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私がワーホリに行く理由

私は今月末にニュージーランドに行きます。
ワーキングホリデービザを使って、約6ヶ月滞在予定。

大きな決断をする上で、その選択の理由と目的がある。
私はときどきそれを見失って不安になるから
出発まで2週間を切った今、改めてまとめようと思う。

・ 漠然とした憧れ

はっきりとした記憶はないけど、
たぶん20代前半の頃から、
人生でやりたいことのひとつとして考えてた「ワーキングホリデー」。

一人旅をするのが趣味だったけど、
いつも行くのは国内だけ。

初めての海外はたった一年前。
いまだに経験はフィリピンの語学留学だけ。

コロナ禍や過保護気味の親の意見、金銭面の問題とか
海外に行かない言い訳をあげ出したらキリがないけど、
たった一つの確実なのは、勇気がなかったこと。

でもずっと私のリストに入っていた。
富士登山、スカイダイビング、離島暮らしと一緒に。


・ もっと世界を知りたい

正社員として働いていたときは、
30歳までに結婚して、出産して、
将来は実家の近くに住んで親の面倒をみる。
それが私の歩むレールだと思ってたし、
周りもみんなそうしてた。
固定観念で他のことなんて何も知らなかった。

でもあるきっかけで、退職をしてリゾバを始めた。
そこで初めてグローバルな人たちに出会った。
ピースボードで世界を巡った人、
NZに留学経験のある人、
これからカナダにワーホリに行く人、
そこで聞く話は私にとって、すっごく新鮮だった。
私はなんて小さい世界に住んでいたんだろうと思った。
その人たちが強く見えて、私もそうなりたいと思った。

リゾバは3ヶ月で終わりにして、
そのあとは正社員として仕事を探そうと思っていたけど、
その人たちとの出会いが私の人生を変えた。

そのうちの一人のお姉さんが私に言ってくれた
「momoはもっと自分を優先していいんだよ」
「自分の人生をいーっぱい楽しんで!」
その言葉たちが今も私の原動力。

人との出会いが世界を変える。
価値観を広げると選択肢も広がる。
素敵なことだと思った。

人と関わるということは、良いときばかりじゃない。
特に私は内向的で気にしいで、一人の時間が必要なタイプ。
疲れたりストレスを感じることもあるけど、
でも一緒に笑い合えたその一瞬で
嫌なことは全部吹き飛んでしまったりもする。

それがなんだか不思議で愛おしくて
その瞬間を求めてまた人と出会いたいと思う。

国内で私が今まで出会った人だけでも
十人十色。それぞれの過去があって、人生がある。
それを少し覗かせてもらうのは、おもしろい。

海外で生まれて違う文化で育った人は、どうなんだろう。
もっと多くの価値観と出会いたい。
もっと広い視野を持って世界を見れるようになりたい。

そのために、より多くの人と出会うこと。
これが私の理由の一つ。

・ ひとりきりの挑戦がしたい

私は臆病だ。でもちょっと無謀な挑戦が好きだったりもする。
ISFP:冒険家の性格診断は、私にとてもマッチしてる。

ちょっと行き詰まった時に、
私のことを知ってる人がいない場所に行きたい。
行ったことのない場所に行きたい。
と思うことがよくある。

それが私が国内一人旅をする理由でもあった。

宿は取らないで、特に計画も立てずに
気のままにフラフラする。
そこでの人との出会いに心癒されることも多かった。

一つの旅が終わると私はちょっとした自信を身につけられた気がしてた。

これが海外だったらどうだろう。
私の拙い英語はどこまで通じるかな。
仕事は見つかるだろうか。見つかったとしても
英語で仕事できるか、同僚と仲良くなれるか。
日常のちょっとした出来事をシェアできるような友達はできるかな。

きっとたくさん苦労するだろう。
この挑戦を後悔するかもしれないし、すぐ日本へ帰りたくなるかも。
数え切れないほどの心配事と不安があるけど、
それをちょっとだけ超えるくらいわくわくしている。
今の自分を試したい。挫折して泣いてそれを超えた先の
少し強くなった自分に会ってみたい。
まだまだ私には伸びしろがあると信じてる。

新しい場所に行くとき、
はじめての人に会うとき、
あの緊張感が私はわりと好き。

向こうでは、いろんな人に頼ってしまうかもしれないけど
とりあえず最初は、ひとりきりの挑戦、
私の冒険。

・ 忘れられない景色に出会いたい

今、私が一番好きな場所はどこ?って聞かれたら、
すぐに答えは決められない。

リゾバを通していろんな場所に行って、
お気に入りの場所はたくさんある。

フェリーから見る瀬戸内海の島並み、
スキー場から見る雪景色、
宮古島のこれでもかっていうくらい青い海。

それ以外にも
通勤の時に通る小道や
寮から最寄りの小さな商店、
近くの河辺から見る朝焼けとか
思い出す景色は数え切れないほどある。

たった数ヶ月の滞在だけど、
そこは私の思い出の場所になっている。
故郷といったら大袈裟かもしれないけど、
すぐに思い浮かぶ景色、懐かしいと感じる場所。

それが自分の中に増えていくことがなんだか嬉しい。
そういう忘れられない景色を増やしていきたい。

・ 自然を感じたい

私は都会よりも田舎が好きだ。
自然に囲まれて、深呼吸をするとリフレッシュできるし、
私の悩みなんてちっぽけに思える。

海外には日本よりも広大な自然がある。
それを自分の目で見て、空気を感じたい。


 最後に

正直にいうと、
カフェやファームで働きたいとか
絶対にここに行きたいっていうゴールはない。

私の目的は抽象的だ。
だからこそ見失うことがあるし、不安を感じるのかもしれない。

私の選択は合ってるのかなって思うこともある。
行かない理由を探せば、いくらでもある。

でも私はこれだけの行く理由がある。
挑戦するための時間はいくらでもあるし、
お金もがんばって貯めた。
行ってみたいっていう気持ちは何年もあたためてきた。

年齢的にも、今が最後のチャンス。

数年後、振り返って後悔しないために。
今を最大限に楽しむために。

私は2週間後、人生の一つの夢を叶えます。

叶えた先に何が待っていたとしても、
ありったけの誠意と負けん気を持って立ち向かおう。

なるべく多くのことを楽しめるように
今から準備を万端にする。

帰りの航空券代だけ握りしめて
当たって砕けろの精神でがんばってみようと思う。





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