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野村HDについて調べてみた

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Next Stage of Growth 「次のステージ」

企業の成長を強く意識した標語?ですね。海外への積極的進出をしてから、その進出先の海外で大きな赤字を計上する事数回となっている印象。苦労してるんだろうなぁと言うのが率直な感想なのですが、そもそも島国日本の証券会社が世界を股にかけて出ていくぞ!という気概が凄い。それを数回の失敗で評価を下すというのも早計に感じています。というか、野村さんで海外出ていけないなら、日本の金融は殆どが国内止まりになってしまう…。力と気概のある同社が引き続きチャレンジをすると宣言しているこのキーワードは一般的な言葉の印象を受けつつも、期待感や願いを託したくなるよいワードだと思います。

パブリックに加え、プライベート領域へ

パブリックな投資、上場株とか債券トレードなどでは国内最大手の同社。これを土台にプライベート投資(不動産とかPE(プライベートエクイティ:非上場株)とか、ヘッジファンドも含むと思われる、あとはサステイナブル投資ということで、証券化商品とかも入ってくるのかなぁ?)で存在感のあるプレイヤーを目指しているという旨が統合報告書に記載がありました。現在絶賛拡大中のこの分野でトップを狙うというのも合理的で、先行するといわれている欧州系との差を日系の同社がどうやって埋めていくのか見ものですね。(がんばれ)

オルタナティブ投資

プライベートな投資として「オルタナティブ投資」が挙げられているわけですが、オルタナティブ=代替投資と言われ、株や債券という「伝統的資産」以外のもの(→不動産やPE、証券化商品、ビットコインとかもここに分類か)を指すと思われます。違ったらすみません。さてこれらの投資が拡大していくためにはリスクマネーが必要で、日本の投資家の眠る資金をどうやってリスクマネーとして動き出させるか。同社の手腕に期待ですね。非上場の企業に投資する上場投資法人(つまり、REITみたいなものか)の設立を目指しているなどこの部分への注力具合も伺われますね!

米国での巨額損失の確定

足元では米国のプライベートオフィスとの取引から2000億円以上の損失が発生しましたが、今期で損失額も確定し、次に向けての動きが始まるといったところでしょうか。いつまでも疑心暗鬼で損失が決まらないとか、後だしで情報が出てくるなどがなければ、素直によいニュースなのだと思います。

リスク管理・ガバナンスの強化

海外の損失もそうですが、足元の国内での守りもしっかりと必要なのかと思います。(一定の間隔で個人レベルの不祥事は出ますからね…)これは大企業であれば仕方ないともいえるのでしょうが、やはり金融機関には健全な従業員の方に勤めていただき、適切な金融サービスを受けたいですからね。

国内No,1は

国内ナンバーワン証券会社といえば?というとまずは野村證券で間違いなし。なんの異論も個人的には無いのですが、ネット証券(SBI、楽天など)の台頭についてはどのように考えているのか気になるところです。もちろん野村證券さんもオンライントレードがあるのですが、若者のメイン口座としてネット証券が位置を確立してしまったら、その後高所得者や高齢になる途上で野村證券さんにメインが切り替わる…というのも難しいかもしれないと考えると、ライト層の取り込みが今後10年で証券会社の位置関係を変化させる要因になるかもしれませんね(完全に個人的な考えですが…)


数字関係

売上高:2兆円に届かないところを行ったり来たり、ここを突破すると一つ前に進むのかもしれませんね。ここでは最終利益しか見ていないので、論じることができませんが、セグメント別の動向や推移をみると同社の見え方が違ってくるような気もしています(特に国内と海外の比率や推移は興味がありますね)

結びに

国内最大手・最強の証券会社様について見てみました。なんというか、最大手で全方位にコメントがされている感じ。独自色というものを業界トップに求めるのも違う気がするので、業界トップを引き続きひた走ることができるのか、という点を見ていきたいなと思いました。(個人的にはキーワード、ビジョン、経営理念、ミッション、ビジョン、バリューいずれも言葉を選ばなければ無難な感じで刺さらなかったな…でもこれが業界トップの落ち着きなんだろうなと逆に納得)

今回紹介をした企業様 https://www.nomura.com/jp/



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あおたん
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