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#漫画家ミライ会議 2021を終えて

タクヤコロク（ナンバーナインCXO）

漫画家ミライ会議、無事終了しました

今年も、一年が終わった。

漫画家ミライ会議が終わると、そんな気持ちにさせられます。そう、2021年12月9日と10日に開催したナンバーナイン主催の漫画家向け無料オンライントークイベント「漫画家ミライ会議」が、無事に終わりました。

出版社や所属、同人・商業・WEBTOONなどの壁を超えた、豪華過ぎるサインボードの完成です

僕の立場は、昨年同様に総合プロデューサーでした。オンライントークイベントの経験値がゼロだった組織において、唯一前職で（技術側ではないものの）動画配信に関わっていたこともあり、そこで培った経験に基づいて全体企画立案、セッション構成、チーム編成、スケジュール管理、台本制作、スライド準備、予算調整などなどをやっています。

今年のイベントは、昨年の登壇者がほとんどすべて漫画家さんだったのに対し、今年は少し毛色を変えてみました。コミティア実行委員会会長の中村公彦さんやTikTokerのもつもつさん、アートディレクター・デザイナーの円と球・白川さん、漫画編集者の千代田修平さんに山本さんと、漫画のカテゴリを広く捉え、漫画に関わりのある方々にもご出演いただいたのです。

ナンバーナインにとって、漫画家は支えるべき存在でありビジネスパートナーです。そんな彼ら彼女らのためのイベントとして生まれた漫画家ミライ会議だから、引き続き漫画家さんのために、漫画家さんを主役としてお呼びする場にしてもよかったのです。

しかし、誤解を恐れずに言えば、誰もが漫画家になれる時代です。もう少し正確にいうと、誰でも何歳でも、SNSやコミティアなどで漫画を発表して、自分が漫画家だと自認した時点で第一歩を簡単に踏み出せる時代です。それならば、将来の漫画家人口を増やすという意味でももう少し間口を拡げてみてもいいんじゃないかなという思いで、慎重にバリエーションを作っていきました。

結果的に、実施したセッションすべてが注目を集め、ほとんど同等の視聴者数を誇り、かなりバランスがいいイベントにできた自負があります。森川ジョージさんと村田雄介さんという大人気漫画家二人のトークは、内容もさることながら商業連載の最前線をゆく漫画家さんのオーラに圧倒される90分でしたね。

イベントやってて嬉しかった3つの瞬間

今年のイベントで嬉しかったことを挙げるとするなら、3つあります。

1つ目は、早期にコアメンバーを集めてプロジェクトチームをしっかり機能させられたこと。昨年ははじめてのイベントでこれほどの規模にする予定も当初はなかったため、3週間前くらいにプロジェクトチームを発足した結果、かなりチームメンバーに負担を掛けプロデューサーとして大きく反省した部分でした。

今年は2ヶ月前に、コンテンツチーム、コミュニケーションチーム、配信チーム、サポートチーム、デザインチームと振り分け、各チームにリーダーを立てて動いたので、僕自身もかなり助けられています。

負けは監督の責任。勝ちはチームのおかげ。大きな事故なく、そして昨年に負けない盛り上がりを見せ、イベントを無事に終了させられたのは、プロジェクトチームのおかげです。

2つ目は、Twitterで日本のトレンドに入った（可能性がある）こと。昨年は、東京トレンドで1位を獲得したものの、日本のトレンドに入ることは叶いませんでした。それが今年は、どうやらトレンド入りしたという情報を耳にしました。

ただ、（可能性がある）というのは、出演者の方からスクリーンショットをいただいたものの、僕らプロジェクトチームは誰もまだ確認できていないという状況でして……トレンド入りしていない可能性は、思い過ごしであることを祈ります。

そして3つ目は、反響が沢山あったことです。Twitter上でも連日沢山つぶやいていただけたり、漫画家さんやテレビ局に勤める先輩などから個別にご連絡をいただけたり、これはとても嬉しいことでした。

毎年イベントが終了する度に「もう二度とやりたくない」と思うのですが、イベントを見てくださった方々の声が僕を蘇らせてくれます。何度でも。

そして何より、ただでさえお仕事が忙しい中ご準備から本番当日に至るまでの間にお時間を割いてくださった出演者の方々が「楽しかった」と言っていただけたのが一番嬉しいことです。このつぶやきに森川ジョージ御大より返信いただいた時は、完全にTKOでダウンしました。

イベントを振り返ろうと思ったらただの感想文になってしまいました。まだ疲れてますね脳が。

というわけで、見事に体調を崩しました。この2ヶ月近くのストレスからようやく解放された安堵からか、緊張の糸を切った途端に体調を崩すあるあるやっちゃってます。土日はパジャマ生活になりそうですが、ひとまず本番が迫ってくる恐怖がないのでへっちゃらです。

冷静に考えると昭和・平成時代には「熱が38度以上出ていたけど絶対に休めない中でやり続けて大盛況となった…」的な美談が成立していましたが、今はコロナで一発アウトです（本番中は大丈夫でした）。コロナかどうかは置いといても、令和時代には美談にすらならないですね。体調管理は大事です。

漫画家ミライ会議は、後日アーカイブ公開されます。見逃した方は、ぜひ弊社の公式YouTubeチャンネルでご視聴いただければと思います。

これからも、漫画家さん、そして将来の漫画家さんたちにとって少しでも有益になる情報を発信していきますので、どうぞお付き合いください。

最後に……。

ナンバーナインでは、現在組織の急拡大を目指し創業以来初の7ポジション同時募集を行っております。僕のnoteや漫画家ミライ会議などを見て、「運営するナンバーナインって、おもろそうやん」と思っていただけましたら、ぜひ気軽に話を聞きに来てください。


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