子どもとフォレストカレッジ2023
先日楽しみにしていた子どもとフォレストカレッジが無事に終わりました。ものすごく楽しくて、終わっても余韻の残る幸福感が続いています。
先日受講した佐伯胖先生の「それってなんのためってなんのため?」の話を振り返りながら幸福感を紐解いてみたいと思います。
目的が曖昧な身体性のワークショップが行われる時、事前に理解してからじゃないと参加を躊躇ってしまうケースがあります。そもそも「何の為?」ってどうして思ってしまうんだろいうという問いが出発点。
佐伯先生の言葉で私が好きなのは「根源的能動性」という言葉。生まれた赤ちゃんには意志がある。誰もが持っている能動性。それがいつの間にか他者の意図を原因に行動してしまうようになる。
人が人間らしく生きるには目的からはみ出る経験が必要。
自主性を育てる「自主的活動をさせる」と言ってしまうとすでに「自主的」ではないというパラドックス。
今回企画した段階で私は目的を作ってしまっていたかもしれない。でも蓋を開けてみたらそこは自由。その自由が心地よくて、楽しくて、面白くて、ワクワクしながら子どもたちの自由な発想、感じ方に目を向けて子どもの想いと並んでいた。
他人の意図を読んでの行動じゃなくて、言わされるものじゃなくて、感じた心に出会える瞬間が最高。
大人になって意図を汲まないといけない場面ってあるけど、その中でも自由を感じる余白を作り出すことは忘れずにチャレンジ。不満を言う暇を余白に変えてみること。
でも最終的にはその場にいる人たちと一緒に納得するものを創りあげたい。私の自由が他の人の自由になるとは限らないことを肝に銘じて。
中学生の頃担任の先生から
「なんでも面白がって取り組める順子さんはこの先幸せな人生を送ることができると思うよ」
と言葉をもらったことを思い出す。
素晴らしい場づくりをしてくださった小林さんに感謝。
一緒に場を作ってれた皆様ありがとうございました。