【サディ】超ゆっくりが難しいからこそ、ゆるく、時間をかけて仲良くなる #コルクラボの温度
こんにちは!
『コルクラボの温度』の編集・配信担当をしている、しばゆみちゃんです!
しばらくお休みしていた『コルクラボの温度』。
実は6月からゆっくりと再開していて、毎週月曜日に配信中しています。
※現在はVoicyのみで配信中です。
今までの番組コンセプトである「答えのない問いについて、ちょっと真面目に対話をする」を踏襲しつつ、もう少しゆるーく対話をしています。
現在コルクラボは7年目。
今回は、17期メンバーの募集が始まるので、コルクラボ主宰のサディに、改めて「コルクラボってサディにとってどんな場所?」というのを、聞いてみました!
すないぱー(2期)とこっとん(10期)との対談形式でお届けします。
(これってどんなnote?)コミュニティを学ぶコミュニティ「コルクラボ」のメンバーが運営している音声番組「コルクラボの温度」。
現在はVoicyでコルクラボに関することやメンバーの雑談を配信しています。noteでは、「コルクラボの温度」で配信した音声の記事化、その他関連情報などをお送りしていきます。
(今回はどんな記事?)2023年9月11日にVoicyで配信(9月4日収録)した内容を、テキストにしてご紹介します!
音声は下記リンクから聞くことができます。
すないばー:コルクラボは7年目になるけれど、コルクラボとかコルクラボのメンバーってサディにとってどんな存在なのかな?
サディ:俺にとっても不思議な場でさ。何だろうなぁ。
すごく自分の人生に影響を与えてきてるんだよね。
遊び友達って、起業してからだと作るのが結構難しいんだよ。
経営者同士で遊びに行ったりもするし、会社の社員旅行とかもあるけど、社員と遊ぶっていう感じにもならないし。 社員もリラックス出来ないじゃん(笑)。
だから、変な話なんだけど、俺にとっては遊び仲間に近い感じなんだよ。コルクラボのメンバーって。
遊ぶ って言った時に、わざわざ個別指名で誰かを誘って「一緒に食事行こう」みたいなのじゃなくて、「ゴルフやろうよ」とか「読書会するよ」とか。”そのこと”に興味がある気が合う人たちが集まって、ワイワイガヤガヤしているんだよね。そういう風なことをやっていくことで、ちょっとした遊び仲間みたいになっていく感じ。
でも、やっぱり友達とも違う関係なんだよね。
コルクラボのメンバーのことを沢山見たり、観察したりしていると、俺自身もいろんな気づきがある。だから、気づきを与えてくれる場でもあるね。
すないぱー:印象的だった出会いとかある?
サディ:ラボの初期のメンバーたちが社会的にすごく活躍するようになった、ていうのは印象的だよね。
すないぱー:たしかにね。
サディ:劇団ノーミーツの広屋くんなんかもそうだし、コルクの社員だった佐伯ポインティとかも活躍してるよね。
世間的に有名になるまでいかなくても、サラリーマンを辞めてフリーランスになるとか、みんな様々な生き方をしているよね。
人ってこういう風に変わるんだっていうのをみれるし、周りにもすごくいい影響だなと思う。
コルクラボに広告代理店でコピーライターをやっていた人がいて、その人がいろんなコピー 作ってくれるんだけど、そのコピーがすごく素晴らしいんだよね。
コルクラボ というみんなで遊ぶ場の文化祭のコピーとか、合宿のコピーとかなのに、なぜかそれがコルク(会社)の方のコピーになっていくということが起きていたりしていて。「好きのおすそ分け」とかさ。
すないぱー:コルクラボでは名コピーがたくさん生まれてるよね。
「弱みを愛嬌に」とか「水曜日が楽しみになる日曜日」とかね。
サディ:「弱みを愛嬌に」ってふだんから使っているもんね。
すないぱー:僕も使う。名コピーだよね。
こっとんは、今、振り返りでサディと結構近い距離で日々を過ごしてると思うんだけど、サディの変化って感じる?
こっとん:普段の振り返りでは、コルクラボとかラボメンの話はそんなに出ないんだけど、忘年会とか合宿とか節々のイベントがあると、それに触れて「なんかやっぱり特別なんだよね」と話しているんだけど。
言葉の節々から、サディにとってコルクラボはやっぱり不思議で特別な存在なんだなぁと感じるよ。
すないぱー:たしかに振り返りに出てくるよね。
改めてコルクラボって、「●●な場なんだなって思ったよ」みたいなこと。 気づきの場になってるんだなって。
僕も、もちろんそうなんだけどね。気づきの場になってるなと思ってる。
そういえば、こっとんはコルクラボの合宿の担当をしてくれていたよね?
遊びを作る側だったと思うんだけど、そういうのを会社とも親族とも違う輪の中で行うってどうだった?
こっとん:さっきコピーの話が出たけど、合宿の担当になって最初に取り組んだのが、まずコピーを合宿に作ろうだったんだよね。
今までなかった経験だから、結構びっくりしたね。
コピーから作るんだ!? みたいな。
すないぱー: 場所より先にコピー作ることもザラだからね。言われてみれば、それはコルクラボの文化かもしれないね。
「あり方」みたいなものの議論が先に来るみたいな。
ちなみにサディ、覚えてる?
今日は9月4日だけど、 6年前のコルクラボ 1年目のこの辺りって第1回の合宿だったんだよね。
サディ:そうだったっけ?(笑)。
すないぱー:そうなんだよ。ちょうど、旅行って話が出たから触れた方がいいなと思ったんだけど。覚えてる? 海行ったの。
サディ:(日程までは)覚えてなかったなぁ。
知らない人達との旅行をこんな風に楽しめるようになるなんて、思わなかったよ。
すないぱー:立ち上げて1年目だったけど、すごい合宿だったよね。
サディ:そう。コルクラボは、いろいろと俺の社交性を開いてくれてるような気がするよ(笑)。
さっきから、「俺の友達」とか「俺の社交性を開いてくれる」とか言っていて、なんなんだそれは?という感じだけどさ(笑)。
わけわかんない場だよね。
俺がすごく思うのが、今の社会の中って交換できることが重要とされるよね。資本主義だから。お金にできるかとか、どう役立つかとか。
SNSの中でも、他の人に役立ちたくて「こうすればいいよ」っていうお役立ち情報とか、「あなたの気持ちわかりますよ」っていう共感とか寄り添いだったりだとか。もうみんな、役に立ちまくってるし、寄り添いまくってるんだよ。全部、交換可能なことばっかりをやろうとしてる。
でも、小学校の時のつながりとかって、交換可能なコミュニケーションをしていないよね。 そういう人間関係を築いてないじゃん。役立つ関係とか全く作ろうとしてない。
まず、一緒に「いる」をしている。
そして、一緒にいる中で、何かを「する」ようになっていく。合宿とか「する」をして、友達に「なる」。「いる・する・なる」 の順。これは、小学校とか学生時代のことなんだよね。
それに対して、社会人っていうのは、まずは何をするかを考えなきゃいけない。例えば、俺が こっとんとスナイパーに「何月何日空いてる?」 って聞いたとするじゃん。そしたら、 空いてるよ 、って 答えてくれるよね。
すないぱー:答えるよね。
サディ:でも大人同士だと、それを聞かれたら「何があるの?」と聞かれるよね?
すないぱー:あー、たしかに。「何があるの?」って聞くよね。
サディ:何を「する」かが明確で、共感できた場合だけ「その日空いてるよ」って答える。つまり、先に「いる」ということは決断していなくて、「する」ことがあって、一緒に「する」ことをOKって思うと友達になったりして、「いる」が出来るようになる。
ほとんどの社会っていうのは、「する・なる・いる」の順なんだよね。
この「する・なる・いる」だと、他人にアピールするための「する」を探さないといけない。けど、それは仕事で十分なんだよ。
仕事の中では、仕事を「する」だから。仕事をすることで、何者かになろうとする。友達になるとかも含めて。何かになろうとばかりしている。
でも、何者かになろうとするのも、何かをするのをやめて、ただ「いる」の先に人間関係を作っていく。
これがあるだけで、人生が豊かになると俺は思ってる。実際、それが豊かだって感じさせてくれているしね。そういうのを味わえる場にしたい。
だからコルクラボを募集したりしている時も、「コミュニティを学ぶコミュニティ」みたいに言っているし。ほとんどのオンラインサロンは毎月自由な時に入れるのに、コルクラボは今は年に2回くらいしか入るチャンスがない。かつ入ってきても、何をしていいか分からないような不親切な感じだったりもするんだけど、それ自体が価値だと思っているんだよね。
こういう募集の話しをするとなったら、「今からあなたが、コルクラボに入ると変われるポイント3つを伝えます」とか言って、すないぱーやこっとんに経験を話してもらうわけだけど、全くそうじゃなくダラダラ喋っているし(笑)。
すないばー:たしかにね。
サディ:「TikTokは2秒で掴む」とか言っている中で、話し始めて何分目?っていうところでコルクラボがどんな場所か言い出すみたいな。この、ダラダラする感じとか。そういう生き方とか時間を取り戻したいね。
すないばー:たしかに。僕にとってはこれが贅沢に思える時があって、コルクラボの立ち上げ時って「無駄なことをやりすぎて、贅沢な時を過ごす」っていうスローガンがあったじゃない?
サディ:そうだね。でも、それをわざわざ言ってやるっていうのもいやらしいなと思って。
すないばー:今は「あなたの好きなあなたでいる」がスローガンになっているけどね。
でも、確かに10秒で伝えられることを10分かけて話してるね(笑)。
サディ:最近、よくスローフードっていうんだけど。食事だと、みんなゆっくりする意味をわかるんだけども、食事じゃなくて、友達になるのもゆっくりなほうがいい。1年前に知り合ってすぐは仲良くならなかったけど、1年かけてゆっくり仲良くなっていくとか。
何でも「ゆっくり」っていうのは難しいと思っている。
若い人って「はやくやれ」って言われるよね。
コルクでも、スピードを身に着けると量がこなせて、やれる量が増えると質が良くなるから、「まずはスピード」って言ってるし。
仕事や社会の中でたくましく生きようと思うとスピードが求められるし、スピードがある方がいいと思うんだけど、本当に難しいのは、超ゆっくりやることなんだよね。
ゆっくり考えたり、ゆっくり話したり、ゆっくり友達になったりだとかね。「ゆっくり」っていうのはすごく難しいから、それをやることに価値を感じるんだよね。
すないばー:ゆっくりご飯を食べること自体、難しくなってきてるもんね。
サディ:ファストフードとかね。そういう意味で「ゆっくり」には価値があると思ってる。
すないばー:コルクラボはゆっくりと歩くって感じなのかもね。コルクラボの時間軸と外の時間軸って、何か違うものがあるんだよね。
サディ:「複数のコミュニティに入った方が良い」って言っているのだけど、夏休みに地方に行ってのんびりすると、東京と時間軸が違っていていいなと思うのだけど、1個の時間軸で生きてると追い立てられてしまうんだよね。
複数の時間軸を持っていると、「ここ(東京)ではこの人たちは焦ってるんだなぁ」と思えて、追い立てられる状態に対してちょっと冷静になれたりする。それが価値だなと思う。
軸が2つだと速い遅いになっちゃうけど、 4つくらいいろんなコミュニティに入ってると、速い人もいれば ゆっくりの人もいるよね、みたいな感じになれるから。
すないばー:たしかにね。いくつもの コミュニティを持っていると、自分を俯瞰できる機会みたいなものもあったりするのかな。
サディ:そうだね。だから焦らなくなるよね。
すないばー:こっとんはどう?
こっとん:コルクラボは「急いで誰かと仲良くならなきゃ」みたいなのがない気がするな。せっかく入ったんだから誰かと知り合って、というのじゃなくて、 ゆっくりまったり時間をかけて、ちょっとずつ仲良くなるみたいな感じ。そんな時間軸で僕の中では動いてる感じがするかな。
すないばー:僕とこっとんの関係も、いつ知り合ったんだろう?って感じで記憶が曖昧なんだよね。
こっとん:ファーストコンタクト覚えてないよ(笑)。
すないばー:自分が入会したときって「こういうタイミングで誰かに話しかけた」みたいなのを覚えているのだけど、それって社会人としての感覚を持ち込んでいたからだと思うんだよね。
だけど、こっとんと知り合ったのは僕が入会して3、4年経った頃だから、もうコルクラボの時間軸で知り合ってるんだよね。だからどのタイミングで出会ったとか覚えてないのかも。
サディ:そういうゆるさっていうのがすごく重要だと思うんだよ。
すないばー:そうだね。こういう時間軸みたいなものを一緒に体験してもらうえたらいいよね。
新しい仲間が入ったら、その人の時間軸みたいなものに触れることもきっとあるだろうから、それでまた、自分のことを知るきっかけにもなるのかなーとも思ったよ。
サディ:新しく入ってくる人たちによって、関係とか俺ら自体も変わっていくからね。楽しみだね。
コロナの時に入ってきたメンバーは、なかなかリアルイベントがなかったから、オンラインで知り合った後にリアルで会うチャンスがなかったけど、今は積極的にリアルもやってるから、ぜひ入って、いろんなことに参加してもらえればと思うよね。
すないばー:そうだね。今は会えるようになってるもんね。会えるといろんな感動があるよね。
こんな感じで、きっと3分くらいで伝えられることを、20分かけてゆっくり伝えることが出来たんじゃないかなって思ってます(笑)。
コンビニでつい買ってしまうものは、
シュークリームのサディ
パピコのすないぱー
オロナミンCのこっとん
でした!
9/8(金)からコルクラボ17期募集がスタートしてます。
ご応募お待ちしてます!
申し込みは10/1(日)まで! 詳しくはコルクラボのサイトか
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