Googleが殺される日:ChatGPTの影響力
昨年時点で、Googleの検索エンジンシェア率は、日本国内約75%、全世界で約90%と圧倒的な寡占状態です。
どんな企業であれ、永遠にトップであり続けることは、ありえないことは歴史が証明しています。Googleへの有力な刺客が最近現れています。そのうちの一つが、OpenAI社が提供しているChatGPTという対話型AIサービスです。
質問をすると、内容を解析して、かなり流暢な会話文で回答を出してくれます。現時点では、間違った回答も多いですが、AIの発展は早いので、すぐに課題は解消されていくでしょう。
現在、検索ニーズが出たときに、TwitterやInstagramで検索する人も多くなっていますが、Googleで検索する人も大勢存在します。そのため、Googleは広告市場でもTopを寡占できているわけです。
今後、検索ニーズが出たときに、人々がChatGPTのような自然言語で対話できるAIサービスを使うようになってしまうと、当然Googleの広告市場における地位は低下します。いま、圧倒的に高シェアであるため、Googleは失うものが極めて大きいといえます。
Google殺しのために、マイクロソフト等の他IT企業も動いています。
Excel・PowerPoint・Word等のMicrosoft Office製品は、ビジネスの現場にてまだまだ頻繁に利用されるツールです。メールは、メッセージサービスに代替されつつありOutlookの将来は微妙かもしれませんが、Teams等のオンライン回議・メッセージサービスもよく使われています。
こういった普段使いのツールでChatGPTが利用できるようになると、わざわざブラウザーを立ち上げて検索するよりも便利になる可能性があります。
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