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「やろう!」と思った決め手

なぜ、「コア・サポほけんしつ」を作りたいと思ったのか?


それは、昨年度のこと。
約500名が参加したセルフケアの講座に登壇する機会をいただき、
そこに参加してくださった、多くの女性たちから聞こえてくる声でした。

働く女性たち。
ご自身のことは後回しにしがち。
仕事、家事、育児、介護などやらなくてはならないことが山積。
自身の体調を崩してから、病院やメンテナンスをやろうと思うことがほとんど。

健康診断では特に問題なし。
症状が出ても、我慢できる程度なら我慢してみる。
時間が経てば症状が落ち着くと思っている。

痛みを感じ我慢できなくなってから、慌てて病院を探し医師に診てもらう。
最悪、入院や手術になり、会社を休職したり、それ以外のことが全くできなくなってしまう。

ヒトは痛みを知ってから行動に起こすことが多いと感じます。
後日、セルフケアの講座に参加した女性たちが、
個別にサロンまで足を運んでくださいました。

「もう少し早く知りたかった・・・」

皆さん、口々に言いました。
正しくて新しい情報をうまく獲得することができない。
毎日忙しくて、自分のことに手が回らない。
気が付いた時には、病気や離職、離婚など
人生が変わるほどの出来事になっていたのかもしれない。


そんなお声をたくさんいただき、
「私だからできることは本当にないのか?」と、日々考え続けました。

ここ数年、出前講座(健康研修)に関わることがグッと多くなってきました。
その中で感じたことを解決すべく行動したくなりました。


事業所の保健師さんと連携し、
エクササイズの静止画やテキストを作成し配布しました。
アンケートを取って、受講前後の変化があったか回答してもらいました。

でも、そもそも、
出前講座に参加する人は、健康に興味関心が高い方たち。
私が参加してほしい人は、運動や健康に対して無関心な方たち
「予防」の視点から気軽に参加できる環境を作りたいと思ったのです。


出前講座に参加できない人たち。
例えば、変則勤務、パートさん。
育児や介護があるから、終業後は即退社しなければならない人。
どうしたら、分け隔てなくサービスを受けられるのだろうか?

出前講座も単発がほとんど。
健康づくりを習慣化するためには、
細く、長く、コツコツと続けてもらうことが大切。


企業にとっての悩みは「人手不足」
離職や休職、労災などによって働く人材が失われる。
教育資金をかけても辞めてしまう。
もっと働きやすく、暮らしやすい環境を作ることが求められています。

心意的、肉体的な問題のどちらからも起こる健康問題を、
スマート&スムーズに解決する仕組みができないかと。


そこで考えました。
出前講座に加えて、継続フォローアップできる仕組みづくり。
集団でも、個別でも気軽に相談できる。
必要な、正しい、新しい情報を簡単に得ることができる。
ご自身の隙間時間に。
いつでも、誰でも、手軽に。
そして、身近なところにいるので、いつでも会える安心感。

県内で活躍する分野別の専門家を連携し、もっと身近なサービスとして、
事業所に、就労者に提供できる仕組みを作ります。

ここでは、分野別の専門家の活動や想いなどを綴っていけたらと思っています。
ぜひ活かしていただけましたら幸いです。

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