見出し画像

第2回 ギターについて語りたい

こんにちは。趣味バンドNavy Springsのギター、瀬田コルネです。

今回はマイギターのお話です。濃藍(紹介記事:https://note.com/cornet_navy/n/n1a273915f15c)に続いて、生涯通算3本目のギターの朱華についてです。

買った当時のツイートを掘り返してきました。

https://twitter.com/kidnakid/status/1472516854019403779?s=21&t=Qq_BzhiDRy0pzKhFH9ma2w

嬉しそう。

見て分かる変なギターですね。
アストロノーツギターズさんが製作した、Fenderのマローダータイプです。
何年か前にFender公式からマローダーのリメイクが出てましたが、あれはピックアップが2H・コントロール類がシンプル化という仕様だったので、こちらの方がより原型に近いですね。
まあ、配線メチャクチャめんどくさそうだし大量生産では作るまい。
たまにカスタムショップ製で原型マローダー作ってますね。マスビルラインだったでしょうかね。

それでは、マローダーについてもまとめつつ、朱華の事を話していきます。

そもそもマローダーとは?

知名度のほぼ全くないギターですが、それは単に「開発はされたけどコストがかかりすぎて結局量産はされなかった」という点に尽きるでしょう。開発されていた1960年代後半には広告とかも出てたらしいですが。
残念ですね。これが量産されていた暁には今日のギター界の覇権を取っていたと信じてやまないデザインです。

スイッチとピックアップを増やすというのは、当時の「機能沢山付けたら高級機種」という哲学に基づいた設計だったとか。
そしてそんな時代の「最高級ライン」として開発されたマローダーは当然のようにスイッチが沢山ついてます。

朱華に付いてるのは
・プリセットスイッチ(と、それ用のボリュームとトーン)
・マスターボリューム、マスタートーン
・各ピックアップのオンオフスイッチ
・センターとリアそれぞれの位相反転スイッチ(ワウ半止めみたいなフェイズアウトサウンドが出せます)
・キルスイッチ
です。

書き起こしてみるとこれだけの機能ですが、実際に弾くと操作する箇所がメチャクチャ多いです。
まだ100%使いこなせている気がしません。
プリセット機能でバッキングとリードの音を切り替える、くらいしか出来ていません。
ですが、それだけでもかなり便利です。
ギター1本でも出せる音の幅が広く、いろんな曲をやる時に合う音を見つけやすいので。

ボディーはジャズマスターやジャガーのようなオフセットシェイプ、ネックは25.5インチ、ピックアップはヨークの付いたジャガータイプがストラトと同じ配置、ブリッジはムスタングのダイナミックトレモロ、コントロール類はジャガー+α、というFenderのいろんなギターの混ざったような形です。
公式魔改造ギターですね。
このゴチャゴチャ感がたまりません。

欠点といえば、持ち運びのケースの選択肢が狭い事です(ジャガーやジャズマスユーザーの皆さんも同じ悩みを抱えている筈)。
GatorのPro Goシリーズ、BasinerのAcmeシリーズのギター用ギグバッグには入りました。
ただ、ゆとりがほぼ無いので危ないですね。ジャズマスターが入ればいけると思います(そもそもマローダータイプを持ち歩く人が少なすぎて何の有用性もない情報)。

して、このギターを知ったのはアストロノーツギターズ高田馬場さんのTwitterで見たのがきっかけです。
見た目がとんでもなく刺さりましたね。
実物見に行こう!と思って見に行き、試奏させてもらい、その日夢に見たので買いました。

試奏の時は「各ピックアップは同じ(多分)ものだけどポジションによって音違うからバリエーション出しやすいな」とか「ボリュームの位置がブリッジミュートの時当たらなくて楽だな」とか「ただのシングルよりもノイズ少ない気がするな」とか「フロントとリアのミックス出せるじゃん」とか考えてました。
機能の使い方の研究についてはほぼほぼ買ってから考えてますね。

配線がすごくめんどくさい、と苦笑しながら言われたのを今でも覚えています。
でしょうね!って言いました。

いやーしかし、カッコいい。何回見てもカッコいい。毎日見ててもカッコいい。
もう見た目だけでも買って良かったレベル。

個人的にはセンターの音と、フロント・リアのミックスを使う事が多いです。
そういう音が好きなので。

他人と被らないのもお気に入りですわ。最早個人情報です。

と言ったところで、ギター自慢の回でした。中身が無い。
それでは、これを読んだ皆さんが良い機材に巡り会えますように。

いいなと思ったら応援しよう!