中国AIチップ2社、米禁輸で苦境に BirenとCambricon
Biren(壁仞)とCambricon(寒武紀科技)の中国系人工知能(AI)チップ2社についてのレポートを公開。いずれも米国の対中禁輸対象リストである「エンティティー・リスト」に追加されたことで、米AMDや米エヌビディア(Nvidia)出身の中国人創業者や幹部が相次ぎ離職した他、赤字経営の状況が続いており、倒産寸前の苦境に陥っているとの見方を示した。
今回辞任した徐凌傑氏はチップ業界で豊富な経験を持ち、Huida、AMD、Samsung でのハイレベルな管理と GPU アーキテクチャのバックグラウンドを持っています。
Sina News によると、彼は辞任届の中で、チップ製造への旅が終わったと指摘しました。当面は終焉を迎えますが、彼は依然としてスマートコンピューティングの道を歩み続け、人工知能が最終的に刺激を与え、新たな生産性を生み出すと固く信じています。
氏は GPU 製品アーキテクチャと開発に 25 年以上の経験があり、Biren Technology に勤務する前は Qualcomm に勤務し、その後、Huawei 社の Futurewei 部門で GPU テクノロジーの主任研究員を務め、※Hongmeng OS グラフィックスと画像処理を担当しました。 共同創設者はどちらも会社を辞めた理由については説明しなかった。
※HarmonyOSとはファーウェイが主導して開発するOS
米国による相次ぐチップ制裁により、かつて中国本土で盛んであったAIチップ工場は苦境に立たされており、Cambricon(寒武紀科技)「AIチップ初株」であるカンブリアン社も7年連続赤字となっている。度々勃発し、上場後の時価総額はほぼ半減した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?