半導体部品の値上げラッシュが始まった、ダイオードから
https://udn.com/news/story/7240/7714616
2024年、半導体部品の値上げラッシュが始まった。その先陣を切ったのは、ダイオードである。
中国の5大ダイオードメーカーが相次いで値上げを発表し、最高で20%の値上げとなる。ダイオード市場は、中国企業による値下げ競争で低迷していたが、今や5大メーカーが揃って値上げを打ち出したことで、業界は谷底から脱出したと言えるだろう。
在庫調整が一段落し、AI PCや電気自動車などの新アプリケーションでダイオードの需要が増加したことが、値上げの背景にある。中国の捷捷微電、三聯盛、藍彩電子、揚州晶新、深微の5大ダイオードメーカーは、最近相次いで値上げを発表し、値上げ幅は5~20%に及ぶ。
ダイオードは、世界初の半導体部品である。半導体の性能が明らかになると、ダイオードは世界初の半導体部品となり、用途は広範囲にわたり、ほとんどすべての電子機器に使用されている。主に整流や安定化に使用される。
情報によると、ダイオードは、ショットキーダイオード(Schottky diode)、ブリッジ整流器、ダイオード整流器、保護部品などの製品ラインに大別される。また、一部のダイオードメーカーは、MOSFETなどの製品ラインにも参入している。その用途は非常に広範囲にわたっており、電気を使用するすべての端末デバイスに必要とされる。インフィニオン、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツなどの国際大手メーカーもサプライヤーであり、台湾では、台半、朋程、德微、強茂などの企業が主なサプライヤーとなっている。