NOISZ STΔRLIVHT テクニック集
前置き
・この記事ではNOISZ STARLIVHTで私(corkboard)が使っているテクニックを3段階に分けて説明していきます。
・テクニック名が無いものも便宜上適当に名前つけてます。
・テクニック以外にも、上手くなるために必要な知識をまとめています。
・スコア上げに関しては詳しくないので、この記事では如何に上手くなるかを重視しています。
・この記事はNOISZ_SLの知識全てを説明するものではないので、詳しい情報はfandomのNOISZ Wikiで得ることを推奨します(又は、公式discord)。
追記:Wiki作ったのでこちらを参考にするのが一番になりました。https://wikiwiki.jp/noisz_sl/
初心者向け知識
ランクやTPについて
ランク:よくある音ゲーの評価で、このゲームでは以下のような内訳となっています。
TPは達成率で、最高評価以外の判定やダメージを受けた際に失点となります(詳しいことはwiki参照、他のゲームシステムも同様)。
各々のプレイスタイルで目指すものが異なりますが、基本これらのランクや高TPを目指す人が多いです。
HP, ATK, SPC, TEC, POWERについて
このゲームでは音ゲーとしては珍しくキャラのステータスがあります。
ステータスによって判定が変わったりするので注意。
HP…ミス判定時にダメージを受け、HPがなくなるとゲームオーバー。HP BになるとV毎に全回復。HP Fだとダメージで即死。
ATK…敵に与えるダメージ。スコアは上がるが音ゲーが上手くなるかどうかという観点においてはあまり関係ない。ATK Fだと最高判定以外を取得した瞬間クリア不可となるため注意。
TEC…上手くなるかどうかという観点では最重要となるステータス(そもそもクリアが難しい曲はHPやSPCが優先となるが)。上げれば上げるほど判定が緩くなるため、高TPを目指す場合最低でもAAは欲しくなる。最高判定(S Radiant)の判定幅は以下の通り。
上記のようにこのゲームは判定幅が広い(なので精度弱者でもランカーになれる)。
SPC…バーストの効果に影響が出るステータス。TEC BでV毎にバースト追加、TEC AAで効果追加、TEC SSでバースト時間2倍となる。
POWER…自身のPWが相手のPWよりも低い場合、ステータスが低くなる。そのため、高難易度は基本高POWERが求められる。
バースト
各キャラクターによって異なるバーストを使うことができ、使用方法は2本指(設定で3本指に変更可)で上部画面を同時押しすること(例外あり)。
バーストを使用すると、弾や被弾を消したり、ノーツを自動で取ったりすることができる。
それって果たして音ゲーか?とか、判定強化とかのやばい版?みたいなイメージが出ると思いますが、やり込むと音ゲーではないと言うには無理があるくらい音ゲーだと感じますし、このゲームでは基本これらのバーストの使用前提で譜面が作成されています(なのでやばい配置だらけ)。
各キャラのバーストの違い
※ダメージ上昇関係の効果はこの記事の趣旨と関係ないので省略しています
全キャラ共通
周囲の弾丸を除去し、アクティブ化すると S-Radiant/OK で次の 2 ビートすべてのノーツを自動で取る
Grace
ダメージを受けるとバーストが自動発動、バーストを発動するとノーツをRadiant/SparkはStar Radiantに、ErrorはSpark/OKになる効果時間は手動発動時8ビート、自動発動時4ビート。(SPC AAで効果時間が2倍になる)
初心者から上級者まで一番使用しやすく汎用性の高いバースト。生存、S狙い、TP100まで様々な用途で使用可。Antiphon Armamentの各キャラが手に入るまでは基本Graceでよい。
Sera
デッドラインゾーンを設置し、有効期限(8ビート)が切れるか弾丸が当たるとゾーンが爆発。周囲の弾を一掃する。SPCがAAになると、バースト中にすべてのスラッシュノートを自動で取る。
基本SeraはTECが高いがAntiphon Armament以外のキャラは使いにくいイメージ。しかし、SPC AA時の効果によりInsomnia Overload V2では最適であり、モジュールの関係上Antiphon Armamentでは全キャラ中最強のTP100ビルドを組むことができる。
Sumire
弾をリング内を通過させることでHPを回復し、ダメージを受けるまで持続する。
理論上最強の生存特化キャラだが、GraceのSTΔRLIVHT Stage、Attitude Mintの方が基本的に使いやすい。Antiphon Armamentは全キャラ中最強の生存特化ビルドを組むことができ、スコア特化ビルドなども使われている。
Hitori
常にHPを消耗。HPが1になると効果が一時停止される。再度バーストすると効果終了。
バーストを別のVに持ち越すことで1つのVで3回バーストで弾を消すことができる為、TP100狙いで使われる。
Hakuno
ドッキング中は弾の影響を受けない。16ビート持続。
ドック(キャラを触っていない状態の位置)にいる間、被弾しなくなるため、避けるのが困難な弾幕譜面などでよく使われる。SPCがSSになると、バーストの効果時間が2倍になるが、Hakunoはバーストの関係上SPC SSの効果がかなり強い。他のキャラを押しのけて最適となる譜面が複数。
もう1キャラ(と若干効果が違うキャラ)がいますがここでは省略します。
VERSEについて
このゲームは楽曲毎に3~4(例外あり)のVerse(V)に分かれていて、各V毎に全てStar Radiantで通過するとGold star、FC通過するとSilver starを獲得できます(ランクなどに影響)。また、練習モードでは各Vの最初からHP関係なく練習することができ、各Vの最初、楽曲の途中から再生することができます。
マジで神システム。全音ゲー実装してほしいレベル。
スタイルについて
各キャラの衣装替え。
前提として、Antiphon Armamentが最強となりますが、いったん省略。ここではAntiphon Armament以外の強いスタイルを紹介
Grace STΔRLIVHT STΔGE
HPが0になると、HP が1回だけ全回復する。Graceのバースト+1V特化の生存能力のためシンプルに強いため初心者は大体これでいい。
Grace Attitude Mint
V毎に1回、エラーをスパークに変える。S狙いにおいてAntiphon Armamentを除けば最強格であり、V-IGNITION(強化)を行えばV毎に2回 エラーをスパークに変え、ノーツのダメージが40%減少。またGraceであるため自動バースト。ただし、TP100狙いには向かない。
Grace DIVINE JUDGMENT
効果は置いといて単純にステータスの高いGrace。高POWERの敵、TP100狙い、Antiphon Armamentが無い場合の代用。
Sumire CRIMSON HEAT
V-IGNITIONによりバースト中RadiantがS-Radiantになるため、全キャラクター中最強の判定幅。弾は発動時以外無効化できない。
Hitori BLACKHEART
バースト説明に書いた通り。
Hitori NUCLEAR DRIP
バーストでHP100%回復
Hakuno STRAY CAT
Hakunoのバーストは強力のため、1キャラは育成しておきたいが、生存の観点で一番強いのはこれ。V-IGNITIONによりドック中にノーツを叩くとHP回復。
ちなみに私はTP100しか考えてないのでSTRAY CAT、Attitude Mintは育成してません。また、これらのスタイルはAntiphon Armamentで上位互換となるビルドを組むことができたら不要となります。最低限であればGraceのSTΔRLIVHT STΔGEかAttitude Mint、Hakunoのスタイルを1つ育成すれば十分です。困ったら全キャラSTΔRLIVHT STΔGE。
楽曲、難易度解禁について
楽曲は基本ストーリーを進めることで解禁できます。一部課金。HardはnormalのAA(又は課金)、overloadはhardのS以上を獲得することでプレイすることができます。
よくある低難易度触らないと解禁できないシステム…と思いきやこのゲームhardのS取れない人がoverloadやっても歯が立たないのでそこまで問題じゃないです(不満は出そうだけど)。例えばInsomnia hardはランカークラスの実力を持ってないとS取れませんが、Insomnia overloadはトップランカーじゃないとクリアできません。ランカーであっても個人的にはhard埋め必須。
各ノーツごとの知っておくべき仕様
・ロングノーツは途中で離したらミスになる。
・ロングノーツは途中で他の指に持ち変えることはできない。
・ロングノーツはレーンから外れてもホールドし続ければ判定は残る。
・スライドはタップしなくても取れる。
・スラッシュはタップで取れる。RS-Dashでも取れる。
・OK判定のノーツはRadiant、Spark判定が無い為めちゃくちゃ判定が広い。
固定弾と追尾弾
弾の種類についての認識をしていると弾幕が避けやすくなる。
固定弾:キャラクターの位置などに関わらず何度同じ譜面を遊んでも同様の動きをする弾やレーザー。
追尾弾:キャラクターの位置を参照して、軌道が変わる弾やレーザー。
固定弾は回避パターンや安地を探す、追尾弾は回避パターンを探す。
難しい弾幕譜面では固定弾+追尾弾のパターンが多用されている。
RS-Dash
キャラクターをホールドした状態から離すとドック位置に戻るまで一定時間無敵となり、この動きで避けることを前提とした弾幕や、ズルや簡略化できる弾幕がある。回避が難しい弾幕は、ドック位置が安全かどうかを確認することが大切。
安全地帯
全弾幕ゲーム共通だとは思うが、安全地帯を探すゲームとなっている。安全地帯を見つけるとそこをホールドし続けるだけで弾幕を回避できるため、鍵盤に集中できる他、被弾リスクを極限まで減らすことができる。
固定弾+追尾弾複合などでも、安全地帯を経由していくという認識が大切であるため、常に重要。
全ての曲を触る
ほぼ全ての音ゲーに共通することだと思うが、とりあえず全譜面を触ることを推奨。慣れるまでが難しいゲームなのでeasyとnormalは解禁できている全譜面、ある程度音ゲーの実力がある人もnormalとhardを全譜面触るとよい。
目標管理
上と同じで全音ゲー共通。normalを全譜面AA、hardを全譜面クリアなど、具体的な目標を組んで取り組むことも大切。このゲームでは1譜面に固執しても意味ないので全曲、又は特定の難易度帯やフォルダに関わる目標を立てるべきです。行き詰ったら停滞するので、自身の実力に合わせて複数の目標を作りましょう(例:Normal全TP100、Hard全S、overload11.5以下全クリアなど)。
中級者向け知識
オプション設定
オプションが中級者向け知識?と感じると思いますが、ハイスピとオフセットは言われなくても多分みんな調整しますし、殆どの設定は適当でいいので省略してました。なんならオフセットは判定幅が広いのである程度適当でも大丈夫です。ここでは割と重要な設定項目のみピックアップして紹介。
スクロール速度:ハイスピ。好みで調整。
入力オフセット:好みで調整。
ヒット効果音:タップしたときの音を鳴らすかどうか。この項目はランカーの中でも好みが分かれていて、0にしてる人と鳴らしている人が居ます。
(例:音無し…Yoshiap, MAMAHOHO 音あり…corkboard, GYUL)
個人的には断然音あり。リズムキープやよそ見で取っているときの判断材料となっているので、音ないとThe King Of Lionsとか色々TP100出てないと思います。
バースト:3フィンガー推奨。バーストが勝手に発動する原因は大体キャラクターホールド中にノーツをタップしている指が上部画面に当たって2本指同時に触ってしまうことなので、それを防ぐことができます。
EARLY/LATE表示:よくある音ゲーの表示。好みで。
HZについて
他音ゲーでいうレート。レート計算に関してはwiki参照。課金することでUra-HZ表示(全難易度全曲統合のスコア計算表示)を解禁できる。どちらのHZも全曲対象となっているため、目標の1つに最適。
Forge of Antiphon モジュール
各キャラ最強のスタイルがAntiphon Armamentであることは説明したが、何故最強かというとモジュールの性能が強すぎるという点にある。
緊急ボタン Emergency Button(1回だけバースト追加)、核分裂反応炉 Fission Reactor(バーストの持続時間は半分になるがV毎にバースト追加)の2つを組み合わせることで1Vの間に3回バーストを打つことができる。
近接センサー Proximity Sensorを使用することでGraceのようなオートバーストになるため、Seraのバーストの使用感が改善されたり、各キャラ最強の生存ビルドやスコアビルド、TP100ビルドを作成可能。
(とりあえずwikiに参考のビルドが載っているのでまずはそれを参考に、慣れたら自力でビルド考察をするといいです。)
目線意識:基礎知識編
本ゲームにおける一番重要なスキル。
このゲームやってて/上級者のプレイ見てて疑問に感じると思うんですが、「弾幕と鍵盤を同時に処理するのはどう認識してるか」という問題は全て目線意識によって成り立っています。この項目では基本的な目線意識について解説します。
・弾幕の認識方法
弾幕の認識は大きく分けて2つあり、キャラクター中心認識と安地認識に分かれます。
キャラクター中心認識はレーザー型の弾幕や高密度の弾幕に必須で、キャラクターに近い位置にある弾幕を避けやすい基本認識。安地認識はキャラクターから目を離して安地に目線を向ける認識となります。
安地認識は降ってくる弾幕の途切れている位置を把握してその弾幕が避けれる位置にキャラクターを移動する予測安地認識が基本となり、特定の弾幕をカットできる場所を目指すために弾幕を認識せず安地箇所を中心として見る認識法もあります(完全暗記型)。基本これらの認識を必要に応じて切替え、弾幕を認識しています。
・ノーツの認識方法
ノーツ認識はある程度音ゲーをやっている人なら理解できるとは思いますが、ここでは3つ紹介します。
1つ目は画面上部を見る基本的な取り方、2つ目は画面下部を見る低速やホールドのエイムなどで使える認識法、3つ目はよそ見です。一番重要なのはよそ見して取る技術となります。
・弾幕とノーツをよそ見する技術
ノーツと弾幕が同時に流れるとき、どちらかに注目するとどちらかがおろそかになるのがこのゲームの一番難しい点であるため、これを解決するのがこのゲームで大切な点です。
ノーツに注目する際は、弾幕を認識せず安地箇所を中心として見る認識法を使うのが一番です。安地であると覚えた場所に一度移動したらパターンが変わるまでは基本動かす必要がないため、キャラクターを注視する必要はありません。
弾幕に注目する際は、よそ見でノーツを取ることが必須になります。基本上部から弾幕が流れてくるタイプの予測安地認識は一緒にノーツも認識できるためやりやすいですが、上部以外の予測安地認識、キャラクター中心認識、高密度の弾幕は中級者の内は非常に難易度が高いです。他の音ゲーで鍵盤力を鍛えるのは必須の他、NOISZ STΔRLIVHT特有の認識力も必要となります。
さらに詳しい認識法は目線意識:応用知識編にて解説。
録画して苦手箇所を見直す
このゲームは音ゲーの中でもトップクラスに譜面研究が大事なので、どうしてミスが出ているかの確認が高難易度では必須となります。画面録画や手元の確認は怠らないようにしましょう。
ちなみに自分は譜面研究基本嫌いなんですけど、このゲームの譜面研究は好きです。
最低限素数2桁は暗記推奨
このゲームは音ゲーですが、何故か2桁以下の素数を暗記しておくことが求められます(他もあるけど省略。詳細はgalaXXy brainをプレイしましょう)。
追尾弾コントロール
高難易度になってくると、追尾弾をただ見て避けているだけでは厳しい/やりにくい配置が多くなってくるため、追尾弾の軌道を予測して変える技術も必要になってきます。特に、高密度の固定弾+追尾弾のような配置では、次に避けたい位置を決めておき、その避けたい位置に追尾弾が来ないようにキャラクターを移動しています。具体例を挙げると、LureのV1初手はずっと追尾弾コントロールを行っています。
餡蜜処理
音ゲーをやっている人なら必ず遭遇する餡蜜処理ですが、このゲームは判定がめちゃくちゃ広いので高難易度ではかなり有用な技術。ノーツ単体では取れる配置であっても、鍵盤を餡蜜処理で簡略化することによって弾幕に注目できるようになったりするのでかなり使えます。
地雷ノーツ+ホールド
高難易度でよく出てくる配置の一つで、比較的簡単な部類であればUnknown Civilization V3やParhelion、難しい中だとANNIHILATOR V3やClash of Twilightなどがあります。これらの配置で一番重要なのは、直角ホールド認識となります。安全なタイミングでレーンの斜め移動を無視して次の中継場所、終点ノーツに先回りして地雷ノーツを避けます。基本ホールドの移動は簡単な配置以外はスピーディーに行うのを推奨します。
スライドノーツ簡略化
このゲームのスライドノーツはめちゃくちゃガバガバ判定であるため、適当に擦ってても取れます。スライドが同時に4つ(例えば→→→→のように)流れてくることもありますが、これは指1本で素早くなぞれば取れます。実際、適当に取れることを前提として配置されていそうなスライドもあるので(Imagesなど)、習得必須。
被弾突破
このゲームでどうしてもできないという箇所があったら、被弾することを覚悟で突破するのもありです。バーストでなんとかするのが理想ではありますが、高密度の鍵盤、弾幕が同時に降ってくる箇所はあえて1被弾くらいは許して鍵盤に集中したり、鍵盤を押すのを諦めて弾幕に集中する、地雷を避けるのも選択肢になります。ランカーならこの技術要らないと思うかもしれませんが、トップランカーでもLv13以上では使います。
上級者向け知識
前提として、鍵盤系音ゲーを触っておくこと
上級者になるには最低限1つは鍵盤音ゲーをやっておきましょう。これマジです。NOISZ STΔRLIVHTが上手くなるには他の音ゲーが(多分)必須。具体的には最低でも薬指、理想は10本全部の指を鍛えられる音ゲーを遊んでおくことが重要となります(NOISZ STΔRLIVHTの高難易度は片手3鍵どころか片手4鍵、親指、小指すら使う)。お勧めはOverRapid。OverRapidは6K鍵盤スマホ音ゲーでDL無料。薬指を鍛えるのに最適で±ms82.5なので判定幅も気になりません。個人的に地力の方向性がかなり似ているゲームだと感じています。私はOverRapidで例えば高密度の鍵盤が左、中密度の鍵盤が右に降ってきたときに左を注視し右はよそ見で取っていたんですが、これがかなりNOISZ STΔRLIVHTで役立ちました。
参考:私(corkboard)の音ゲー歴(メインのゲーム以外は省略)
デレステ→ミリシタ→Arcaea→Dynamix→CHUNITHM→OverRapid→NOISZ STΔRLIVHT
ランダム弾
固定弾と追尾弾があると言いましたが、ランダム弾も存在します。
具体的な例:Lure V4弾幕地帯、Gravisphere Crisis V1のトゲ、Clash of Twilight V3最後の弾幕
ランダム弾といっても、ある程度パターンが決まっていることが多く、基本的には生成パターンから1つ採択された後は固定化されたパターンで弾幕が降ってきます。これが採用されている箇所は難易度が跳ね上がるので、バースト(や被弾)を覚悟して備えたり、同時にノーツが降ってくる場合全部(ノーツを)よそ見で取る覚悟が必要となります。
ノーツが無いところをたたく
高難易度で必須となるスキルの一つ。よそ見でノーツを取っていると、エイムがずれやすく、同時押しのノーツであると特にどこか1つが抜けてミスが出やすいです。そのため、あえてノーツが無いところも叩いたり、3ノーツの同時押しを4本指で処理することで安定度が増します。ちなみに、No Hints Here! overloadのV2暗記ゲーもやりやすくなったりします。
スラッシュ、ホールド運ゲー法
スラッシュノーツは判定幅がめちゃくちゃ広いので、適当なタイミングで取っても最高判定で通過することができます。この性質を利用して、スラッシュは片方の手で適当に動かして取り、ノーツに集中することが可能。
(実際の使用例:The King Of Lions overload V1最後、Last Wish (NOISZ Mix) hard V1ホールドスラッシュ地帯など)
ホールドの終点も判定幅がめちゃくちゃ広いので、1レーンの移動くらいは適当にわしゃわしゃしてるだけで取れたりします。
(実際の使用例:Crossroads of the Brave overload V1クロス配置、Last Wish (NOISZ Mix) overload V5ホールド3本+スライド+スラッシュ地帯など)
片手3鍵+親人運指
めちゃくちゃ汎用性の高い最強の構えで、様々な高難易度に使える運指。片手2鍵+親人運指も同様(というかこっちの方がよく使う)。
・左鍵盤型
1,2,3鍵を左手薬中人で処理し、4鍵を右手親指、キャラクターを右手人差し指で処理する。
・右鍵盤型
1鍵を左手親指、キャラクターを左手人差し指で処理し、2,3,4鍵を左手薬中人で処理する。
(実際の使用例:Quicksilver overloadなど)
スライド巻き込み対策法
スライドノーツはめちゃくちゃ判定が広くて拾いやすい一方、直後のノーツを巻き込みやすいという問題があります。そのため、できるだけタップスライド分業を推奨。例:MULTIPHEX overloadのV2序盤は右手でタップノーツを処理して左手でスライドを処理。
手の角度調整
これは鍵盤ゲーあるあるですが、普通に鍵盤を取ろうとすると若干指が斜めになることで、1,4鍵の中指が上になりキャラクターを巻き込んだり出張時にエイムがずれる原因になったりします。そのため、手の角度に起因するミスが出る箇所は脇をしめることでエイムが揃いやすくなります。
(実際の使用例:The King Of Lions overload V2鍵盤など)
譜面確認と譜面研究
このゲームは譜面研究が大事で、画面録画や手元の確認は怠らないようにした方がいいと言いましたが、実際の譜面研究方法について書いておきます。
・音トレを使う
スマホ音ゲーマーなら大体使っている最強音ゲー研究アプリ。
・写真アプリで凝視しまくる
難所や苦手箇所をひたすら見まくって運指を考える。
・練習モードを使い、V1以外(特に難所のV)を練習する
おすすめはV1~V4までの曲の場合、V2,V3,V4,普通にプレイ(V1)の順番。
・流れを全暗記する
鍵盤配置、弾幕配置、難所、休憩などの流れだけでも覚えておくだけで、やりやすくなるし研究もしやすくなる。
・他の人の手元を見て、対策法をパクる
めちゃくちゃ大事。苦戦していた弾幕の必勝ルートや裏技が盛り込まれていたりするので、積極的に確認する。(Valkyrius:0 overload V1とか裏技見てなかったらもっと苦戦してた)
・マジで難しい箇所は徹底的に研究する
バースト管理、バースト処理
ある程度の高難易度までは適当にバーストを消費してもTP100可能ですが、Lv12中以上になってくるとバースト戦略が必須になってきます(halvedも必要だけどhalvedがおかしいだけだから気にしない)。難しい箇所はバーストで突破して、残りの箇所の勝率を高めたり、バーストのタイミングを見極めるのはもはや戦略ゲー。バーストを使用せずにできる箇所であっても勝率が低くてそのVに目立った難所が無い場合はバースト使用候補の箇所となります。
端末外チート
端末を回転させたり、暗記の答えや見にくい配置の答えを横に用意したりする方法です。これに関しては発想力が大事。全力でズルしようという気で挑みましょう。
目線意識:応用知識編
基礎知識編では、弾幕の認識方法(キャラクター中心認識と安地認識)、ノーツの認識方法(画面上部、画面下部、よそ見)及び、弾幕とノーツをよそ見する技術について書きましたが、ここでは高密度の弾幕をよそ見で取る認識方法について書いていきます。
まず、人間の視野についての話をします。人間の視野は中心視野、有効視野、周辺視野の3つに分けられ、中心から周辺になるにつれ視界がぼやけていきます。そのため、難しい配置はなるべく中心視野で処理し、簡単な配置は周辺視野で処理していくのが理想となります。
上部から弾幕が流れてくるタイプの弾幕は、ノーツが有効視野の範囲内に入ります。予測安地認識であれば目線位置が高いことが多いため、比較的ノーツを取りやすいです。
他は説明が難しいので例を挙げて紹介します。
この画像はThe King Of Lions V1の難所で、追尾型のキャラクター中心認識+鍵盤を同時に捌くことを求められる配置となっています。右と左どちらも追尾と思いきや、左側がキャラクターを避ける追尾となっています(この後左右が切り替わる)。そのため、【追尾弾を避けられる位置に移動→ノーツに注目→キャラクターを見て次の追尾弾を避けられる位置に移動→キャラクター以下略】といったようによそ見を繰り返す配置となっています。
つまり、中心視野でキャラクターを認識して動かしている間だけノーツを周辺視野で処理し、キャラクターを安地に動かしたのを確認したらノーツを中心視野で捉えてキャラクターを周辺視野で認識する流れを繰り返す感じです。このタイプの認識は結構珍しく、よそ見の地力上げに最適と感じます。
この画像はValkyrius:0 V1の難所で、高密度の弾幕と鍵盤を同時に捌くことを求められる配置となっています。この配置は安地認識と鍵盤認識、キャラクター認識を同時に行うために全てをよそ見で動かす感覚となります。具体的には上部の安地1点を中心として考え、3種の認識したい点(特にキャラクター位置)を全て同時に認識できる点へ目線を移動する感覚となります(用はなるべく中心視野〜有効視野の範囲に3種を入れる)。
このように、重要なのはその瞬間にどの要素を認識するのが最適か、同時に認識するのに一番効率的な点はどこかを探し出すことであり、配置によって全く認識方法が異なります。研究の上で最もよい目の使い方を導き出し、最適化していくのが大切です。もちろん、全箇所やる必要はなく、超高難易度の難所でのみ必須となります。
中心視野、有効視野、周辺視野の意識はそのうち無意識でできるようになるのでとにかく回数を積み重ねてください。
ちなみに難しくなりすぎると勘とか暗記とかバーストで無理矢理突破とか色々求められます。こうなってくるとほぼ無理。最終手段の暗記になった場合、安置→安置を経由していく認識が大切な他、上級者の運指丸コピでもいいと思います。
感覚でやっていた部分を無理矢理言語化したのでわかりにくい箇所も多かったと思いますが、とりあえず目線意識が大切とだけ覚えておいてください。