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両家に一体感が生まれる 家族婚におススメの 演出&過ごし方

少人数ウェディングにおススメのパーティー演出

家族・親族だけの結婚式だと盛り上がるかどうか、心配という方も多いのではないでしょうか。特に、日本人はパーティー慣れしている人も少ないので、家族や親族の顔を思い浮かべると、不安がよぎるのは当然かもしれません。でも、家族や親族、ごく親しい友人だからこそ、一体感が生まれ、温かく和やかな雰囲気で過ごす方法もあります。ここでは、20名前後の少人数ウェディングにおススメのパーティー演出をご紹介します。

■ ゲスト1人1人を新郎新婦が紹介する
-5W1Hで具体的・簡潔に-

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パーティー中に、新郎新婦自ら、それぞれの家族や親族、親友を1人1人紹介するのもおススメです。70、80名のパーティーでは、家族や親族でさえ、名前程度しか紹介できませんが、20名前後なら1人1人にフォーカスすることができます。ゲストには食事を楽しみながら聞いていただきましょう。

基本的には事前に原稿を用意しておきますが、この時のポイントは、1人1人との思い出や人物像を具体的に紹介すること。「優しい」「おもしろい」といった形容詞ではなく、いつ・誰が・どこで・何を・なぜ・どうしたなど、5W1Hを意識して、その人とのエピソードや人柄を表現しましょう。一言ずつで構いません。逆に1人あたり30秒を超えると間延びしてしまうので、長くなりすぎないよう注意しましょう。1人1人の人柄や新郎新婦との絆を全員と共有でき、温かいムードに包まれます。

ゲストにプレッシャーを与えない

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新郎新婦がゲスト紹介するメリットは大きく2つ。1つは、ゲストにプレッシャーを与えずに済むこと。人前で話し慣れている人もいますが、中にはマイクを向けられるだけで極度に緊張してしまう人もいるので、せっかくのパーティーを楽しめなくなるような負担はかけないように意識しましょう。2つ目は、紹介されたゲストが「そんな風に思ってくれていたんだ」と喜んでくださること。2人にどう思われているかを聞く貴重な機会にもなります。

■ “プチ”ミッションをクリアせよ!
-それぞれにとって少しだけ勇気のいるお題を-

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ゲストにさほど負担をかけず、且つ、趣向を凝らしたゲームを楽しむのはいかがでしょうか?

CORDYでは、ゲスト1人1人に“おもしろミッション”をクリアしてもらうゲームを考えてみました。椅子の裏やショープレートの下にそのゲストにぴったりのミッションを忍ばせて、パーティー開始後、リラックスした頃を見計らって「パーティー中にクリアしてください」などとルールを伝えます。

ゲストに渡すミッションは新郎新婦で考えましょう。たとえば、夫婦で参列する親戚なら「新郎新婦がいない間に高砂に座ってツーショット写真を撮る」、お酒好きな叔父さんなら「ワインボトルを1本開ける」、子どものゲストだったら「この謎を解いて宝物を探し当てよう」、祖父母なら、アゴ下ピースや虫歯ポーズなど「若い子のポーズで写真を撮る」など。ポイントは、そのゲストにとって、ほんの少し勇気がいったり、照れくさかったりする、でもさほど負担にならないことです。

ミッション達成の様子はエンドロールで発表

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ミッションは本人の他に、カメラマンにも伝えておき、1人1人がミッションをこなしていく様子を撮影してもらいましょう。帰り際に、記念写真としてプレゼントしても、洒落が利いています。

その写真をエンドロールにまとめて「皆様、本日のミッション達成、ありがとうございました」などと紹介すると「あの人のミッション、あれだったんだ」などと、最後まで盛り上がれるのではないでしょうか。

■ 手作り料理に感謝を込める
-おもてなしの気持ちを表現‐

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たとえば、食事の「シメ」に新郎がお寿司を握る、新婦がデザートを盛り付けるなど、ゲスト1人1人への感謝の気持ちを込めて料理を振舞ってみませんか?

70~80名のパーティーでも、新郎新婦がゲストの前でカクテルを作ったり、デザートの仕上げをしたりする演出がありますが、あくまでもパフォーマンスの1つ。全員に振舞えるわけではありません。でも、20名前後なら1人1人に提供することができます。

そこまで手をかけるのは難しいという場合は、1人1人にお酌をするのも1つの方法。お酒を注ぎながら、感謝のメッセージを伝えることで、おもてなしの気持ちが、より強く伝わります。

-まとめ- 
押さえておきたいおもてなしの極意

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結婚式は、単に会食するだけでなく、スピーチや余興などのイベントを取り入れながら記憶に残る1日を創っていきますが、ゲスト人数に関わらず押さえておきたいポイントがあります。

1つ目は、ゲストに負担をかけないこと。結婚式当日、いきなりマイクを向けて2人へのメッセージをお願いするというのもおススメできません。人前で話し慣れている人はさほど多くなく、何を言えばいいか戸惑い、言った後も「もっと相応しいコメントがあったのに」と後悔させてしまったりします。ムードメーカータイプの親戚・親友でも「何かおもしろいことやってくれそう」などと期待をかけるのではなく、あくまで「ホストは新郎新婦」というスタンスでイベントなどを企画しましょう。

2つ目は、できるだけ多くのゲストが共感できるようにすること。パーティー中に、参列できなかった友人からのメッセージ動画などを流す演出も増えていますが、面識のない人のメッセージを見てもらっても、共感や一体感は生まれません。アイデアをひらめいたら、ゲスト1人1人の顔を思い浮かべ、「本当に楽しんでもらえるだろうか?」などと、一度客観的に考えた上で判断することをオススメします。