20241126 CORGEAR Night イベントレポート~RWA(現実資産)トークン化ビジネス~
2024年11月26日(火)、渋谷のHoops Link TokyoでCORGEAR Nightが開催されました。
1.イベント概要
日本国内では、RWAのトークン化が非金融領域(宿泊券やウイスキーなど)や不動産STを中心に進められている一方で、海外ではより多様な金融商品がオンチェーン化されています。こうした違いに挑戦し、日本市場の可能性を広げようとする情熱的な登壇者たちが集結しました。
2. イベントの流れ
登壇者の主なプレゼンテーション
竹森様(株式会社デジタルアセットマーケッツ)
暗号資産交換業の実績や「ジパングコイン」の流通事例を紹介し、日本市場における独自の価値創出の可能性を探りました。
辰巳様(三井物産デジタルコモディティーズ株式会社)
三井物産の強みを活かした不動産や資源分野でのRWAトークン化の取り組みが紹介され、国内外の具体的な事例を通じて未来の可能性を示唆しました。
森田様(Securitize Japan)
米国の先進事例「BUIDL」を取り上げ、グローバル規模でのオンチェーン化が進む中で日本が学ぶべき点を提示しました。
トーク / Q&Aセッション
トークセッションでは、CORGEAR代表の川村も加わり、以下の3つのテーマが深掘りされました。
1.RWAトークンはなぜ必要なのか?
登壇者たちは、資産の流動性向上や取引の透明性を高める観点からRWAトークン化の意義を議論。特に、オンチェーンの住人が今後ますます増加していく世界に対応するために、RWAトークン化は必要かつ自然な進化であると論じました。
2.トークン発行時はパブリックチェーンであるべきなのか?
パブリックチェーンが提供する分散性と信頼性の重要性が強調される一方で、国内規制や技術的課題とのバランスについても議論が交わされました。これは企業の覚悟の問題でもあるものの、規制との兼ね合いを考慮しつつ、最終的には目指すべき方向性であるという意見が示されました。
3.このRWA領域で日本が優位になるには何が必要か?
規制整備、エコシステムの構築、人材育成の必要性が指摘される中で、特に重要なのは、オンチェーンの住人をいかに増やし、その世界をリードできるかという点です。この目標を達成するには、日本企業や関係者に大きな覚悟が求められることが改めて確認されました。
Q&Aセッション
参加者からは「Walletの普及方法」や「RWAトークン化のリスクと利点」について多くの質問が寄せられました。特に「Walletを意識させない仕組みがカギ」という意見には、多くの共感が集まりました。
3.懇親会
セッション終了後には、温かい雰囲気の中で懇親会が開催されました。参加者たちは美味しい料理とともにリラックスした時間を楽しみながら、業界の裏話や将来の可能性といった話題で活発に議論が進みます。
「初めての参加でも馴染みやすい」 「普段は聞けない具体的な話が飛び交っていて面白かった」 「とにかく和やかに和気あいあいと飲めるのでそれだけで楽しい」
といった声が多く、実際に毎月参加される方も着々と増えています。
4. 次回予告
次回は2025年1月23日(木)に開催決定!
ゲストには仮想通貨業界の第一線で活躍する仮想NISHI氏を迎え、「2025年の暗号資産業界の動向予測とRWA事業領域における留意点」をテーマに講演いただきます。
詳細と参加登録はこちら:
https://lu.ma/g7tfev9y
ぜひ次回もご参加いただき、熱気あふれる体験を共有しましょう!