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歯科医師国家試験 勉強法【下巻】
この記事は上巻に続くものです。
私の受験勉強の中で、12月はスランプの月でした。それまでの模試では学内でのボーダーギリギリにおり、なんとか三度目の模試で頭一つ抜け、真ん中くらいの位置でフィニッシュして安心したいと思っていました。なのに最後の最後でまさかの大幅な順位低下、危険域に入って模試を終えるという結果となってしまいました。
ただ、スランプは必ず言語化できます。私自身も何故点に結びつかなかったのかを考え抜き、なんとか本番はゆとりのある点数で合格することができました。(CBTのときも同じこと言ってましたが(笑))
本稿では、12月のあの時、自分に必要だった「評価」と「修正」を一般化して共有します。またそれに加え、12月に想定されるスランプやトラブルに対する対策を書いていこうと思います。
受験が終わって本当に実感しますが、国試なんて受かればほんと無意味です。点数と歯科医師としての能力に相関がありません。惜しまず一気に労力を投下して、チャチャっと終わらせちゃいましょう。
以下、今回の見どころとなります。
-- 群より抜き出る
-- Q:時間はかけてるのに点数が伸びません
-- 軌跡の評価と修正
-- 過去問研究とは、問題たちを横に見ることと見つけたり。
-- 時間が足りない!!(赤信号を渡る)
-- 劣等生は勝者の夢を見るか?あるいは揺らぎを視る歯科医師国家試験
群より抜き出る
さて、12月にもなれば薄々感じると思います。周りとの差は思った以上につかないし、思った以上に埋まらないものです。
模試では受験者のレベルは紡錘形に分布して見えます。ただ体感ですが、国試当日、受験生のレベルはほぼ横並びです。諦めている人や抜群の人以外は大差ありません。優秀そうに見えるクラスメイトのあの子。あなたと大差ありません。同じメンバーで2回受けたら、半分近くは合否が入れ替わってもおかしくないと思います。
12月の受験生を分ける3つのレイヤー
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