見出し画像

第1回【かぎ針の選び方と構え方】

こんにちわ。今回は「編み物しようぜ」第1回ということで、ホントのホンキで全く編み物(かぎ針編み)をしたことがないというあなたのために、まずは道具の選び方と持ち方を説明します。

その前に、こちらをご覧ください。

この編地、どう思いますか?
難しそう? 絶対、ムリ? 何がどうなっているのやら。。。
そう思いますか?

実はこの編地、私の友人が生まれて初めてかぎ針を購入してきて2日くらいで編めるようになった編地とほぼ同じものです!

彼女は既製品のニットを引っかけてしまい、ほどけてしまったので自力で直せないものか……と私に相談してくれました。
他県に住んでいるので遠隔で、動画を撮って送りながら教えたところ、彼女はあっという間にこのような編地をマスターしました。

私は日頃から「かぎ針編みにルールはない」をモットーに編んでいます。

たまに見聞きするのですが、編み物教室のような場所でいわゆる「先生」から「それは間違っている」「どうしてそんな覚え方をしてしまったのか」とキツい言われ方をして、自分には無理だと諦めてしまう・編み物が嫌になってしまうことがあるようですね。

実際、編み物が得意な方がSNSで「さっき見た人の編み方、間違っているから教えてあげたほうがいいかな?」と呟いているのも見たことがあります。それは親切心なのでしょうけれど、私はもっともっと、自由でいいと思うんです。

長年編み物をしてきて私が痛感しているのは「編み方は、編み手の個性(手癖や力加減、性格)によって変えたほうがいい」ということです。

詳しいお話はこれから先、一緒に編地を仕上げていくうちに出てきますので、その時「なるほど!」と思っていただけたらいいかな、と思います。

さあ、始めましょう!

かぎ針の選び方

まずは、毛糸を用意してくださいね。
100円ショップのアクリル毛糸でじゅうぶんですよ。

いろんな色があってワクワクしますよね。
お好きな色を選んでみて下さいね。

逆に、モケモケした毛足の長い「モヘア」と呼ばれる糸は、まだちょっと難しいかもしれません。

初めてのかぎ針編みに私がお勧めするのは
こちら、ダイソーのアクリル毛糸。

そして毛糸を選んだなら、帯に書いてあることを確認しましょう。

これが、その糸に適したかぎ針のサイズです。
このサイズのことを「号数」と呼びます。
さて、「6/0~7/0号」と書いてあります。

どうして6/0号と7/0号、2種類の指定があるの?? どっち?!
って、思ったかもしれませんね。

ゲージは必要?私は編んだことない笑

号数の下の欄をご覧ください。

「15目 5段(長編み)」とありますね。
これは標準ゲージといって、10cm平方の四角形の中に収まる目の数と段数のことです。

……なのですが、この説明を聞いて蕁麻疹出そうになってもやめないで!

少し前にお話しした「編み方は、編み手の個性(手癖や力加減、性格)によって変えたほうがいい」というのがここにつながります。

字を書くときに筆圧があったり、車のブレーキペダルの踏み加減だったり、人にはそれぞれ、本人にしかわからない「丁度良さ」ってありますでしょ。

編み物も同じで、すっかり同じ力加減で全ての人が編むわけないんですね。

なので、この糸を使うにあたって自分の丁度良さを確認する目安として、ゲージは存在します。

主に棒針編みで重要になるものだと私は認識してきましたが……
そうです、私は普段オリジナル作品を編んで販売していますが、これまで一度もゲージを編んだことがありません。笑

私がこれからお教えするかぎ針編みでは、ゲージを気にする必要はありません。

ゲージを確認したほうがいい場合というのは編み物本などの「編み図」に従って編む場合。

私がお教えするのは、あなたのサイズに合わせたあなただけの作品ばかりです。ね、ちょっとワクワクしてきませんか?(^^)

さて、ではどうやってこの6/0~7/0号の2種類から、自分に合ったかぎ針を選ぶのでしょうか。それは……

もう、編んでみよう!

そうです!「この糸を使うとき、自分はこっちの号数の針が合ってるな」というのは、ちょびっと編んでみたらいいんです。
それだって、慣れてきたら変化したりするものです。
だから気軽に、気軽に。編んでから決めればいいんです(^_-)-☆

なので糸を選んだら、指定の号数の針は2種類とも買っておきましょう。
だからこそ100均がイイんですよ~! 
針の使い心地も良いですよ。私は手芸メーカーのものよりダイソーのかぎ針が好きです。これもまた人それぞれですね。

かぎ針編み実践①

糸は真ん中から出そう

さあ、まずは糸を出してみましょう。
初心者の方がやってしまいがちなのは「帯を外して外側から糸端をとる」ということです。
編み物にルールなし、が私のモットーではありますが、これだけはオススメしません。なぜなら、外側からとってしまうと、編み進めるうちに毛糸玉がゴロンゴロン転がってしんどくなるからです。
ですので糸端は真ん中、毛糸玉の中から引っ張り出しましょう。


この時、糸のカタマリがボゴ~ンと出てしまうことがあります。
これはね、仕方ないんです。どんなにベテランでも起こりうることです。
編む人のせいじゃなくて100%毛糸側の問題なので、もうこれはですね、余分な糸は帯の上からでもグルグル巻いておきましょう。

この巻いた分は先ほど言ったようにグルングルンしますが、やがて治まりますので笑

糸と針の構え方

こちらは動画でご覧ください。
私の手が美しくないことはご勘弁。
https://vimeo.com/952169563

ここまでできましたか?
この基本の構えをしてみると、まるで自分の左手が道具そのものになった気がします。
次回はいよいよ編んでいきましょう!
ここまで長くなりましたので、まずはここで紹介した毛糸やかぎ針を調達してみて、基本の構えを練習してみてくださいね。
では、また次回(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?