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こんな仕事をしたくないから勉強する!…ではなくて


「将来のリーダーになるだろう子たちだからこそ
エッセンシャルワークを体験した方のがいいのではないだろうか」

この言葉がずっと引っかかっていて、
先日、カチッ と、私(夢の木Lab.)の願いとつながりました。

少しいきさつを。

熊野

(4連休中 熊野古道を歩いてきました。エネルギーの高い場所でした^^)


10月から高校にキャリア教育を推進するものとして配属されます。

その研修が8月末にあり、そこで出た課題が
配属先の学校に合う「職場体験先」を提案する】でした。


私は、配属される学校が生徒の100%が進学する高校の為、
そこ子たちが付くであろう職、市役所、士業の事務所、研究所…などなどをピックアップしました。

それを見て、いただいたフィードバックが、

「将来のリーダーになるだろう子たちだからこそ、
エッセンシャルワークを体験した方のがいいのではないだろうか」


エッセンシャルワークとは、私たちが生きるのに不可欠な職。
具体的には、1次産業(農業)や物流、スーパーなどの店員さん。

(このコロナでこれらの職が話題になっていましたね)

それらは、肉体労働であったり、危険な職だったりすることが多くあります。

そして、それが低賃金であることも多い。


こういった職をちゃんと体験しておく。
いや、むしろ、知っておかねばならない職なのでしょう。

指導員のアドバイスに……とっても、納得。


その一方、進学校の子たちがこのエッセンシャルワークの体験をしたら、何を感じ、何を思うのだろう?
と不安もありました。


体験から、何をどう感じても、それはその人の者であるから「自由」

しかし、これだけは避けたいと思ったのです。

「こんな大変な仕事なんて嫌だ。もっと勉強しよう」
差別的な見方を強化すること。

職業に貴賤はないとは言いながら。

職業に貴賤はないと言いながら、
今の世の中には、職業に対して何か「良い・悪い」の印象があると思います。

なんとなく、職業を見て、これまでのその人の生き方を判断したり。
自然とかかるバイアス。

「いい会社に入り、安定した職に」そんな考えもこれなのかもしれません。

極端に言うと、
一般にいい職に就いた人は、がんばった人で、価値のある人。
そうでない人は、サボった人。
なんておもいきり偏った考えになっているかもしれません。

勝ち組負け組

といった言葉はとってもとっても嫌いなのですが、これがあらわしているかも知れません。

子どもたちに育みたい職業観

飛行機は、片方の翼だけでは飛ぶことができません。
自分が片方の翼ならば、もう片方の翼を誰かが担ってくれているからこそ、飛ぶことができます。

これは世の中の仕組みと同じだと思うのです。

辛い仕事、大変な仕事、危険な仕事、汚れる仕事……
これは、その人が努力不足だからつくのではない。

もちろん不本意な人はいるだろうとは思う。
(だからこそ、キャリア教育が大事なのだ)

けれど、どんな仕事であれ、その人がどんな仕事についていようと、その人の人生全体をリスペクトする、感謝する気持ちは持ってほしい。

そしてもう一つ

与えられた力は誰かを守る力に

リーダー層になるであろう子たちが得られる知識、できる努力は、
低所得になりがちな、エッセンシャルワーカーを守ることに力を使ってほしい。

安全に、そして幸せに、その人が持つ力を発揮しながら豊かに働くために、世の中の仕組みを考えたり、サポートしたり。

今は、そうでない現実があるから。
大切な職なのに、守られない、なんていう。

これは、職業観を「仕事とは奉仕である」とか、自分を犠牲にすることを言っているのではありません。

自分の人生を豊かに、より良くするために、勉強・努力をすることは悪いことではなく、まず何より大事なこと

金持ちになりたいと思うこともOK

しかし、それを「自分だけ」で抱えるのではなく、その努力の場と知識を備える力を与えられた役割として、人(や地球)を守ることに使ってほしい

職業に貴賤はない。
あるのは、役割分担だけ。

それぞれの人生(職業)に対するリスペクトと、感謝、貢献。

そして
それぞれの強み(神様からの贈り物だと思ってる)を活かせるよう互いに支え合えるように。

これは、私(夢の木Lab.)の理念でもある
「だれもが互いの夢を応援できる世界に」につながる

誰に勝つとか負けるとかではない
お互いを認め合い、支え合う世界に向けて。

そんなセンスを学校で育んでいきたい

方法も、可能性も全く未知ですが、この願いを握りしめて学校勤務楽しもうと思います^^♪


ところで…このnoteでは報告していなかった…?!

10月から高校で、キャリア教育を推進する専門家として常駐します^^*


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