膝の痛みは減るのか?について考えていきましょう。
膝関節の構造は
大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)、膝蓋骨(しつがいこつ)の3つで構成されています。
膝関節は曲げたり伸ばしたりする動きをしますが、実はこのときに捻じれる動きも入っているのです。
膝を伸ばす動きでは、大腿骨(上の骨)に対して脛骨(下の骨)が外に捻じれる動きも入ります。
膝を曲げる動きでは、大腿骨(上の骨)に対して脛骨(下の骨)が内に捻じれる動きも入ります。
よくある膝を痛めやすい立ち上がり方はどんな動きかというと、膝どうしを内側に近づけたり膝の上に手をおいて体重をかけたりします。
立ち上がるときにこのような動きをしてしまうと、膝関節が上手く動きづらくなり負担を増やしてしまいます。
このような立ち上がり方を日頃から身体に定着させてしまうと、ご自身の立ち上がり方のイメージと実際の立ち上がり方の動作でズレがでてしまい、膝を痛めやすい立ち上がり方に慣れてきて癖になります。
結果、お尻の筋肉を使って立ち上がる頻度が減り使い方を忘れていってしまいます。
お尻の筋肉が使えなくなってくると、立ち上がろうとしたときに膝に力を入れないと立ち上がれなくなります。
膝が痛い人は立ち上がるときに膝どうしを内側に近づけたり膝の上に手をおいて体重をかけたりします。
この動作を繰り返していくと、さらに膝を痛めてしまうためお尻の筋肉を上手く使う必要があります。
ではお尻の筋肉を上手く使って立ち上がるにはどうすればいいのかというと、最初にお伝えしたとおり足幅を肩幅よりも広めにしてから胸を膝に近づけることです。
このようにして立ち上がると、お尻の筋肉を上手く使いやすくなります。
膝が痛くて立ち上がれない方や膝を痛めずに日常を過ごしたい方はぜひ一度この方法を試してみてください。