中芯国際(SMIC)の勢い低下!2024年の純利益が45%減、年間純利益は4.9億ドル
情報元:台湾Yahooニュース
2025年2月12日(水)午前7:11
記者:林宸誼/総合報道
中国の大手半導体ファウンドリー中芯国際(SMIC)は、
昨日(11日)に2024年の業績速報を発表した。
年間売上高は80.3億ドルで、前年比27%増となり、過去最高を記録。
世界第2位の純ファウンドリー企業としての地位を維持した。
しかし、年間純利益はわずか4.9億ドルで、前年比45.4%減少し、市場予想を下回る結果となった。
純利益の減少について、同社は資金収益の低下や減価償却費・償却費の増加を主な要因として挙げている。
近年、中芯国際は生産能力拡大のための投資を加速しており、
資本支出は2021年の45億ドルから2023年には73億ドルへ急増。
2024年も73.3億ドルを再投資し、年末時点での月間生産能力(8インチ換算)は94.8万枚に達し、
年間出荷量は800万枚超、年間平均稼働率は85.6%となった。
2025年第1四半期の業績見通しについて
中芯国際は2025年第1四半期の売上が前四半期比6%~8%増、粗利益率は19%~21%になると予測。
また、外部環境に大きな変化がなければ、2025年の売上成長率は競合他社の平均を上回るとし、
資本支出は2024年とほぼ同水準を維持すると見込んでいる。
売上構成(地域・用途別)
中芯国際の売上の89%は中国国内からのもの。用途別では:
- スマートフォン:24.2%
- PC・タブレット:19.1%
- 家電:40.2%
- インターネット・ウェアラブルデバイス:8.3%
- 産業・自動車関連:8.2%
韓国メディア『朝鮮日報』の分析によると、
中芯国際はファーウェイの米国制裁突破を支援するため、採
算度外視で7nmチップの量産を進めたことが、
利益縮小の大きな要因となったと指摘されている。
中国のAI企業「深度求索(DeepSeek)」が世界を席巻
最近、中国の新興企業DeepSeekが開発した生成AIモデルが世界的に注目を集めている。
金融メディア智通財経によると、中国の証券会社天風証券は、
中芯国際が中国国内で先端プロセスを量産できる数少ない企業であるため、
中国のAIブームの恩恵を受け、今後も供給不足の状態が続くと分析している。
天風証券によれば、中国国産の大規模AIモデル「Deepseek-R1」のリリース以来、
市場の反応は非常に良好で、高性能かつ低コストという特長が、
中国国内でのAIアプリケーションの普及を加速させると予測。AI端末の需要拡大により、
中芯国際の売上構成において、家電(40.2%)やインターネット・ウェアラブルデバイス(8.3%)の分野が、
従来の市場予測を上回る成長を遂げる可能性があるとしている。
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