夢#54-1 ろくでなしの破壊者

※ 今日の日記は、先ほどのイルミナルの話を提供します。

はい。始まりました。先ほどのね、話を書けたので、アップします。自分は面白いと感じました。
だが、これからです。はい、どうぞ。

   ろくでなしの破壊者・イルミナル 上

ろくでなしの破壊者・バスタードバスター
イルミナル・トランシー
容姿は短髪に体格は細め。目は比較的大きく。身長は低い。眉毛がない。細いが意外に筋肉がある。

この男は、比較的暖かい南にあるザヤという国の南よりにある街フォーチュンという街の生まれだ。

2歳の時に、親に捨てられた。この時は捨てられたあと、国の子供の支援の家にひきとられる。
イルミナルは、凶暴で、よくまわりの子供を泣かし、親代わりの仮親を困られていた。5歳になり、ある日、冬だった。あまりにも手に負えないため、仮親はイルミナルを捨てた。最後にイルミナルの腹を蹴り、血がでるほど殴られた。
そして、近くの噴水に捨てられた。
イルミナルは、殺意が湧き、イルミナルは落ちていた酒瓶を割り、仮親のところにもどり、親を皆殺しにした。そこにいた子供たちも殺そうとしたが、イルミナルはやめ、走って家から出ていった。
イルミナルは、5歳で、初めて人を殺めることをした。

イルミナルは1年、窃盗していたが、6歳になり、窃盗しているところを果物屋に見つかり、暴力を受けた。これをきっかけに、イルミナルは何か頭の中に稲妻のような衝撃をうけ、果物屋にあった包丁で店主を刺した。その場面を目撃していた女性によると、その時の顔は、まさに地獄に住み着く閻魔王や悪魔を連想させるかのような恐い表情をしていたという。

これをきっかけにイルミナル、どんどんと殺人、盗み、暴力、その他もろもろ...

イルミナルは、過ちを繰り返して、繰り返して、生きていた。
屋根のない昔の城跡、ソルジャー城跡に住み着いていた。ソルジャー城は、昔、次々と兵士を狩るハンターが、ソルジャーを殺したことで有名な城。そのハンターを殺すためにソルジャー城を炎の海とし、そこに一つの墓地を建てた。
このソルジャー城跡の正式名は、オリジン・レガシーという名だ。つまり幻影の遺産という意味。
イルミナルはこのことは知らなかったが、奇妙な音や、声、怪奇現象など、さまざまな現象を目の当たりにしていた。だがイルミナルには怖いというものはなく、普通に寝て、食べて、暮らしていた。焚き火で明るさを保っていたようだ。
古くどろどろで汚れている2枚の毛布。
洗わないと、少し異臭がする。アンモニアなどの酸っぱい匂いが香る。
もちろん、トイレやお風呂はない。
身体や毛布は洗えないし、用もたせない。
トイレは草むらや他の家を襲ったときなどにしていた。
お風呂は、近くの川で洗っている。
イルミナルもこんな生き方に飽き飽きしていた。
そんな暮らしが、5年続いた。

時は過ぎ、2年。

7年前までは、ソルジャー城跡に暮らしていたが、今は、普通の1フロアの少し古めの家を借りて一人で暮らしてる。
場所も変わった。ソルジャー城跡は、生まれたフォーチュンの街から歩いて5分のところにある。
今の家はフォーチュンから離れた、中心街の外れにある通りのアネセント通り。通称ロンリー・ストリートにある街・アネセントの家、エアヴ。
この通りは、いろんな人が暮らしている。イルミナルのような、殺人をしたもの。孤独な人々。見捨てられ人。犯罪のあるものと、スリム街となっている場所。そこには暗殺チームや殺人請け負い人などもいる。イルミナルはどこにも属さない一匹狼。悪いことはなんでもやった。

イルミナルはもう12歳。
この国では、12歳になると、自分で家を借りれる。そして、家賃はたったの20LGという。20LGはラスゴールド。この街には最悪なやつらが集る場所。それなりに安い。
この街は、消えゆく孤独な街と言われている。先ほどのロンリー・ストリートとは、孤独の通り。
この国の物価はそんなに高くはないが特にこのロンリー・ストリート辺りの物価は並外れな物価だ。
イルミナルはここに暮らしている。

イルミナルは、ある仕事をした。それは、ある国の子供を殺して、親から金を盗るという依頼があった。
イルミナルは子供は殺したことはない。女やほかの男、王家のものたちは、表情一つ変えず殺す。
子供は殺さなかった。
だが、依頼では子供を殺すこと。
自分には出来ないと思ったが、その仕事の依頼を受けた。
イルミナルは武器を調達した。武器商人のドライをたずれた。それはある武器を調達するため。
イルミナルは子供をやるための武器を一つ用意させた。
それはある銃だった。

イルミナルはある朝準備を整えると、依頼の国に向かった。
テーンモールという国に向かった。この国は古代国ロームに隣接する国で、このテーンモールも歴史のある国なのだが、この国では奴隷制度と厳格な制度が幾つかあり、それに対しての反逆者が現れ、刑が執行されるほどだ。ここの王家のキューター王族の子供を殺してほしいとの事。そして、金を盗る。あまりにも大きな仕事と判断したイルミナルは分け前を7対3で応じた。イルミナルが7だ。依頼人が3だ。
これほど、警戒、不安、大きな出来事だと確信した。普段は4対6か6対4で受ける。

そして、その日の夜。
イルミナルはキューター家の大きな豪邸に向かった。
全身を黒い服で覆い、銃と短剣を持ち、その豪邸の前に立った。そして、イルミナルは目にも留まらない速さで、塀を越え、ガラスを割り、家の中に侵入した。颯爽と警備をしていた兵士が現れた。兵士たちを短剣で倒し、イルミナルは進んだ。

そして、キューター家の家族一同を刺し、子供部屋に向かった。イルミナルは子供部屋に入ると、見渡した。子供の姿が見当たらない。どこかに隠れているのかとさがした。
すると、子供部屋の天井をみると、穴がある。おそらく、隠し部屋のような部屋があるようだ。
イルミナルはその穴にジャンプをして掴み中に入った。そこにいたのは、やはり子供だった。二人いた。兄弟のようだ。女の子と男の子が二人いた。

イルミナルは、姿を見つけると、縄で手足と口を縛り、二人を肩に乗せ、外に連れだし、依頼人の元へ向かった。

依頼人のいるのはテーンモール国の外れの町・ブラッディ・ドリフターという町だ。

イルミナルは町に着くと、依頼人を訪ねた。
依頼人のリータはなぜ、子供を殺さなかったんだ!?と怒っていた。
イルミナルはお金を渡した。
何億MGという大金が袋の中に入っていた。
リータは少し穏やかになったが、すぐ子供を殺せと命令した。
イルミナルは「 わかった 」と言い、銃を腰から取り出し、子供二人に銃を向けた。涙ぐんで、ガタガタと震えた二人を前に、銃の引き金を2回、バンッバンッ!と引いた。弾丸は子供二人に命中。大きな銃声とともに、灰色の煙が銃口からうっすら出ていた。
子供は心臓にあたり、子供は倒れた。

リータはこれをみて、金を手に笑っていた。

イルミナルは無表情だった。

イルミナルは分け前を取り、子供を処分する。と言い、二人を持ち帰った。

イルミナルはテーンモールを越え、ザヤに戻ると、すぐ、山に向かった。
すると、二人を袋から出した。二人はなんと生きていた。
イルミナルはすぐに、ロープを切って、自由にした。だが、二人は怖くて、立ち上がれなかった。
イルミナルは子供を銃で殺してなかった。
怯える子供をみて、イルミナルは背を向け、こう言った。
「 お前たちは、運がいい 生きろ 」
と。

それを聴いた女の子は行くよ! と男の子に言い、ぶるぶると震え、怖くて怯えていたが、力ずくに立ち上がり、どこかに歩いていった。

イルミナルは家に戻り、寝た。
次の日、イルミナルはタトゥーを入れた。肩に大きく5.といれた。

これをきっかけにザヤは本格的にイルミナルを敵と見なし、賞金をかけた。
その金額は、100000LGという大金だった。
あの有名なキューター王族家を滅亡させた罪、そして他の罪を合わせこのLGだそうだ。
キューター家を滅亡させた罪が相当大きな金額を動かした。そして、瞬く間に、この事件は世界中に広まり、一躍有名な賞金首となっていった。
そして、この事件は世界で2番目の最悪な事件。『 キューター王族残虐滅亡事件 』と言われた。

ある日の朝、13歳になった。あれから1年がたった。
イルミナルはあの時使った銃を眺め、紅茶を飲んでいた。

あの二人が撃たれて死ななかった理由。
イルミナルは、ある銃を武器商人・ドライに用意させた。それは、インコンペテント・ガン。
これは無能な銃として、知られる銃。
弾丸もはいっているのに、撃たれても死なない。
この弾丸はこの銃、そして、脅しように使ってと言われる特殊な弾丸。例えば、砂を丸めて硬くして弾丸にして撃つのと一緒で、一度撃つと、摩擦で灰色の煙はでるものの、相手に撃っても死なない。つまりフェイクということだ。あの場合、依頼人の前にもっていかないと、本当に子供を殺したのか。と悟られ、気付かれて分け前も無くなる可能性。そして子供の死。最悪な事態になりかねない。そう思って、イルミナルが考えた作戦がこのインコンペテント・ガンで依頼人の前で殺したと認識させ、分け前をとり、子供を救う事。
見事に、依頼人も誰も気付かれなかった。
本当に子供が死んだと勘違いをしてくれた。
だが、相手もプロ。少しでも動揺したりしたらばれるかもしれなかった。だけど、やりきった。
イルミナルは、あの子供二人にはひどいことをしたが、うまく生きてほしいとおもっていた。
おそらく、彼なりの優しさなのだろう。

イルミナルに二つ名が出来たのはこの事件から。
ろくでなしの破壊者・バスタードバスター。と言われることになる。
イルミナルは窓から顔を出し、優雅に紅茶を飲んでいた。あの時を噛みしめながら。

イルミナルがサティスの事を知ったのは、このあと、ロームに出掛けたときの事だった。
あの剣もあのあと手に入れた物だ。
そこから、彼、イルミナルの運命が動き出した。

はい。ありがとうございます。
まあ、出来はみんなが判断してね。
失礼する!

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