トルコ旅行〜絶望のイスタンブール編〜
こんにちは、鳥の巣です。
とにかく秀才な顔面国宝の韓国人の彼、通称推しと一緒に韓国で暮らしている34歳の女です。
こんな可愛い顔の彼を私独り占めして良いのか?と思うようになりました。これはなんと言うのでしょう?老い?
さてと、いよいよトルコの旅行も終盤です。
トルコの大都市、イスタンブールにやって参りました。
パムッカレやカッパドキアとはまるで違う、まさにヨーロッパといった街並みが広がります。
かなりカッパドキアという元カレを引きずっているわたしは、なかなかテンションが上がり切りません。
いや、この街も最高なのはわかっている、わかっているのだが、カッパドキアがあまりによかったのだよお、、と言っているのも、束の間。
カイマクというデザート(牛乳をコトコト煮込んだ、めちゃくちゃ濃厚なヨーグルトのようなもの)がびっくり美味しい!!!!!
推しも、「みんなに食べさせたい〜〜〜!」と口いっぱいにカイマクを頬張りながら絶賛してました。
推しはクールなキャラなので、基本このような瞬間はわたししか見れなくてもったいので、推し家族やわたしの家族に伝えます。推し専門の語り手です。
イスタンブールの宿は、家具屋のおじさまの運営するところで、街の中心地に位置し、室内もクラシックでめちゃくちゃかっこよかったです!トイレを除けば、、
トイレとシャワーは後で無理やり入れたようなもので、防音的なのがまるでなく、かなり気まずいが、まあ数日だし、いっか!と言っていました。
これが後に地獄の元となることも知らずに、、
ヨーロッパ的な街並みの中を散歩して、海沿いを「猫がたくさんいて良い街だね〜」なんて言いながら、鯖サンド屋さんに向かいました。
この鯖サンドが今回の旅で一番!!!!!美味しかったです。イスタンブールに行く方には是非食べていただきたい!!!ちょいしょっぱいけど、本当においしい!!
そしてバザールに行き、「明日グランドバザールに行くから参考程度に見てみようね!」なんて言いながら、閉まりかけのバザールをキャッキャ言いながらちょっとの買い物をし、へとへとになりながらホテルまで戻りました。
2人ともぐったりしていたけれど、推しが「少し街を散歩したい」というので、重い身体を持ち上げて再び街へ繰り出しました。
街中は夜もお祭りかと思う程に賑やかで、楽しい気分になりました。
2人でガラタ塔の近くのカフェでチャイとチーズケーキを食べました。イスタンブールではなぜか色んなデザートに「ミルクチョコかける?」と聞いてきます。
ここで大事なことを言います!
ミルクチョコはかけないでください!!!
なぜならミルクチョコの味しかしなくなります!!!!!
そんなこともわからないわたし達はチーズケーキにたっぷりのミルクチョコをかけて食べました。
そしてホテルへ帰りました。
推しに異変が起きたのは夜中でした。
「なんだか吐きそう、、」と言いだしたので、わたしは、「疲れたのだよ、休もう。」と提案し、寝かせました。
翌朝、可哀想だなと思い、薬局を巡ったけど週末でどこもやっていなかったので、とにかく優しそうなスープを買い込み、推しを見守っていました。
そんな見守ること数時間後、なんだかわたしもお腹の調子が突然悪くなり、気持ち悪くなって来ました。
「あれ?これって。。胃腸炎じゃない??!!!」
そう、わたし達は2人とも胃腸炎になってしまいました。そう気付いてからは、推しと、なんの防音も優しさもないトイレの奪い合いで、2人ともげっそりしていきました。
あれはきっと地獄でした。もしも地獄があるならば、大好きな彼とトイレを取り合いになることなのだと思いました。
こういう時だけ、神様に呼びかけます。
「一体わたしが何をしたというのですか、神様。酷すぎやしませんか!今までが幸せすぎましたか、そうですか。カッパドキアまでは持たせてくれましたか、そうですね。ありがとうございました!」
なんだかんだラッキーだったか!と楽観的なわたしは、イスタンブールを満喫できない!と嘆いている推しを、まあでもさ、またこようよ!などと慰めました。
起き上がるのも一苦労な程の、割りかし重症な我々でしたが、「なんかこれって、”病める時も健やかなる時も”のアレじゃな〜い?なんかロマンチックにさえ思えてきたわ〜〜」などと思いながら、勝手にポジティブになっていたのでした。
さて、丸2日間寝込んでも、てんで良くならないわたし達は一つの決心をしました。
どうしても行きたかったところを2〜3つ、身体を引きずって行く!ということです。
わたし達は万が一の為に、予備の下着を持ち、どうしても行きたかった、地下宮殿と最大のモスクに行くことを決意し、宿を出ました。
お互い手と手を取り合い、プルプル震える身体を支え合いながら、なんとかたどり着いて、まずは地下宮殿に行きました。
地下宮殿の美しさに圧倒されながらも、目は常にトイレを探します。
そしてすぐ近くにあるモスク、アヤソフィアに行きました。ここでは女の人は髪の毛を隠さなければいけません。
大きく偉大なモスクでただただぼーっとしていました。
いつ来るかもわからない腹痛のWaveを常に気にしながら、すべての神経をお腹に集中させ、「早めに知らせろよ、いきなり来るなよ」と圧をかけたお陰で(?)モスクも楽しめ、いそいそと宿に戻りました。
そして最終日、昨日の外出で少し自信が付いたわたし達は、もう一つ宮殿に行くことにしました。
ここでも猫は推しをめがけて来ます。
宮殿では体調もだいぶ復活してきて、おや?これはもしかして完治??!などと、たかを括って、最後にジェラートを食べて2人ともまた少し具合が悪くなり、無事に帰りました。
空港ではオーバーブッキングで帰れないと言われましたが、わたしは重大な病気です。どうか国に帰らせてくださいと駄々を捏ね、韓国に帰って来れました。
韓国がこんなに安心する国になったのかとなんだか嬉しくなったのでした。
少し長くなりましたが、トルコの旅行記はこれにて終了です。
お読みいただきありがとうございました。
トルコはとても素敵な国でした。また必ず行きたいと思います!イスタンブールはリベンジをしなくては!!