合作を成功させるコツ 意識していたこと
皆さん、映像界隈に合作ってありますよね。
近年では1時間合作などの小規模合作や、各地で大規模合作コミュニティーや招待制合作、応募制合作など様々な形式の合作が開催されています。私は、「連投合作」という合作を開催していました。今は休止してしまいましたが、ある程度は評価して頂いたとは思います。
半年くらい合作やってない奴がなに偉そうなこといってんだと思うかもしれませんが、まあ通りすがりがてら聞いてください。
そんな合作ですが、トラブルの発生はつきものです。
提出遅れ、パート振り分け、公開ミス、音ズレ...
そんな様々な関門を突破して、やっと合作は成立します。
と、いいましたがぶっちゃけ適当にやってもトラブルはありますが作品はできます。
むしろ最近は仲間内での合作も多く開催されており、いきあたりばったりだったりユニークな合作が作品開催されています。
個人的にはいきあたりばったりでトラブル含めて楽しみとして楽しむというやり方も割と好きなのでこれを読んで「やめよう...」とならずぜひぜひ創作活動を楽しんでください。
今回は多くの人たちや界隈を巻き込んだ時に、トラブルをできるだけ減らして合作したい!という人向けに意識していたことをまとめた記事です。
1.とりあえずちゃんとやってる感を出す。
これ、「は?」と思われるかもしれませんがまじで大事です。
舐められたりこの合作適当でいいやと思わせると中途半端なものしかできません。
特に主催自ら提出遅れとかは本当に洒落にならないのでちゃんと作りましょう。(結果的にみんな納期に出してくれなくなって自分の首をしめる)
ちょっとした気の緩みが、提出遅れなどの運営トラブル増加に繋がります。
とりあえずちゃんとやってなくても「ちゃんとやってるな」感を出して、程よい緊張感があると、合作運営はスムーズに行くと思います。
2.そもそも納期に間に合ってもらう前提で日程を組まない
私は基本、公開予定の1週間前を納期にしています。なぜかというと、最悪だれかバックレても私か他の人が作る余裕があるほか、パートつなぎの作業を余裕持って行えるからです。
「もし仮にだれかバックレたら」を考えるということは、参加者側に信頼がないというメッセージになるかもしれません。しかし、個人的には公開日がズレたりなどして合作に対して不安をもたせてしまったほうが申し訳なさすぎてプレッシャーを感じるタイプの人間なので、「もし~~だったら」「もし~~が起きたら」など、考えられるリスクはできるだけ潰しています。
ここらへんは人によって考え方がわかれると思うので、自分にあった方法を見つけてください。
3.音ズレをなくす
例えば自分が参加したとして、自分のパートが音ズレしていたら、正直がっかりですよね。「参加側の視点に立ってみる」というのが合作運営においてかなり大事です。
ただ合作の音を提出のものと合わせるのはかなり多くの労力を必要とします。
そこでおすすめなのはみんな大好きAdobeの、「Adobe Premiere Pro」です。個人的には合作をつなげる上で一番使いやすいと思います。(Adobe持ってない人は自慢みたいになっちゃいますがごめんなさい)
理由はこの「音声波形の表示機能」です。
しかもこの音声波形、画像の赤いところをいじると拡大などができ、大きな音声波形で作業をすることができます。
あとはこの音声波形のの凹んでいるとこだったり出っ張っているところを合わせると、ほぼ完璧に音を合わせることができます。
本当に快適にパートがくっつけられるので皆さんも試してみてください。
4.パート決めの周知を徹底する。
パート決めの方法は、Discordのリアクションを利用したりなど様々な方法があります。私は、第一~第三希望まで出してもらって、それを当てはめていく形で運営していました。
ただ、こだわりのある人も多い創作界隈ですので、パート分けに納得いかないひともしばし現れ、度々問題になります。
これを防ぐためには、やはり参加前にパート決めの方法も一緒に周知しておくことが大事だと思います。意味ねぇだろとか思うかもしれませんが、形だけでも大事です。
5.定期的に納期を告知する
まあ当たり前ですが単純に納期を守ってくれるようになります。
積極的に急かしていきましょう
6.参加者側も意識をつくる
こういった合作のトラブルはやはり人と人が関わってる以上、どんなに対策していても起きるときは起きてしまいます。しかし、ゴリラの歴史(この前国語の授業でやった)のように、片方からしたら悪者は、もう片方からしたらその片方を悪者と思ってる。ましては第三者からしたら不当に悪者にされているようにも見えるかもしれません。
仮にトラブルが起きても、「あいつはカス」みたいに決めつけるようなことはせず、お互いに紳士的な態度で接する意識を作っていければ、絶対にトラブルは減らせるし、後味悪く終わることもないと思います。
その時はつい感情的になってしまった人も、時間が経てば相手と仲良くなることもあるかもしれません。
時間がかかってもかからなくても、界隈同士や界隈内で対立やトラブルはない方が全体としてはトラブル対応に割く時間を減らせるので絶対に有益です。
7.主催側も意識をつくる
主催がトラブルをなくすことは、人間が関わってる以上絶対に無理です。
しかし、極限まで減らすことはできると思います。
なにかトラブルが起きても「あいつを合作に入れなきゃうまくいった」「あいつが出さないせいで遅れた」「あいつ性格絶対悪いだろ」などと言わず、「自分の反省すべき点はなにか」「どうすればよかったのか」を考えれば絶対に次は良くなります。
合作の主催は大変ですし、責任感が強い人は精神的にもきついと思いますが、合作をやってくれる人がいるからこそ、色々な人が関わる機会を作れると思います。
もしかしたら、「色々な人が関わる機会を作らなかったらよかった」といえる結果になることもあるかもしれませんが、その試みは素晴らしいものだと思います。ぜひこれからも続けてください。
さいごに
合作を成功させるためには、参加側と運営の信頼関係がかなり重要です。
そのためには、参加者側も広い心をもって取り組むことや、運営がトラブルをへらすことに責任持って取り組むことが重要だと感じます。
皆さんで楽しい界隈を作りましょう。